派遣会社から仕事の紹介を受けるにあたり、条件を確認した上で就業を決めたことと思います。
ですが、いざ仕事をすると仕事内容・人間関係などが想像と違い、辞めたくなることもあるはず。
あれこれ思い悩んでいると、会社に行きたくなくなってしまいますね・・。
そんな場合に、「無断欠勤でフェードアウトするのはアリかな…」と思っていたら要注意!
きちんとリスクのことも頭に入れる必要があります。
派遣を休んだままで辞めるのには、どんなリスクがあるのでしょうか?
休んだままで辞める主なリスクが5つ。
どのようなリスクがあるのかをお伝えしていきますね。
無断欠勤をしてしまうと、その後が大変になります。
辞めるにせよ、気持ちを入れ替えて続けるにせよ、どちらにしても厳しい状況に・・。
休んだままで辞めようと思うリスクを頭に入れておきましょう。
もしも、無断欠勤をしてしまった場合のお詫びの問答例もご紹介しますね!
まずは、休んだままで仕事を辞めるべきではない理由についてお伝えしていきます。
目次
休んだまま辞めるべきではない理由5つ
仕事を休んだまま辞めると、あなたが考えている以上にリスクがあると考えるべき。
そこで、休んだまま辞めるべきではない理由をご紹介します。
どんなリスクがあるのでしょうか?
主なリスクが下記の5つ。
- しつこく連絡が来る
- 解雇になる
- 次の仕事に支障が出る
- 貸与品を返す必要が出てくる
- 給料が手渡しになる可能性
それぞれについて見ていきましょう!
① しつこく連絡が来る
派遣会社や派遣先から、何度も電話やメールが来る可能性が高いです。
あなたの無断欠勤によって、派遣先では業務に支障を来たしているはず。
派遣先の担当者は、派遣会社もしくはあなたに連絡をするでしょう。
また、知らせを受けた派遣会社も、あなたに連絡をしますね。
結果として、派遣会社・派遣先の両方から連絡が来るのです。
連絡はあなたの安否確認を兼ねたものでもあります。
そのため、しつこく連絡が来ることでしょう。
それでもあなたに連絡がつかなければ、直接あなたの自宅まで出向いてくる可能性も。
そうなってしまえば、大変な状況に・・。
言い訳をしてやり過ぎすことは、まずできませんね^^;
無断欠勤をすると、しつこく連絡が来るということを頭に入れておきましょう!
② 解雇になる
無断欠勤で休んだまま辞めることは、とても非常識なこと。
休む時には事前に連絡をすることが社会人のマナーです。
解雇になったとしても、不思議ではありません。
無断欠勤による解雇となれば、離職票や保険関係の書類が届かない可能性があります。
通常の退職とは、大きく異なるので・・。
離職票がないと、失業保険の申請が出来ません。
保険関係の書類がないと、次の就職先で書類がない理由を尋ねられるでしょう。
まさか、「前職を休んだままで辞めたから、保険関係の書類はありません」とは言えないですよね^^;
解雇という扱いになると、後々に大きな支障が出てきてしまいます。
③ 次の仕事に支障が出る
休んだままで辞めたのであれば、まず同じ派遣会社に次の仕事紹介を頼むことはできません。
あなたへの信頼はほぼ0になっているでしょうから・・。
もしかすると、「派遣会社は他にもたくさんあるから、問題ないのでは?」と考えるかもしれません。
ですが、他の派遣会社に登録をする時に「なぜ今までお世話になっていた派遣会社を辞めて、うちに来たのですか?」と尋ねられたら、どう答えるでしょう?
その状況を細かく聞かれてしまえば、あなたはシドロモドロになってしまうはず・・。
仕事探しがとても大変になりますね。
次の仕事に支障が出ることを頭に入れておきましょう。
④ 貸与品を返す必要が出てくる
派遣先や派遣会社から何か貸与されていませんか?
例えば・・・
- 入館用のカード
- ロッカーの鍵
- 制服
- 情報が入った資料や書類
などです。
貸与品がある場合には勿論、返却する必要があります。
休んだまま辞めてしまったら、貸与品を返すハードルが高くなるでしょう。
ただし、そのままにしておけば、警察に連絡される可能性もあります。
貸与品を返却する必要があることも、頭に入れておきましょう!
⑤ 給料が手渡しになる可能性がある
休んだまま辞めたとしても、辞めるまでに働いた分は、基本的に給料が支払われます。
ただし、契約内容によっては、無断欠勤分と相殺されることも・・。
給料が支払われる場合でも、銀行振込でなく、手渡しでの支給になる可能性があります。
つまり、派遣会社に行かなければ、給料を受取れないということ。
そうなれば、無断欠勤に加えて、さらに気まずいことになりますね。
無断欠勤した時にに電話をしてきた担当者に会わなければならない・・。
考えただけでも嫌な気持ちになるでしょう(泣)
以上、休んだまま辞めるべきでない理由5つについてご紹介してきました。
いかがでしょうか?
