異動の内示を受け、「同じ社内だけど挨拶って必要なの!?」と思ったかもしれません。
異動時の挨拶をしっかり行うのが、マナーを踏まえた社会人!
直属の上司など特にお世話になった方には、口頭で挨拶をした方がよいでしょう。
しかし、お世話になった方全員に直接会って挨拶をするのは、難しいかもしれません。
全員が常に会社の中にいることはないので^^;
そんな場合には、メールを使って挨拶をしましょう!
でもそこで躓きがちなのが、挨拶の内容。
異動の挨拶メールを社内の方に送る場合には、どのような内容にすればよいのでしょうか?
異動時は何も今までお世話になった場所だけではありません。
異動先にも挨拶をすることが、デキる社会人としてのマナー。
そこで今回お伝えするのが・・・
- 上司宛の挨拶例文
- 複数人に送る場合の挨拶例文
- 異動先の上司宛の例文
よくある3パターンの例文についてご紹介していきますね!
実はこれらは、私が過去にビジネスマナー本を読んで、送ったパターンなのです!
内容はより万人向けに使用できるように修正を加えているので、ご安心くださいね^^
まずは、一番気を遣うであろう異動前の上司宛のメールから見ていきましょう!
目次
上司宛の異動挨拶のメール例文
今までにお世話になった上司へは、しっかりとお礼を伝えることが大切。
もしかすると、あなたがあまり好きな上司ではない人もいることでしょう。
ですが、異動をすることが決まった際には、お世話になった旨の挨拶はきちんとするのがマナー。
「挨拶もなく異動していった」と言われれば、あなたが損をしてしまうのでご注意を^^;
それでは、どんな内容にすればよいか例文を見ていきましょう!
〇〇課長
お疲れ様です。
山田です。
4月1日より営業部からマーケティング部へ異動することになりました。
本来であれば直接ご挨拶すべきところですが、メールでのご挨拶となりますことをご容赦ください。
今まで〇〇課長には、ビジネスマナーから仕事のノウハウまで様々ご指導いただきありがとうございました。
特に、××プロジェクトでは、ご助言をいただき完遂することができたことが、私にとって大きな財産となりました。
〇〇課長の下で学ばせていただいた事を糧に、より一層成長して参ります。
短い間ですが、大変お世話になりました。
部署は変わりますが、今後もお世話になることがあると思いますので、今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。
営業部
山田 一郎
何らかしらのことで、上司から指導やアドバイスをしてもらったことでしょう。
お世話になった旨のお礼を述べることが大切。
また、例文のように上司との共通のエピソードを添えましょう。
長々と書く必要はありませんが、あるのとないのとでは、上司が受ける印象が変わります。
自分が上司の立場だったらという意識で、ぜひ盛り込んでみてくださいね^^
上司以外にもお世話になった個人に送る場合には、この例文をカスタマイズすれば問題なく使用できます。
特にお世話になった方がいれば、個別に送ってくださいね^^
挨拶をきちんとしておけば、次に仕事で一緒になった時に気まずい雰囲気にならないですよ!
メールを送るタイミング
メールを送るタイミングは、異動の3日前あたりが望ましいでしょう。
早いタイミングで送ると、「直接挨拶に来ないのかな…」と思われる可能性もあります。
ただし、業務上のやり取りで影響がある上司には、もう少し早く送るのがオススメ。
迷った場合には、直属の上司に相談するとよいですよ!
さて、次は上司以外にお世話になった方への挨拶メールです。
何十人という単位で送る場合には、一人一人に送っていては、時間が足りなくなってしまいますよね・・。
複数人宛に送る場合には、どんな内容にすればよいのでしょうか?
次の見出しで見ていきましょう!
複数人に送る場合の異動挨拶のメール例文
複数人宛にまとめて送る場合の例文についても、お伝えしていきますね。
特別にお世話になったわけではないけれども、挨拶はしておきたいという方々もいるでしょう。
仕事であまり接点はないけども、同じ組織やグループに属していたということもあるかもしれません。
そんな場合には、宛先を複数人入れて送ります。
個人に送る場合と比べて、温かみは少ないけれども、効率が非常によいです。
それでは例文を見ていきましょう!
