一対一で名刺交換をする際は、持ち方の意識は特にしていないかもしれません。
ですが、複数人と行う場合には、どうすればよいのか困ってしまうもの^^;
例えば・・・
- 一回一回名刺を取り出すと、相手を待たせるのでは…
- 名刺はどう持てばいいんだろう?
- 受け取った名刺は、どう持てばよいのか?
などその場で疑問に思っても、時既に遅し・・
焦って名刺をバラバラと床に落としてしまえば、目も当てられません。
では名刺交換を複数人と行う際の持ち方は、どうすればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
名刺交換を複数人と行う場合のマナー
名刺交換をスムーズに行えなければ、恥ずかしい思いをすることでしょう。
社外の人となれば、わざわざ名刺交換の方法を教えてくれません。
そのため、しっかりと手順を把握しておく必要があります!
名刺交換ということは、ただ渡すだけではありませんね。
そう、受け取る・机(テーブル)に置くという手順もあるのです。
そのため、複数人と名刺交換をする際の一連の流れをしっかりと把握しておきましょう!
まずは、複数人と名刺交換をする際の、名刺の持ち方からお伝えしていきますね。
目次
複数人に名刺を渡す場合の持ち方
相手が一人の場合であれば、持ち方をそれほど意識する必要はありません。
しかし、複数人となれば話は別。
相手の人数に合わせた枚数を事前に準備することが必要です!
名刺交換する相手が3人だったら3枚、5人だったら5枚、あなたの名刺を用意しておきます。
その名刺は、名刺入れのカバーの下に前もって挟んでおきましょう。
相手に名刺を渡す時に、名刺を1枚ずつ取り出します。
そうすると、スムーズな名刺交換ができるので、頭に入れておいてくださいね!
以上を踏まえた上で、まずは下記の動画をご参照くださいませ↓
相手に名刺を渡す流れを具体的に解説していきます!
① 名刺を渡す準備をする
名刺入れの間から、名刺を1枚取り出します。
相手から見て逆さまにならないよう、向きを変えて準備をしましょう。
人差し指と親指で挟んで、持ってくださいね。
もしも、同時交換をする場合には、右手と左手の使い方に気をつけること。
それが、左手⇒名刺入れを持つ・右手⇒名刺を持つのがポイントです!
逆になると、あなたの名刺と相手の名刺の向きが重なり、恥ずかしい思いをしますよ^^;
どちらの場合でも、スムーズにできるようにしておきましょう!
② 名刺交換をする時の持ち方
名前・社名・会社のロゴなどが、指がかからないように名刺を持ちます。
指で隠れてしまうような持ち方は、マナー違反なので注意してくださいね!
名刺を渡す際には、「〇〇株式会社の〇〇と申します。よろしくお願いいたします。」と名乗るのを忘れないこと。
その時には、会釈のように軽く体を前に倒すと、相手とスムーズに名刺交換ができますよ。
③ 次の名刺の準備をする
相手の名刺は自分の名刺入れの下で持っておきましょう。
ただし、ここで安心してはいけません!
すぐに次の相手との名刺交換の準備が必要です。
次の相手に渡す名刺を、名刺入れから取り出しましょう。
名刺入れのカバーの下に前もって挟んでおいたことが、ここで活きますよ!
以上、流れとしては①から③の繰り返しになります。
名刺交換なので、渡した後は受け取りますね。
次の見出しでは、名刺の受け取り方について見ていきましょう!
複数人と名刺交換する場合の受け取り方
先程は相手に名刺を渡す流れについて、お伝えしてきました。
渡し方とともに、受け取り方も大切なので、しっかりと頭に入れてくださいね!
① 名刺を受け取る
相手の名刺を受け取る際には、「頂戴いたします」と述べて受け取ります。
渡す側と受け取る側を同時に行わない場合には、名刺を両手で受け取りましょう。
その際には、相手の名刺を人差し指と親指で挟むような持ち方にしてくださいね。
もしも、同時交換の場合には、左手のみで名刺を受け取ります。
この場合も、人差し指と親指で挟むような持ち方にしましょう。
渡す時と同様に、文字やロゴなどを隠さないように気をつけること。
受け取った名刺は、名刺入れの下に控えておいてください。
持ち方は、薬指と小指で持ちましょう。
② 2人目以降の名刺の持ち方
2人目以降に受け取る名刺は、下に下に重ねていきましょう。
こうしておけば、着席した時に名刺交換をした順番に名刺が揃った状態になります。
名前と顔が一致するので、間違いを予防することができますよ^^
これで複数人と名刺交換をする流れが、ある程度つかめたのではないでしょうか?
名刺交換が終わって着席をする場合には、安心してはいけません!
その場合には、机もしくはテーブルの上に相手の名刺を置くのがマナー。
次の見出しでは、着席後の名刺のマナーを見ていきましょう!
名刺を複数枚受け取った場合の置き方
受け取った名刺は、相手の座席順に置くのがマナー。
ここで先程、下に下に重ねたことが活きます。
順番を変えずに、そのまま名刺を起きましょう。
複数人から名刺を受け取った場合には、基本的に名刺入れの上に名刺は置かないこと。
下記のように、名刺と名刺入れは別々に起きましょう。
いざ着席したら、もらった名刺を相手が座った順番に合わせて、机の上に並べて置きます。
こうしておけば、相手の名前をスムーズに呼ぶことが出来ます。
名刺交換をした相手の名前を間違えるのは失礼なので、ぜひ意識してくださいね!
複数人と名刺交換を行う場合には、不慣れなことも多いかもしれません。
ですが、一度マナーを身につければ、次回同じ場面に遭遇しても慌てなくなります。
ビジネスマナーを踏まえた対応で、人間関係を上手に築いてくださいね!
まとめ
名刺交換を複数人と行う場合について、振り返っておきましょう。
◎ 必要な枚数分を名刺入れのカバーの間に挟んでおく
◎ 同時交換の場合には、名刺を右手に、名刺入れを左手に持つ
◎ 文字やロゴが指で隠れないように持つ
複数人と名刺交換をする際には、スムーズさが大事。
一人一人時間がかかっては、それだけで印象がよくありません^^;
あらかじめ人数分の名刺をしっかりと用意しておきましょう!
また、名刺交換という名称からも分かる通り、相手からの名刺を受け取ります。
複数枚受け取ることになるので、どう対処すればよいか困ってしまいがち・・。
その際には、名刺入れの下で薬指と小指で持っておきましょう。
そうすると、複数人から名刺を受け取っても、名刺のやり場に困ることがありません。
受け取った名刺は、下に下に重ねていくことを忘れないでくださいね!
名刺交換は、相手との関係を築く大事な一歩。
新しい付き合いが始まる、新たな仕事が始まる、といった意識で丁寧な対応を心掛けていきましょう!