新入社員として、歓迎会を開いてもらうことになったあなた。
あなたが主賓である歓迎会とはいっても、ただ席に座って会話を楽しめばよいというわけではありません。
お酒の席でもあり、皆にあなたのことを覚えてもらうためにも、お酌をすることは大切。
でも、下記のような疑問や不安が出てきますね^^;
- お酌は全員にすべきなのだろうか…
- お酌回り順番のマナーはあるのだろうか…
- どのタイミングで回ればいいのだろう…
このようなことを考えてしまうことでしょう。
お酒の席でのお酌にも、やはりマナーはあります。
では、新入社員が歓迎会でお酌をする際には、どう対応すべきなのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
好印象を獲得するお酌の対応
マナー違反の対応をしてしまえば、先輩や上司からの評価が下がってしまう可能性も・・。
そんなことにならないよう、マナーを踏まえたお酌回りをしていきましょう!
もしもあなたが適切な方法でお酌回りができれば、「デキる新入社員だ!」「しっかりしているな!」というような好印象の獲得につながるでしょう。
そうすると、今後の人間関係がスムーズになる可能性がグッと上がります!
まずは最初に、お酌は全員にするべきなのかを見ていきましょう。
目次
お酌回りは全員にした方がいいの?
歓迎会ということで、数十人規模と人数が多い場合もありますね。
歓迎会の席では、お酌回りを全員にした方がよいのでしょうか?
その答えは・・・
必ずしも全員にする必要はない
全員に回るのは多くの時間がかかる上、タイミングが悪ければなかなかお酌できないこともありますね。
そのため、全員に回るのが必須のマナーではありません。
ですが、あなたに余裕があれば、全員にお酌して回るとよいです。
皆との距離を縮めることができるので^^
全員にお酌ができない場合でも、次のことは絶対に守りましょう。
それは、社長・役員・上司・普段関わりが深い先輩にはお酌を行うこと。
これは最低限押さえておくべきポイントです!
ちなみに、お酌をする順番のマナーはあるのでしょうか?
絶対ではありませんが、可能な限り役職が上の方からお酌をするのがマナー。
ですが、社長・部長・課長などの席がそれぞれ離れている場合があります。
そんな場合に、テーブルを何度も何度も行き来するのは、振る舞いとしてよくありません^^;
例えば、社長に挨拶をした後には、その流れで同じテーブルや近くの席の方にお酌をすると、自然なお酌回りとなります。
それほど順番に固執しすぎることなく、スムーズなお酌回りを優先的に意識しましょう。
もしも、挨拶の順番が分からない、迷ってしまうという場合には、先輩社員に確認するといいですね!
さあ、これでお酌をする準備が整いました。
ただし、ただ単にお酒を注げばよいというわけではありません。
お酌の際に意識すべきポイントがあります。
これを守らなければマナー違反となる可能性があるので、しっかりと押さえておきたいところ。
次の見出しでは、お酌をする際に意識すべきマナーを見ていきましょう。
お酌をする際に意識すべきマナー3点
お酌をする際には、どんなことを意識すればよいのでしょうか?
特に大事なのが次の3点。
それが・・・
- 自分のグラスを持っていくこと
- お酌をする時は両手で
- 簡単な挨拶をしてお酌をする
それぞれについて見ていきましょう。
自分のグラスを持っていくこと
ついついありがちなのが、お酌するためのお酒だけを持っていくこと。
これだと、相手への印象がよくありません。
そのため、自分のグラスも持っていくことがマナーです。
お酌をするのに、どうして自分のグラスも必要なのでしょうか?
それは、相手があなたにお酌をしてくれる可能性があるから。
そんな場合にグラスがないと、気まずい感じになってしまうことがあります^^;
お酒に加えて、自分のグラスも持っていくことを忘れないようにしましょう!
お酌をする時は両手で
目上の人に片手でお酌をするのは失礼なこと。
片手でお酌をしてしまえば、マナーの知らない人という印象を与えることになります。
そのため、お酌をする際には、必ず両手でお酒を持つようにしてくださいね。
なお、ビールの場合は瓶に付いているラベルを上向きにしましょう。
つまり、相手がラベルを見ることのできる向きにするということ。
両手でお酒を持ち、なおかつラベルを上向きにすることを頭に入れておきましょう!
簡単な挨拶をしてお酌をする
簡単で構わないので、挨拶をしてからお酌をすることが大切。
もしも、無言でお酌をされたら相手は「いきなり何だ!?」とびっくりしてしまいます^^;
そのため、
- 失礼します。新入社員の山田です。お酌をしに参りました。
- 失礼します。営業部に配属となった山田です。よろしくお願いします。
などの文言を添えてお酌しましょう。
また、お酌をする時には、相手のグラスに飲み物が残っている場合も多いです。
飲み物が残っている場合でも、基本的にそのままお酌して大丈夫ですが、満杯にしないのが気遣い。
一口二口程度注ぎ足すというイメージで、お酌をすることをオススメします!
