派遣の契約期間がもうすぐ終わり、退職が近づいているあなた。
最終出勤日に朝礼や終業時に、皆の前で簡単な挨拶ができればいいですね。
しかし、
- 外勤の方が多くて全員に挨拶できない…
- 口頭で挨拶できるタイミングがない…
- 朝礼自体がない…
などの場合があるでしょう。
個別に挨拶回りをするという方法もあります。
ですが、時間的な都合やタイミングなどの関係で、全員に挨拶回りをするのは、ちょっとハードルが高いですね…。
そんな場合に便利なのがメールでの挨拶。
正社員の場合であれば、検索をかければ挨拶メールの例文が割と出てきますね。
しかし、派遣の場合となると、それほど例文はなかなか出てこないもの^^;
派遣で退職時の挨拶メールは、どんな内容にすればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが、丁寧に最後を締める挨拶メールの例文。
ひとえに挨拶メールとはいっても、送る相手は様々。
そこで、次の3パターンでご紹介していきます!
それが・・・
- 社内の方々へ送る例文
- 社内の上司へ送る例文
- 社外の方へ送る例文
この3パターンを押さえれば、派遣での退職メールに関しては、ほぼ問題なく送ることができるでしょう!
それぞれの状況に合わせて、使い分けてくださいね。
まずは、部署や課など社内の方々へ送る場合から見ていきましょう!
社内の方々へ送る挨拶メールの例文
最初は社内の複数人宛へ送るメールです。
比較的規模の大きい会社であれば部署や課、規模が小さければ全体的な社内の方々に送ることになるでしょう。
これらの場合には、一斉送信で送るようにしてくださいね。
それでは例文を見ていきましょう!
〇〇課 各位
お疲れ様です。
鈴木です。
私事で大変恐縮ですが、本日をもちまして契約満了を迎えます。
本来ならば直接ご挨拶すべきところですが、メールでのご挨拶にて失礼いたします。
短い間でしたが、皆様と一緒に仕事ができましたことを感謝しております。
今までお世話になり、ありがとうございました。
今後の皆様のご活躍とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
鈴木 文子
ビジネスマナーとして、メールでの挨拶となった旨のお詫びを述べましょう。
例文の「本来ならば~メールのご挨拶にて失礼いたします。」の部分ですね。
この一文があると、基本的なマナーを身に着けている人だということが、皆に伝わるでしょう。
また、今までお世話になった旨を伝えることが大切。
ただし、複数の人が見るメールなので、特別なことを記載する必要はありません。
ビジネスマナーを意識して、「ありがとうございました」という旨をしっかりと伝えてくださいね!
ちなみに、個人宛に送る場合はどうなのでしょうか?
次の見出しでは上司に送る場合について、見ていきましょう!
社内の上司へ送る挨拶メールの例文
上司への挨拶メールでは、意識したいことがあります。
それは、仕事の状況に関する報告も加えるということ。
あなたが退職した後には、業務を他の人に引き継ぐことになります。
そのため、上司は業務の進捗や引き継ぎの状況を把握しておかなければなりません。
以上のことを踏まえて例文を見ていきましょう!
〇〇 課長
お疲れ様です。
鈴木です。
私事で大変恐縮ですが、本日をもちまして派遣の契約が満了を迎えます。
本来ならば直接ご挨拶すべきところですが、メールにて失礼いたします。
入社した最初の頃は、専門用語の理解がなかなかできず、大変ご迷惑をおかけしました。
そんな中、〇〇課長のご指導のおかげで、専門用語の意味や仕事の流れが一気に分かるようになりました。
いつも丁寧にご対応くださり、心より感謝いたします。
私が担当していた業務に関しては、△△さんに対しての引き継ぎが無事に完了いたしました。
今までお世話になり、本当にありがとうございました。
鈴木 文子
例文では業務の引き継ぎは、特定の人に行った設定にしています。
もしも、複数人に引き継いでいるのであれば、業務内容と後任を整理しましょう。
内容が複雑であれば、エクセルなどにまとめて一覧を作成するのも一つの選択肢ですよ!
社内で個別に送る場合にはエピソードを
社内の方へ個別にメールを送る場合には、ぜひ意識したいことがあります。
それが・・・
エピソードを入れること
上司と接してきた中で、何らかしら思い出に残ったことがあるでしょう。
そのエピソードを交えると、感謝の気持ちが伝わりやすくなりますよ!
どんなエピソードを交えればよいでしょうか?
特にオススメなのが、次のような内容。
それが・・・
最初は苦労したけれども、あなたのおかげで悩みが解消されたという流れ
あなたのおかげというのが大きなポイント。
コレを入れることによって、相手へ敬意を払うことができます!
例文を参考にして、ぜひ意識してみてくださいね^^
ちなみに、社外の方へ送る場合はどうなのでしょうか?
次の見出しでは、取引先へ送る場合の例文について見ていきましょう!
社外の方へ送る挨拶メールの例文
事務職が中心で社外の方と接点がないということであれば、メールは不要。
しかし、取引先やお客様とやり取りしていた場合には、挨拶をしておきましょう。
後任が誰になるかも、報告しておく必要があるので。
社外の方への挨拶は、一斉送信で送らないようにしてくださいね。
ビジネスマナーを踏まえて、担当者へ個別に送ることが大切。
それでは例文を見ていきましょう!
ABC商事
〇〇 〇〇 様
お世話になっております。
株式会社ビジマナねっとの鈴木でございます。
一身上の都合により、3月31日をもって退職いたします。
本来ならば直接ご挨拶すべきところですが、メールにて失礼いたします。
〇〇様にはいつも丁寧にご対応いただき、誠にありがとうございました。
なお私の後任は、伊藤が担当させていただきます。
名前:伊藤花子(いとうはなこ)
メールアドレス:itou@×××.co.jp
今後も引き続きお力添えいただけると幸いです。
貴社のさらなる発展と、〇〇様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
今までありがとうございました。
株式会社ビジマナねっと
鈴木 文子
〒123-4567
東京都目黒区××××1-23 ○○ビル5F
TEL:03-××××-××××
FAX:03-××××-××××
メール:××××××@×××.co.jp
事前に退職の旨を伝えていない場合には、退職の数日前にメールを送るようにしましょう。
その際には、例文のようにいつ退職するのかも明記してくださいね。
今まで退職の旨を伝えていない状況で、最終出勤日にいきなり挨拶メールを送るのはNG。
相手をビックリさせてしまう可能性があるので^^;
突然のことで、引き継ぎが十分にできない原因となるため、注意してくださいね。
以上の3パターンを相手に合わせて使い分け、挨拶メールを送るようにしていきましょう!
まとめ
派遣で退職時の挨拶メールについて、振り返っておきましょう。
① 今までのお礼を述べること
② メールの挨拶となったお詫びを入れること
派遣で仕事をするにあたり、最低限のビジネスマナーは身に着けておきたいもの。
特に、退職する際の印象は非常に大切です。
丁寧な言葉遣いで、今までお世話になった感謝の気持ちを伝えましょう!
また、本来は口頭で退職の挨拶をするのが理想的。
そのため、マナーとしてメールでの挨拶となったお詫びの文言を入れるようにしてくださいね。
「本来ならば直接ご挨拶すべきところですが、メールにて失礼いたします。」のような文言です。
派遣社員は新卒の新入社員と違い、即戦力として見られることも多いでしょう。
そのため、メールの基本的なマナーについては、ある程度身についていると思われがち。
例文を参考にして、相手に失礼のない文面で送るようにしてくださいね。
退職時も「さすが」と思われるマナーを押さえた挨拶で、好印象で締めくくりましょう!