転職活動を頑張っていれば、複数の会社から内定をもらうことがあるでしょう。
沢山内定をもらえるのは、選択肢が増えるので喜ばしいことですね。
しかし、入れる会社は一つしかありません。
そうなると頭を悩ませるのが、入社しない会社への内定辞退の連絡。
メールで内定辞退の旨を連絡しようとしたところで、困ってしまうのが辞退の理由^^;
転職の内定を辞退するメールは、どんな理由を添えて送るのがよいでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
波風を立てない理由5選
転職活動をしていた私の友人で、2社から内定をもらった方がいました。
片方は断らなければならない状況で、どんな理由で辞退すればいいか悩んでいたんですね・・。
そんな状況で友人が知りたがっていたのが、客観的に見て相手に納得してもらえる理由。
そこで、内定を辞退する際に使える理由5選をご紹介します。
あなたの状況に合わせて、どれかを使ってくださいね!
そして、実際に理由を盛り込んだ例文もご紹介していきます。
- エージェントに送る例文
- 企業に直接送る例文
の2パターンでお伝えしていきますので、ご安心くださいませ^^
まずは、内定辞退の理由について詳しく見ていきましょう。
目次
波風を立てない転職辞退の理由5例
転職の内定辞退をする際に、波風を立てない理由にはどんなものがあるのでしょうか?
それが次の5つ。
- 他社からの内定が出たことを理由にする
- 職種や業界を理由にする
- 家庭の事情を理由にする
- 健康状態を理由にする
- 給料面を理由にする
それぞれについて、詳しく見ていきましょう!
他社からの内定が出たことを理由にする
実際によくある話であり、相手が納得しやすい理由です。
他社からの内定で辞退することを理由に挙げる際は、相手を下げる言い方をしないことがポイント。
「他社の方が自分により適していると判断した」というような言い方をすると、角が立ちません。
ここで注意をしておきたいのが、面接の際に御社が第一志望ですと言っていた場合です。
その際は、「面接時では第一志望だったが、後々他社のお話を詳しく伺い、そちらの方に自分の適性があると感じました」などの理由がオススメ。
矛盾のない理由付けとなるよう、意識してみてくださいね!
職種や業界を理由にする
職種(営業職や技術職など)もしくは業界(IT業界や医薬品業界)も内定を辞退する理由として、相手に納得してもらいやすいです。
その際には、伝え方に十分注意をしましょう。
元々それほど志望度が高くなかったような伝え方はNG。
「滑り止めのような印象」が伝わってしまうと失礼になるので、気をつけましょう。
採用担当者に納得してもらいやすい伝え方の例が下記。
このような内容であれば、相手にマイナスのイメージを与えることや角が立つことがありません。
相手に失礼とならない伝え方を意識してくださいね!
家庭の事情を理由にする
「家庭の事情」という曖昧な理由だと、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。
そのため、家庭の事情と言っても具体的に伝えることが必要。
例えば・・・
- 子どもが小さく、勤務時間が長くなる場合に対応できない
- 親の介護のため、転勤が出来ない
などです。
面接時に聞かれていない内容で伝えるようにしてくださいね。
面接で大丈夫だと言ったのに、辞退の理由として挙げるのは、相手に失礼なので。
また、昨日の今日で家庭の事情は、そうそう変わるものではありませんからね^^;
健康状態を理由にする
健康上の理由で業務に支障が出る可能性
を述べて、内定を辞退する方法もあります。
ただし、健康状態はそうそう急変するものではありません。
内定後に後出しで辞退の理由にしてしまうと、相手に不快感を与えることになりやすいので、十分注意しましょう。
また、嘘の病気はすぐにばれるので、重い病を捏造するのは控えましょう。
健康状態を理由にする場合としては、
- 体力面で不安があるため、迷惑をかける可能性がある
- 持病があるため、迷惑をかける可能性がある
などにしましょう。
給与面を理由にする
給与面は働く上でとても重要なものなので、希望する給与と合わないというのは、十分内定辞退の理由付けに使えます。
もちろん、「給与が低いので辞退します」と直接的に言うのは失礼。
そのため、オブラートに包んだ言い回しをしましょう。
- 手当の面で不安が残った
- 希望額と提示額に大きな開きがあった
このように「自分の希望とは異なる面がある」という方向で話をすれば、角が立ちませんよ^^
内定を辞退する際は、これら5つの理由を活用するとよいです。
ただし、あまり事実と違う理由はバレますし、あなたにも後ろめたさが残るので、お勧めしません。
本当の理由もしくは、なるべく本当の理由に近いものを選ぶようにしましょう!