なかなかのリスクがありますよね^^;
無断欠勤をするとこんなリスクがあるのなら、「逆に休んだままで辞めることに、メリットってあるのだろうか?」と考えるかもしれません。
次の見出しでは、休んだままで辞めるメリットがあるのかを考えてみましょう。
休んだまま辞めることにメリットは?
休んだまま辞めることに何かメリットはあるのでしょうか?
結論から言うと・・・
メリットはない
デメリットに関してはご紹介したように多くあるものの、メリットはありません。
色々な人に迷惑を掛ける辞め方ですからね・・。
リスクばかり背負うことになるので、休んだまま辞めることはオススメしません。
その場の勢いで後から後悔しないようにしましょう。
不満や悩みなどがあれば、無断欠勤をする前に派遣会社の担当者に現状を伝えることが大切。
どんなことで悩んでいて(不満を抱えていて)、どうしてほしいかということですね。
内容は担当者がイメージしやすいように、分かりやすく伝えましょう。
相談するのは、派遣先ではなく派遣会社の担当者です。
あなたは派遣会社に所属する派遣社員なので。
あなたからの申し出によって、環境が改善する可能性もあります。
人間関係や仕事内容などで悩んでいた場合、改善すれば嬉しいですね。
もしも、スキル不足などあなた自身に問題があったとしても、何らかしらの考慮をしてくれる場合が多いです。
休んだままで仕事を辞めるとメリットがないことは、お分かりいただけたでしょうか?
ちなみに、もしも無断欠勤をしてしまった場合は、どんな対応をすべきか気になりますね。
次の見出しでは、無断欠勤をした場合のお詫び例をご紹介していきます。
無断欠勤をした際のお詫びの問答例【電話】
この見出しでは、無断欠勤をしてしまい、電話でお詫びをする例についてお伝えします。
問答形式でご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
〇〇社(派遣先)に就業している例文花子と申します。
本日ご連絡をせずに、欠勤をしてしまいました。
大変失礼なことをしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
例文さんが出社しておらず連絡もないということで、〇〇社の皆様が心配してましたよ。
私からも何度もお電話しましたが、つながらず心配しておりました。
本日はどうされたのでしょうか?
実は先月から仕事内容について自信が持てなくなり、悩んでいました。
折角紹介してくださった企業様なので、頑張って出勤していましたが、日を重ねるうちに精神的に辛くなってきまして、ここ数日は無理して出社していました。
今朝は起き上がることが出来ず、欠勤の連絡をすることすら困難になってしまいました。
ご心配をおかけして、本当に申し訳ありませんでした。
そうでしたか。
心身ともにそんな状態だったのですね。
それならば、悩み始めた段階で相談していただきたかったです。
ですが、例文さんが無事だと分かり、ひとまず安心しました。
今はお体の状態はいかがですか?
しばらくの間横になっていたので、体調はかなり回復しました。
そうでしたか。
今日はこのお電話にて、欠勤のご連絡を承ったことにします。
まずは今日1日、ゆっくり休養をお取りください。
〇〇社には、私から欠勤の旨を連絡しておきます。
ありがとうございます。
今後の対応につきましては、改めてゆっくりお話を伺い、ご相談させていただけたらと思います。
明日に再度お電話しますので、その時に体調がよければ例文さんの仕事上の悩み、お困りの点をお聞かせいただけますか?
承知いたしました。
ご配慮いただきありがとうございます。
仕事の復帰は一度私と話をしてからの方がよいと思うので、〇〇社には、明日も休養の旨を伝えておきます。
ありがとうございます。
この度はご迷惑をお掛けして、大変申し訳ありませんでした。
お詫びをする際のポイントとしては、以下の3点が大事です。
- 無断欠勤した旨を素直に詫びる
- 無断欠勤の理由を正直に述べる
- 今後の対応について、相談する機会を設けてもらう
万が一無断欠勤をしてしまった場合には、心を込めてお詫びすることを忘れずに!
まとめ
派遣を休んだまま辞めると考えた場合について、振り返っておきましょう。
① しつこく連絡が来る
② 解雇になる
③ 次の仕事に支障が出る
④ 貸与品を返す必要が出てくる
⑤ 給料が手渡しになる可能性
ご紹介したように、休んだままで辞めようとするとこのようなリスクが発生します。
軽い気持ちでバックレを考えている場合は要注意。
後々が非常に大変なことになるので、休んだままで辞めようとするのは、絶対に避けましょう!
特に、給料が手渡しになるのはキツいですよね^^;
派遣会社の担当者に強制的に会わないといけないわけなので・・。
休んだままで辞めるのは、非常にリスクが多いです。
その反面、メリットは何もありません。
無断欠勤をする前に、困っている点・悩みがあれば、派遣会社の担当者に相談しましょう。
状況が改善される可能性があります。
無断欠勤という逃げの方向に走るのではなく、改善に向けた行動を起こすことが大切。
くれぐれも、休んだままで辞めるということは止めましょうね!