もしも心配な時は、「このままお酌してよろしいですか?」と一言尋ねましょう。
そうすると、相手からの返答次第でどうするかを決めやすくなりますよ^^
ちなみに、お酌をするタイミングについても迷いやすいところ。
歓迎会が始まってすぐがいいのか、それとも後半の方がいいのか気になりますね。
次の見出しでは、お酌をするタイミングについて見ていきましょう。
お酌をするタイミングはいつがいい?
お酌をするタイミング
も重要。
もしかすると、すぐに済ませてしまいたいと思っていませんか?
ですが、それはよいタイミングではありません。
乾杯直後だと、まだ皆のグラスにはお酒が多く入っている可能性が高いためです。
お酌をするタイミングは、いつ頃にするとよいのでしょうか?
ベストなタイミングは・・・
食事や歓談がある程度進んでから
ある程度食事と歓談が進む頃は、多くの方がほろ酔い気分になっています。
気持ちがほぐれている状態かつお酒が減りやすい状態。
そんな時に新入社員がお酌に回ると歓迎してもらいやすいです。
お酌に備えて腹ごしらえしつつ、回る順番を確認しておきましょう。
あらかじめどの順番で回るかについて、頭の中でイメージしておくとよいですね!
ただし、緊張するからといって、お酌回りをする前にあなた自身が飲みすぎるのはNG。
泥酔してお酌に回るようなことになったら、目も当てられません・・。
「あの新入社員は酒を飲ませると危険だ!」ということになると、今後に支障をきたすことになるので^^;
ちなみに、お酌をする際には、相手からお酌を受ける可能性もあります。
お酌を受ける時のマナーについても、ぜひ知っておきたいところ。
次の見出しでお伝えするので、こちらも頭に入れて万全な状態を作りましょう!
もしもお酌を受けることになったら
お酌をした相手から、「あなたもどうぞ!」とお酌を受けることが結構あります。
その際には、「ありがとうございます。いただきます。」と答えて、あらかじめ用意していたグラスにお酌を受けましょう。
お酌を受ける際には片手でグラスを持ち、もう片方の手はグラスの底に添えるようにしてくださいね。
お酌される時は、グラスを空にしてから受けるのが一般的なマナー。
ですが、お酌される度に毎回全部飲んでいたら、飲み過ぎになってしまいますね^^;
そのため、最低でも一口飲んでから、お酌してもらうことを意識しましょう。
また、グラスになみなみとお酒を注がれた場合、その場で全部飲み干す必要はありません。
お酌される前に一口飲む、お酌をされた後に一口飲む。
この方法が飲み過ぎにならず、オススメですよ!
途中でこれ以上お酒を飲むのが厳しい状態になる場合もあると思います^^;
その場合には、水やソフトドリンクなどに変更しておきましょう。
そうすれば、お酒を注がれることはないので。
相手は残念がるかもしれませんが、翌日の仕事に支障が出たり、体調を崩したりしては本末転倒。
「今日は飲み過ぎてしまいました。また次にご一緒させていただくのを楽しみにしています。」のように、言葉を添えれば問題ありませんよ^^
お酌をする側・お酌を受ける側の両方の対応を丁寧に行い、好印象を獲得していきましょう!
まとめ
新入社員が歓迎会でお酌をする際のマナーについて、振り返っておきましょう。
① 自分のグラスを持っていくこと
② お酌をする時は両手で
③ 簡単な挨拶をしてお酌をする
お酌に回るときは、自分のグラスも忘れずに持っていくこと。
相手からお返しのお酌を受ける場合、グラスがないと、変な空気感になる可能性があります^^;
お酒だけではなく、グラスも一緒に持っていきましょう。
また、お酌をする際は必ず両手で行い、次のような一言を添えること。
- 新入社員の〇〇です。お酌をしに参りました。
- 〇〇部に配属となった〇〇です。よろしくお願いします。
なお、お酌は必ずしも全員にする必要はありません。
人数が少なければ全員にお酌ができるかもしれませんが、人数が多ければ難しいでしょう。
ただし、社長・役員・上司、そして普段関わりが深い先輩には必ずお酌をしてくださいね!
お酒の席は、皆との距離がグッと近くなる場。
お酌のマナーを踏まえて、歓迎会で好印象を得ることができるように対応していきましょう!