派遣社員として内定をもらったけど辞退したい。でも理由が・・・
顔合わせを経て内定をもらったにも関わらず、モヤモヤしていることでしょう。
乗り気でない会社(仕事)であれば、キッパリと辞退することも大事。
働き始めてからでは、手遅れになってしまうので^^;
でも、内定をもらった後だと、結構断りにくいですよね…。
どんな理由で断ればいいのか、迷っていることかと思います。
派遣で内定後に辞退したい場合には、どんな理由にすればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
よくある3つの理由例
派遣社員として内定をもらった後の辞退は、紹介時に断るのとはわけが違います。
辞退する理由を聞かれますし、怒られる可能性も十分にあるでしょう。
それでも「この件は辞退したい!」と意思を決めたのであれば、しっかりと断ることが大切。
でも、理由には注意をしましょう。
下手な理由を伝えてしまうと、派遣会社の担当者への印象が悪くなるので…。
分かりやすくお伝えするため、理由例を問答形式でご紹介しますね!
あなたに当てはまっている理由、近い状況の理由であれば、ぜひ状況をイメージしてくださいませ。
それでは、内定を辞退する際の理由について見ていきましょう!
目次
内定を辞退する際にはどんな理由で伝えればいい?
内定が出るまでに雇用条件を考える時間はありましたし、顔合わせで会社の雰囲気を見る機会もありましたよね。
どんな理由を伝えても、「そんなこと今さら言われても・・・」という派遣会社の担当者の声が聞こえてきそう(泣)
それでも、断る際には理由を伝える必要があります。
辞退の旨を伝える際には、必ず口頭で伝えましょう。
メールで連絡をしたくなる気持ちは分かりますが、事の重大さを考えて直接訪問もしくは電話にすること。
ただし、直接訪問の場合はアポイントを取るなど手間がかかりがちなので、ここでは電話の場合でお伝えしますね!
早速問答例を見ていきましょう。
お世話になっております。
先日〇〇社の顔合わせの機会をいただいた鈴木です。
お世話になっております。
今日はどうされましたか?
大変申し上げにくいのですが、その〇〇社の内定を辞退させていただきたくお電話しました。
え!?今さらどうしてですか?
理由を教えてもらえませんか?
内定が出てから断る時には、どんな理由にすればよいでしょうか?
ここからは理由別に解説します。
3つの理由例を見ていきましょう!
他の会社から内定をもらった場合
実は他の会社から内定をいただきました。
〇〇社の後に受けた会社であったため、ご連絡ができておりませんでした。
今回はご迷惑おかけして申し訳ありませんが、辞退させてください。
派遣で仕事を探しているからには、他の派遣会社に登録したり、転職活動をすることがあると思います。
タイミングが悪いですが、正直に伝えましょう。
事前にいくつか同時進行で受けていると担当者に話していれば、波風が立ちにくいです。
仕事内容で納得できない部分があった場合
顔合わせ後に仕事の内容について再度考えたのですが、イメージと異なる部分がありました。
このような状態でお引き受けするのはご迷惑がかかるので、大変申し訳ありませんが、辞退をさせていただきたいです。
実際に働けば、イメージが変わっていくかもしれませんよ。
せっかく内定が出たので、働いてみてはいかがですか?
先日の顔合わせでのお話では即戦力をということでしたし、かなり専門性を求められると感じました。
万が一途中で辞めたいとなれば、ご迷惑をお掛けすることになるので、申し訳ございませんが、辞退でお願いいたします。
仕事内容が理由の場合には、引き止められることが多いです。
ですが、一度辞退すると決めたのであれば、辞退の意思を貫きましょう。
わだかまりがある状態で引き受けると、後々が大変になるので^^;
金銭面で納得できない部分があった場合
顔合わせ後に再度条件面について考え直したのですが、金銭面での不安要素を感じてしまいました。
生活面で不安を抱えながら働くことは避けたいため、辞退をさせていただきたいです。
時給の話は、顔合わせ前に説明していましたよね。
一日の就労時間や月の勤務日数を考慮すると、どうしても金銭面がネックとなりました。
私の浅はかな考えによって、ご迷惑をお掛けすることになり、大変申し訳ございません。
生活がかかっているので、お金は働く上で大切な要素。
今後も給料面を重視されるようであれば、きちんと担当者に伝えておいてくださいね!
ですが、もしかすると「給料面は辞退の理由しにくい」という状況かもしれません。
そんな場合には、2つ目のように仕事内容を理由にするとよいでしょう。
ここまで3つの理由例をご紹介してきました。
内定後に辞退するというのは、派遣会社に迷惑をかけてしまうことになります。
そのため、申し訳ないという気持ちでお詫びをすることが大切。
ちなみに、内定後に辞退すると、あなたにはどんなリスクがあるのでしょうか?