ちなみに、内定を辞退する理由を盛り込んだメールは、どんな文面になるのか気になりますね。
まずは転職エージェントを利用している場合の例文をご紹介します。
次の見出しで詳しく見ていきましょう!
【エージェント宛】転職内定を辞退するメールの例文
もしあなたが転職エージェントを利用している場合には、エージェント経由で内定辞退の連絡をすることになります。
転職エージェントの方が、あなたの代わりに企業と話のやり取りをしてくれます。
そのため、直接企業に内定辞退の旨を連絡するのはNG。
転職エージェントの担当者に、内定辞退の旨を伝えてくださいね!
以上を踏まえて、例文を見ていきましょう。
株式会社エージェント
〇〇 〇〇 様
平素より大変お世話になっております。
山田です。
ご紹介いただいた〇〇株式会社の件についてご連絡いたしました。
大変申し訳ありませんが、この度の内定を辞退させていただきたく存じます。
『給与の提示額が希望額に対して、大きな開きがあったことが辞退の理由です。』
貴重なお時間を割いてサポートしていただいたにも関わらず、このような結果となり、大変申し訳ありません。
恐縮ではございますが、〇〇株式会社のご担当者様に、内定辞退の旨をご連絡いただけると幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
山田 一郎
〒999-9999
○○県○○市○○1-2
電話:090-××××-××××
メール:××××@××.com
転職エージェントの担当者には、可能な限り正直な理由を答えるようにしてください。
あなたが企業側に直接言うわけではないため、今後のためにも嘘はつかない方がよいです。
エージェント側としても、参考の情報となるので^^
『』で括った部分に、内定を辞退する理由を述べています。
あなたが辞退する理由に合わせて、変更しましょう。
理由以外の部分は、そのまま使えますので、あなたは理由の部分に集中して考えてくださいね。
ちなみに、直接企業に内定辞退の連絡をメールをする場合は、どうなのでしょうか?
企業に直接伝える場合には、電話で辞退の旨の連絡を入れるのが一般的なので、あまり多くはない事例ですが、このような場合もあります。
次の見出しで詳しく見ていきましょう!
【企業宛】転職内定を辞退するメールの例文
企業に対して内定を辞退するメールを送る場合も、当然理由だけ述べればよいということはありません。
ビジネスマナーを踏まえた流れを意識して、内容を作成する必要があります。
具体的には、次のような流れです。
・ 挨拶
↓
・ 内定へのお礼
↓
・ 内定辞退の旨を伝える
↓
・ 内定辞退のお詫び
以上を踏まえて、例文を見ていきましょう。
〇〇株式会社
人事部 〇〇 〇〇 様
お世話になっております。
10月15日に面接をしていただいた山田です。
先日は内定の通知をいただき、誠にありがとうございました。
大変恐縮でございますが、この度の内定を辞退させていただきたく存じます。
『貴社以外に内定をいただいており、私の適性や今後のことを慎重に検討した結果、他の企業への入社を決意いたしました。』
貴重なお時間を割いていただいたにも関わらず、このような結果となり、大変申し訳ありません。
何卒ご容赦くださいますよう、お願い申し上げます。
山田 一郎
〒999-9999
○○県○○市○○1-2
電話:090-××××-××××
メール:××××@××.com
企業の担当者に直接メールをするので、丁寧な言葉遣いで作成してくださいね。
相手に失礼にならないような文面を意識することが大切。
エージェント経由であれば、好ましくない理由の場合、エージェントの担当者が企業側に対して、上手に理由を変えて伝えてくれるかもしれません。
しかし、企業側にメールをする場合は、ダイレクトに理由が伝わります。
客観的に見て相手に納得してもらえそうな理由かどうかをチェックしてくださいね^^
転職内定辞退の理由5例を活用して、波風を立てずに採用担当者へ伝えるようにしましょう!
まとめ
転職の内定を辞退するメールについて、振り返っておきましょう。
① 他社からの内定を理由にする
② 職種や業界を理由にする
③ 家庭の事情を理由にする
④ 健康状態を理由にする
⑤ 給与を理由にする
内定辞退のメールは、どんな理由で伝えるかが非常に大切。
あまりに自分本意な理由であれば、相手に対して失礼です。
そのため、相手に納得してもらえるような波風を立てない理由を考えましょう!
その中でも、今回ご紹介した5つの理由は、相手に納得してもらいやすいものをピックアップしました。
あなたに合致する理由、もしくは近い理由を選び、辞退の際に活用いただければと思います。
内定辞退はどうしても相手の会社に迷惑がかかります。
そのため、誠意をもった対応が大切です。
今回紹介した理由と例文を参考に、お互いに心残りをしないような対応を心掛けていきましょう!