慣れ親しんだ部署からの異動を命ぜられると、新たな環境の始まりです。
異動をすることが分かってからの間は、不安・期待・寂しさといったいろんな気持ちが湧きますね。
気持ちを切り替えて、新しい部署で頑張っていきましょう!
そのためにも、異動先での最初の挨拶が肝心。
異動初日には朝礼で紹介され、挨拶をしなければならないことでしょう。
でも、困ってしまうのが挨拶の内容。
まだ顔も名前も一致しない方々の前で、何を話せばいいんだろう・・
こんなことを思ってしまうかもしれません^^;
異動先での挨拶のスピーチは、どのような内容にすればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
好印象のスタートを切れるスピーチの例文
私自身今までに、異動初日に挨拶をした方を結構見てきました。
その時に思うのが「しっかりしているなぁ!」「この人大丈夫かな…」という二極化の感想が出てしまうこと。
もちろんあなたは、前者側に入りたいですよね!
人は第一印象で70%決まってしまうという説もあるので、最初の挨拶はとても重要。
今回は、部署異動の場合と勤務地が変わる転勤の場合の例文をそれぞれお伝えしていきます!
まずは、部署異動の場合から見ていきましょう。
目次
部署異動の場合のスピーチ例文
まずは部署異動の場合から、お伝えしていきますね。
新部署とはいっても同じ会社なので、顔見知りの人がいるかもしれません。
その場合には、緊張が少しほぐれると思います。
ですが、大半は知らない人でしょうから、ガチガチに緊張しないよう、あらかじめ内容を考えておくことが大切。
それでは例文を見ていきましょう。
おはようございます。
本日付で営業部に配属なりました、山田一郎と申します。
今年で入社4年目になります。
これまで所属していたマーケティング部では、主に商品〇〇の販売戦略を担当しておりました。
今までと仕事の内容は異なる部分が多いですが、一日も早く営業部で戦力となれるよう努力して参ります。
ちなみに、私の趣味はランニングで、定期的にマラソン大会にも出場しています。
仕事とプライベートの両方を充実させていきたいと思っています。
ご迷惑お掛けすることも多々あると思いますが、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
まずは新たな部署の人から、親近感を持ってもらうことが大切。
あなたがマナーを踏まえた人であること、親しみやすい印象を与えることを意識してくださいね!
そのためには、可能な限り例文のように趣味などを入れておきましょう。
新たな同僚との話のネタとなりますし、形式的な挨拶から脱却することができるので。
また、同じような趣味の方が入れば、親近感を持ってもらえる可能性も高いですよ^^
ちなみに、勤務地が変わる転勤の場合はどうなのでしょうか?
次も見出しで見ていきましょう!
勤務地が変わる場合のスピーチ例文
転勤で勤務地が変わったのであれば、知っている人が全くいないという場合が多いでしょう。
完全にアウェーな気持ちで背中が丸くなってしまいがちですが、こんな時こそ背筋を伸ばして元気よく挨拶することを意識してくださいね。
第一印象が非常に大事なので^^
それでは例文を見ていきましょう。
おはようございます。
本日付で東北支社の営業部に配属なりました、山田一郎と申します。
入社してからの3年間、東京本社の営業部に所属しており、〇〇関連商品の販売を担当してきました。
これまでの経験を活かし、一日も早く戦力となれるよう努力して参ります。
△△は初めて生活する場所なので、右も左もわからない状態です。
私は食べ歩きが大好きなので、休みの日には飲食店巡りをしようと思っています。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
勤務地が変わると、土地勘がないため、転勤直後は生活面で不自由を感じるでしょう。
趣味や食べ物のことなどを盛り込むことによって、転勤先の社員とコミュニケーションを取るきっかけになります。
仕事以外の話でも、話題が広がるきっかけになるため、意識的にあなたの話を盛り込むことが結構大事。
特に食べ物の話は、比較的誰とでも話をしやすい内容なので、ぜひ使ってみてくださいね^^
ここまで部署異動の場合と勤務地が変わる場合について、例文をお伝えしてきました。
異動先のスピーチでは、特に意識すべきポイントが3つあります。
まだスピーチをすることに多少なりとも不安があるという方は、ぜひ次に紹介する内容も頭にいれておいてくださいね。
それでは、次の見出しで意識すべきポイントを詳しく見ていきましょう!
異動先のスピーチで意識したい3つのポイント
異動先のスピーチでは、どんなことに意識すればよいのでしょうか?
特に大事なのが次の3つ。
それが・・・
- 話を30秒~1分にまとめる
- 自己紹介と抱負を必ず話す
- 個人情報を入れて親近感を出す
それぞれについて詳しく見ていきましょう!
話を30秒~1分にまとめる
長く話せば立派な挨拶ということではありません。
ダラダラとまとまりのない話を聞くのは、あなた自身も苦痛ですよね?
そのため、短すぎず長すぎずというのが理想的。
具体的には30~60秒にすると、聞き手の集中力が切れにくいです。
文字にすると200~300文字程度となります。
早口ではなく、ゆっくり・はっきりと話すようにしましょうね!
自己紹介と抱負を必ず話す
自己紹介と新部署での抱負は必ず入れること。
異動にせよ転勤にせよ、大半の方はあなたのことをよく知らないでしょう。
そのため、あなたが今までどこでどんな仕事をしてきたのか、自己紹介をしてくださいね!
また、あなたが今後どうしていきたいかを簡単に述べましょう。
「これから~を頑張る」「~を目指したい」など前向きな姿勢を伝えるのがいいですよ!
個人的な情報を入れて親近感を出す
よほど堅苦しい雰囲気でない限り、個人的な情報を入れることをオススメします。
個人的な情報がなければ、あなたの人間味が中々出てこないので^^;
まずは同僚とコミュニケーションを取り、着任場所の雰囲気をつかむことが大事。
そのためにも、趣味・興味のあること・好きな食べ物など、あなたの情報を挨拶に入れるようにしましょう。
少しプライベートを出すだけで、相手が親近感を感じてくれることが多々ありますよ^^
ぜひ個人的な情報を入れるということを、意識してみてくださいね!
まとめ
異動先での挨拶スピーチをする際のポイントについて、振り返っておきましょう。
① 話を30秒~1分にまとめる
② 自己紹介と抱負を必ず話す
③ 個人情報を入れて親近感を出す
朝礼でのスピーチでは、あまりに長すぎるのは禁物。
聞く方は集中力が切れてしまいますし、あなた自身も大変になるので・・。
そのため、30秒~1分という長すぎず短すぎない時間を意識してくださいね^^
また、スピーチの中で可能な限り入れるべきなのが、あなたの個人的な情報を話すこと。
個人情報と言っても、貯金額や家の住所などではありませんよ(笑)
趣味・好きな食べ物・休みの日の過ごし方など、あなたがこういう人だということを示す内容です。
同じ趣味の方がいたり、飲食店を教えてくれたりする可能性があります。
そうすると、一気に親近感が湧いてきますので、居心地が格段にアップしますよ^^
朝礼での挨拶スピーチをしっかりと行い、好印象で新天地のスタートを切っていきましょうね!