次の見出しでは、リスクについて見ていきましょう。
内定後に辞退するとどんなリスクがある?
内定後の辞退は、どんなリスクが考えられるでしょうか?
主なリスクが次の2つ。
それが・・・
- 派遣会社との信頼関係が低下する
- ブラックリスト入りの可能性
それぞれについて見ていきましょう。
派遣会社との信頼関係が低下する
仕事を紹介してもらった時、顔合わせに行った時など、断るタイミングは何度かあったはず。
それにも関わらず、内定後になって断るのですから、派遣会社の担当者との信頼関係は少なからず低下するでしょう。
誠意をもって辞退の理由を伝えたとしても、担当者はよく思わないはずです。
内定後に辞退するのはルール違反ではありませんが、「今さらになって…」という印象を感じさせてしまうもの。
もしも、同時並行で他でも仕事を探している場合には、事前に担当者へ伝えておくことをオススメします。
事前に伝えておくことによって、あなたの身を守ることにもつながりますよ!
ブラックリスト入りの可能性
場合によっては、二度と案件を紹介してもらえなくなるブラックリスト入りの可能性もあります。
派遣会社では、登録スタッフの情報をデーターベースで管理していますので、内定後に辞退したなどの情報は残されています。
そのため、内定を辞退したことによって、「内定後辞退」の情報が書き込まれるでしょう。
今回が初めての場合であれば、1回目でブラックリスト入りは余程のことがない限りありません。
ですが、複数回繰り返してしまうと、ブラックリストに入る可能性は十分にあるのです。
正当な理由で内定後辞退をしたのであれば、ある程度考慮されるでしょう。
しかし、何度も内定後の辞退をする人だと、敬遠されることは間違いありません。
派遣会社の担当者からは、扱いづらい人というイメージがついてしまうので。
ちなみに、内定承諾後に辞退の場合はどうなのでしょうか?
内定後の辞退よりも、もっと厳しい状況ですね・・。
承諾後の辞退についても、頭に入れておきましょう。
承諾後に内定を辞退することはできる?
承諾後に内定を辞退することは、可能なのでしょうか?
その答えは・・・
辞退することは可能
内定の連絡を電話でもらい、口頭で承諾の旨を回答しただけであれば、まだ辞退は可能です。
しかし、契約書や誓約書など何らかの書面を交わした後であれば、何か条件が付いてくる可能性はあります。
主に考えられるのが次の2つ。
それが・・・
- ブラックリスト入りする可能性が高まる
- 損害賠償の話をされる可能性がある
それぞれについてお伝えしていきますね。
ブラックリスト入りする可能性が高まる
内定を承諾したということであれば、派遣会社の担当者はその準備をします。
また、派遣先企業側は当然来てくれるものだと思っているでしょう。
それが、承諾後に辞退ということであれば、派遣会社の担当者は派遣先企業に対して説明やお詫びが必要になるのです。
問題のある人だと認識されれば、ブラックリスト入りとなるかもしれません。
その派遣会社で仕事を引き受けることができない可能性があることを頭に入れておいてくださいね。
損害賠償の話をされる可能性がある
書面を交わして契約が済んでいる場合、何らかしらの損害が派遣会社に発生するでしょう。
派遣先企業と派遣会社との信頼関係に影響があるのは、間違いありませんので。
そのため、損害賠償の話をされる可能性があります。
ただし、派遣会社が派遣スタッフ相手に訴訟を起こすとなると、時間も費用もかかります。
この点を考えると、大事に至らないケースが多い場合が大半ですが、万が一のことも頭に入れておきましょう。
たとえ損害賠償の話まではされなくても、怒られたり、厳しいことを言われることは間違いありません。
承諾後に内定を辞退するのは、それなりの覚悟を持つこと!
内定承諾後に辞退する理由は、正直に話してくださいね。
変にこじつけた理由や嘘の理由を伝えれば、大変なことになりかねないので・・
まとめ
派遣で内定後に辞退する場合について、振り返っておきましょう。
① 他の会社から内定をもらった
② 仕事内容で納得できない部分があった
③ 金銭面で納得できない部分があった
顔合わせ前の辞退であれば、理由に関しては特に問題となりません。
聞かれない場合も多いでしょう。
しかし、内定後となれば話は別。
どうして辞退をするのかの理由を確実に聞かれるでしょう。
その際には、先程の見出しの問答例を参考にして、事前に内容を考えておいてくださいね。
内定後に辞退をすると、派遣会社との信頼関係の低下・ブラックリスト入りの可能性もあります。
初めてのことであれば、ブラックリスト入りはまずないでしょうが、担当者との信頼関係に影響が出ることは免れません…。
そのため、リスクがあることを頭に入れておいてくださいね。
辞退する際の理由をしっかりと伝えるため、何を話すかあらかじめ準備をしておきましょう!