派遣の顔合わせを前日になって辞退する際には、どう対応すればいいんだろう?
顔合わせを予定していたけれども、やっぱり辞退したいということってありますよね。
例えば・・・
- 担当から勧められた案件をつい勢いで承諾してしまった…
- 他の仕事の方が良い条件だった…
- 色々と調べていると自分には合わなそうだと思った…
「断りにくいなぁ」と悩んでしまい、気が付けば顔合わせは明日だという状況かもしれません^^;
顔合わせまでまだ時間があれば、断りやすいでしょう。
しかし、今は顔合わせの前日。
派遣の顔合わせ辞退を前日に伝える場合には、どう対応すればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
辞退をする際の対応方法
「断ったら担当さん怒るだろうなぁ。言いにくいなぁ…」といった気持ちでいるかもしれません。
ですが、あなたが辞退すると決めているのであれば、断らずに顔合わせに至ってしまうのは避けてくださいね。
行く気が全く無いのに、顔合わせをしてから断るのはNG。
前日に断るよりも、派遣が決まってから断る方が、よほどタチが悪いので^^;
少しでも被害を少なくするため、顔合わせ前に辞退の旨を伝えましょう。
派遣会社の担当者にどんな手段で連絡をして、どんな理由で断るべきか気になりますね。
そのため、適切な連絡手段と波風を立てにくい理由を把握しておきましょう!
まずは連絡手段からお伝えしていきますね。
目次
顔合わせを前日に辞退する場合は電話連絡を
直接訪問して辞退の旨を伝えることができればベストです。
ですが、あなたのスケジュールのみならず、派遣会社の担当者のスケジュールもあるので、前日だとなかなか訪問は難しいでしょう。
そうなると、連絡手段として考えられるのが電話もしくはメール。
電話かメールだと、どちらの連絡手段が適切なのでしょうか?
その答えは・・・
電話
「直接話すのが嫌だから、メールでもいいかな・・」などと考えていけません。
連絡手段は電話にすべきです!
電話だと確実に辞退の意思を伝えることができます。
何よりメールよりも、謝罪の気持ちと誠意を伝えることができるので。
ましてや顔合わせ前日であれば、担当者がすぐにメールでは見れない可能性があるため、電話にしてくださいね!
顔合わせを辞退するということは、あなたの都合で派遣会社にも、行く予定だった派遣先の会社にも影響が出てしまいます。
そのため、辞退の意思が決まった時点ですぐに連絡をしましょう。
ただ、辞退の旨を伝える際に不安なのが、顔合わせを辞退する理由を聞かれた場合。
単に「気が変わったから」のように軽率な理由は言えないもの^^;
どんな理由で伝えるかは非常に大事です。
次の見出しでは、前日に辞退する場合の理由について見ていきましょう。
前日に辞退する場合の理由を紹介
辞退をすると伝える際には、派遣会社の担当者からおそらく理由を聞かれるでしょう。
その時にあたふたしてしまうのはNG。
どんな理由で伝えるかをあらかじめ考えておいてくださいね。
では、どんな理由で伝えればよいのでしょうか?
辞退をする際にありがちなパターン3つを理由付きでご紹介しますね!
ぜひ参考にしてくださいませ^^
仕事内容を考えたら自分には合っていないと思った
最初は良いと思ったが、色々と仕事について調べていくうちに、「なんか違うな…」と思うことがありますよね。
そんな場合には、次のような理由で伝えましょう。
仕事内容について調べていくうちに、自分の適性とは合わないと感じるようになりました。
今後は〇〇の仕事(職種)で考えていきたいと思っています。
直前のご連絡となり大変恐縮ですが、辞退させてください。
今回の案件が嫌だという内容は絶対に言わないこと。
自分の適性という言葉で上手に伝えてくださいね!
経験・スキルを活かせそうにない
自分の経験や今まで培ってきたスキルが活かせそうにない、と思うこともありますね。
そんな場合には、次のような理由で伝えましょう。
仕事内容について、私なりに情報収集をしておりました。
調べていくうちに、自分の専門性からかけ離れ、スキルに合わないと感じるようになりました。
直前のご連絡となり大変恐縮ですが、辞退させてください。
最初はよいと思っていたが、調べていくうちに気持ちが変わっていったという旨で伝えましょう。
「調べていくうちに」という内容が抜けると、相手から「最初に言ってよ」と思われやすくなるので、気を付けてくださいね。
他社の仕事に決めたい
他に派遣会社に登録している、正社員を目指しているという場合もありますね。
他社の案件で気持ちが固まっている場合には、次のような理由で伝えましょう。
実は別の会社から良いお話をいただき、そちらに行こうと決意いたしました。
直前のご連絡となり大変恐縮ですが、辞退させてください。
他の派遣会社に登録していたり、正社員を目指しているということは、担当者もある程度理解しているはず。
その際には、どこの会社かという旨を伝える必要はありませんよ。
顔合わせ前日に辞退するということは、直前のタイミング。
そのため、前日に辞退をする場合に頭に入れておきたい3つのポイントがあります。
次の見出しで見ていきましょう。
前日に辞退をする場合に意識すべき3つのポイント
前日に顔合わせを辞退する際には、どんなことを意識すればよいのでしょうか?