営業部の皆様
お疲れ様です。
山田です。
私事ですが、この度9月1日より営業部から企画部へ異動することになりました。
本来であればお一人お一人にご挨拶すべきところですが、このようなメールでのご挨拶となりますことをご容赦ください。
社会人としてまだまだ未熟な私を寛大な心でご指導いただき、心より感謝申し上げます。
営業部で学んだことを企画部でも活かすことができるよう、精進して参ります。
これまでお世話になり、ありがとうございました。
今後何らかのお仕事でご一緒することもあると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
営業部
山田 一郎
本当は個別に挨拶することが望ましいけど、まとめてとなって申し訳ないという文言を入れましょう。
例文の「本来であればお一人お一人ご挨拶すべきところですが~」のような内容ですね。
この一文を入れ忘れると、一般的なマナーを踏まえていないだと思われる可能性があるので、ご注意を!
今までお世話になったお礼をしっかり述べましょう!
多少当たり障りのない文章になってしまうのは、仕方がないところ^^;
それを避けるためには、個人に送るしかありません。
メールを送るタイミング
メールを送るタイミングですが、業務でやり取りをしている人には、人事異動の発令を受けた時点で連絡をしましょう。
引き継ぎなど今後の仕事にも影響が出てしまうので。
業務に影響がない人には、異動の3日前あたりで問題ないでしょう。
少し余裕を持ったタイミングなので、今まであまり関わりがなかった方とも、お話をする機会ができるかもしれません。
これで異動前の方々への挨拶が一通り終わりますね。
でもこれで安心してはいけません!
そう、異動先の上司への挨拶が必要です。
直接挨拶する前に、メールでクッションを置いておくと、丁寧な印象を示すことができます。
次の見出しでは、異動先の上司へ送る例文を見ていきましょう!
異動先の上司宛の例文
異動当日にいきなり口頭で挨拶をすると、アウェイ感が出てしまうかもしれません。
事前にメールを送っておくことによって、上司へあなたの存在を印象付けることができます。
異動当日に「君は誰だっけ?」となるのは、勘弁ですよね^^;
どんな内容でメールを送ればよいか、例文を見ていきましょう!
総務部
〇〇 部長
突然のご連絡、失礼いたします。
このたび、4月1日付で総務部への異動を命ぜられた鈴木と申します。
入社以来3年間、人事部で労務管理の仕事に従事しておりました。
不慣れな事ばかりで、何かとお手間をおかけすると存じますが、一刻も早く総務部に貢献できるよう努力して参ります。
ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
本来ならば直接お伺いしてご挨拶すべきところですが、メールにてご挨拶申し上げます。
着任いたしましたら、改めてご挨拶させていただきます。
よろしくお願いいたします。
人事部
鈴木 太郎
TEL:03-××××-××××
メール:××××××@×××.co.jp
あまりに早いタイミングで異動先の上司にメールを送ると、異動日にはあなたの事を忘れているかもしれません・・。
「えーーっと、今日異動してくるの誰だっけ?」というのはぜひ避けたいもの(汗)
そのため、異動の事例が1ヶ月程度前に出たとしても、その時点で送るのは早すぎます。
そこで、タイミングについても考えておきましょう。
メールを送るタイミング
メールを送るタイミングですが、1週間前あたりが望ましいでしょう。
異動発令が早いタイミングの場合、すぐに送ると忘れられてしまう可能性があるので・・。
また、異動前に送る方々と同じタイミングだと、あなたがスケジュール的に大変になってしまうと思います^^;
様々な引き継ぎ業務がある上、異動前も・異動先も一辺に送るのはスケジュール的に大変ですからね。
1週間前あたりを目安に考えておきましょう!
異動前の方々だけではなく、異動先の上司へも挨拶をするのがデキる社会人としての秘訣です!
ぜひ意識してみてくださいね^^
まとめ
社内の方へ異動の挨拶メールを送る際のポイントについて、振り返っておきましょう。
【異動前】
◎ お世話になった上司
◎ お世話になった方々(複数人宛)
【異動先】
◎ これからお世話になる上司
異動前にお世話になった上司には、個別に連絡をしましょう。
その際には、今までのお礼とともに共通のエピソードを盛り込むと、上司から好印象を受けやすいです。
というのも、私が過去に実際に実践してみたんですね。
異動後の飲み会で上司と隣の席になった時に、褒めてくれました^^
やはりエピソード入りのメールって効果的なんだなと、改めて思いました!
上司ではなくとも、特別にお世話になった人には、個別に送ることをオススメします。
複数人宛の内容にすると、どうしても当たり障りのない内容になりがちなので^^;
例文を活用して、異動前・異動先の両方に挨拶メールを送り、万全な体制にしていきましょう!