特に大事なポイントは次の3つ。
それが・・・
- 直前に辞退することへのお詫びをする
- 担当者に納得してもらいやすい理由にする
- 辞退する意思を貫く
それぞれについて見ていきましょう。
直前に辞退することへのお詫びをする
顔合わせ前日いうことは、既に段取りが整っている状態。
直前に辞退することによって、派遣会社・派遣先の会社の両方に迷惑がかかります。
そこで、お詫びの文言を伝えないのはNG。
非常識な人間だと思われてしまうでしょう。
直前に辞退することへのお詫びをしっかりと伝えてくださいね。
担当者に納得してもらいやすい理由にする
もしかすると、辞退の理由があなたの気分的なもの、待遇などの条件面によるものかもしれません。
ですが、そういった場合に理由を正直にそのまま話すのはNG。
派遣会社の担当者に納得してもらいやすい理由を考えましょう。
先程の小見出しと重複しますが、
- 自分の適性に合わない
- 経験やスキルを活かせそうにない
- 他の仕事に決めたい
このような理由を伝えて、担当者に理解をしてもらえるよう工夫してくださいね!
辞退する意思を貫く
しっかりと理由を伝えても、引き止められる可能性があります。
「後で断ってもいいので、面接だけでも…」と体裁を整えようとしてくる場合などですね。
行く気もないのに顔合わせをするのは時間の無駄であるため、可能な限り今回の電話で終わらせておきたいところ。
あなたが絶対にその派遣先には行かないと決めたのであれば、怒られてもなだめられても、辞退の意思は貫きましょう!
揺らいでいると、「とりあえず明日の顔合わせで、気になる事を聞いて見ましょうよ。それから考えても遅くないですよ」と上手く丸め込まれてしまいます。
辞退すると決めたのであれば、気持ちが揺らがないように意識してくださいね。
中には厳しい言葉をかけてくる担当者もいます。
- そんな非常識なことできませんよ
- もう約束しているのですから、断れませんよ
- 今後、お仕事の紹介はありませんよ
などのように言われる可能性もあります。
ですが、そこで惑わされないようにすることが大切!
あなたが辞退の常習者ならまだしも、一回目にも関わらずひどい言葉をかける担当者であれば、その派遣会社にも問題があるかもしれません。
「そんな派遣会社はこちらからお断りだ!」という思いで、対応していきましょうね。
ポイントを知ったところで、どうやり取りをすればよいのか気になりますね。
そこで、実際どんな感じになるのか問答例をご紹介します。
ぜひあなたが電話をかける側の立場で考えてみてくださいね。
それでは、3つのポイントを踏まえた問答例を見ていきましょう!
3つのポイントを踏まえた問答例
いつもお世話になっております。
明日にABC社の顔合わせを控えている山田です。
お世話になっております。
鈴木です。
鈴木さん、大変申し上げにくいのですが・・・
明日のABC社の顔合わせの件でご連絡いたしました。
私の都合で大変申し訳ありませんが、明日の顔合わせを辞退させてください。
えぇ!前日にそんなことを言われても・・・もう先方と約束してますし。
明日ですよ、非常識でしょう。
本当に申し訳ございません。
仕事内容について調べていくうちに、自分の適性とは合わないと感じるようになりました。
今後は〇〇の職種で考えていきたいと思っています。
直前のご連絡となり大変恐縮ですが、辞退させてください。
直前なので明日の顔合わせだけでも、来てくれませんか?
適正に合っているかどうかは、仕事内容を詳しく聞いて見ないと分からないと思いますよ。
私なりに業務内容を調べてみましたが、適さないと判断しました。
明日の顔合わせ後にお断りでは、さらにご迷惑をおかけしてしまいますので、どうかご理解ください。
そうですか、わかりました。
でもこんなことがあると、次の仕事の紹介もしにくくなりますね。
私からの一方的な断りのお願いなので、今後ご紹介いただけないとしても仕方がないと考えています。
ご迷惑おかけして本当に申し訳ございません。
そこまで言うのなら、分かりました。
辞退の旨は先方に伝えておきます。
それでは失礼します。
この問答例は、派遣会社の担当者がすんなりと諦めてくれない場合の例です。
すんなり了承してくれれば、お詫びと理由を伝えてやり取りが終わるでしょう。
キツい言葉を言われた場合でも、売り言葉に買い言葉とならないよう気を付けること。
余計に状況が悪化することになってしまうので・・。
冷静になった状態で辞退の意思を通してくださいね。
ご紹介した3つのポイントを踏まえて、丁寧に対応していきましょう!
まとめ
派遣の顔合わせを前日に辞退する場合について、振り返っておきましょう。
① 直前に辞退することへのお詫びをする
② 担当者に納得してもらいやすい理由にする
③ 辞退する意思を貫く
前日に辞退を申し出る場合には、メールではなく、電話で連絡するようにしましょう。
メールだと誠意が伝わりにくい上、派遣会社の担当者がすぐにメールを確認できない可能性があるためです。
「怒られたら嫌だな・・」と思うかもしれませんが、礼儀として口頭で伝えてくださいね!
また、辞退する際に理由を聞かれる可能性が高いです。
そんな場合には、担当者に納得してもらいやすい理由を準備しておきましょう。
例えば・・・
- 自分の適性に合わない
- 経験やスキルを活かせそうにない
- 他の仕事に決めたい
のような理由ですね。
また、担当者からは強く引き止められる可能性があります。
あなたが辞退するとなれば、担当者は派遣先に連絡をしなければならないリスクが発生しますからね。
引き止めに了承してしまうと、後からの方がもっと断りにくくなるでしょう^^;
一度辞退すると決めたのであれば、その意思を貫いてくださいね。
「引き止めには乗らない!」という心構えで、辞退の旨を伝えることが大切。
前日に辞退という直前の場合でも、慌てずに丁寧な対応を意識していきましょう!