今の仕事が合わなかったり辛かったりする場合には、契約更新を望まないですよね。
その際には、契約更新を断ることになると思います。
ただし、そこで悩んでしまうのが、派遣先から更新しない理由を聞かれた場合。
派遣会社の担当者であれば、比較的本音で理由を話しやすいと思います。
ただし、派遣先の人から聞かれると、どう答えるべきか迷ってしまうもの。
マイナスな理由を言って、気まずい雰囲気になるのは避けたいですよね^^;
派遣先から更新しない理由を聞かれたら、どうすればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
更新しない理由を伝えるべきか否かの答え
その会社を去る以上、やはり出来るだけ穏便に終わらせたいもの。
ですが、どうしても会社にとってネガティブな内容になりやすいです。
正直に伝えすぎると、相手に不快感を与えるばかりか、派遣元に苦情が来るのではと考えてしまうかもしれません^^;
そこで、派遣先から理由を聞かれた際に、回答することの是非とオススメの理由付けについて解説していきます。
契約満了で今の職場を去りたいと思っていて、理由を聞かれた時にどう切り出すべきか分からないという人は、ぜひ参考にしてくださいね!
まずは理由を聞かれた時に答えるべきかどうかを見ていきましょう。
目次
派遣先から契約更新をしない理由を聞かれたら?
派遣先から理由を聞かれたら、素直に答えたほうが良いのでしょうか?
その答えは・・・
理由を答えなくても問題ない
派遣先に理由を答えることが、必須ではありません。
つまり、言うも言わないもマナー面で問題はないということ。
ですが、一定期間一緒に仕事をした間柄ですよね。
理由を濁して去るのは、お互いモヤっとするかもしれません^^;
そのため、可能であれば理由を話して去った方が、後腐れないのは事実。
ただ、あまりにも本音で話してしまうと、相手に不快な印象を与えてしまう理由もありますよね。
例えば、「人間関係が好きな環境ではない…」「仕事内容にやりがいを感じない…」などです。
また、あなたが優秀な方であれば、下手な理由を話すと待遇改善を理由に食い下がられるケースも考えられます。
理由を話すことによって、逆に対応に困る可能性が出てくるのです。
そのため、契約更新をしない理由が言いにくかったり、言わない方がよさそうであれば、無理に伝える必要はありません。
理由を伝える目的は、あくまで後腐れなく今の職場を去ること。
理由を話すことによって不都合が生じる可能性があれば、無理に言う必要はありません。
その場合には、「契約期間が満了するので」と当たり障りのない文言で伝えればOKでしょう。
それでも、やはり理由を準備しておきたいという方もいますよね。
理由を伝えた方が、お互いにスッキリする可能性が高いです。
ただし、理由を伝える場合には、ある程度の建前も必要。
そこで、相手に悪い印象を与えない理由例3つをご紹介します。
次の見出しでお伝えしますので、ぜひ頭に入れておいてくださいね!
更新しない場合に伝えやすい理由3つ
派遣先に更新しない理由を伝える場合には、どんな文言にするのがよいのでしょうか?
伝えやすい理由が次の3つ。
それが・・・
- スキルアップしたい
- 他の職種にチャレンジしたい
- 正社員を目指したい(決まった)
それぞれについて見ていきましょう。
スキルアップしたい
自身のスキルを伸ばしたい
という文言は、更新しない理由として使いやすいです。
聞いて不快に思われることは、ほとんどないはず。
ただし、「スキルアップ」という言葉は便利な反面、曖昧な言葉でもあります。
派遣先に漠然とスキルアップしたいからと伝えても、「よりやりがいのある仕事を任せるから」などと提案されてしまうかもしれません。
更新しないための理由を伝えるのが目的なので、この状態になるのは避けたいもの^^;
そのため、スキルアップを理由にする際は、「こんなスキルを磨いたいから」と具体的に決めておきましょう。
ただし、今やっている仕事とは別の内容で伝えてくださいね!
「それならうちでもできるよ」と言われるのを避けるためです。
他の職種にチャレンジしたい
今と違う職種に就きたい
というのも、引き止められにくい理由。
他の職種の仕事は、基本的に今の職場では経験できないでしょう。
そのため、待遇や仕事内容を理由に引き止められにくいメリットがあります。
もちろん、他の職種にチャレンジしたいという理由でも、具体的にどんな仕事をしていきたいかを決めておくことが大切。
曖昧な内容であれば、「適当に作った理由なんだろうな…」と思われてしまう可能性があります。
そうなると、せっかく理由を言ったはずなのに、逆にマイナスな印象を与えてしまうでしょう。
また、注意点として今の仕事が嫌だということではない旨は、誤解されて伝わらないように気を付けてくださいね。
あくまで他の仕事に興味を持っているという内容を伝えましょう。
正社員を目指したい(決まった)
今は派遣の仕事をやっていても、いつかは正社員になりたいと思っている人はたくさんいます。
やはり派遣社員だと、契約期間があるので不安定ですからね・・。
そのため、正社員を目指す(決まった)という理由も、決して珍しいことではありません。
既に正社員として入社する会社が決まったと伝えれば、そのまま伝えて全く問題ありません。
派遣先の担当者から、お祝いの言葉をもらえると思います。
たとえ、まだ正社員の仕事が決まっていない人でも大丈夫。
正社員を目指すことを理由にすれば、引き止められることなく契約を満了できるでしょう。
以上、伝えやすい3つの理由をご紹介してきました。
どの理由にするにせよ、多少オーバーでもいいので、去った後の展望もある程度考えておいてくださいね。
例えば、
- 〇〇のスキルアップをして、〜の仕事をしていきたい
- 他の職種にチャレンジして、〇〇のスキルを磨きたい
などです。
曖昧なままだと、相手から何か質問された時に、言葉に詰まる可能性が出てしまいます。
このようなことを防ぐために、あらかじめ準備をしておいてくださいね!
上手く説明する自信がなかったり、話を掘り下げられるのが嫌だという方もあるでしょう。
その場合は、最初から理由を話さない方がよいかもしれません。
ちなみに、理由を話さないことによる弊害はあるのでしょうか?
次の見出しで解説をしていきますね。
更新しない理由を伝えないと今後弊害は出る?
更新をしない理由を伝えなければ、あなたに弊害はあるのでしょうか?
その答えは・・・
弊害はない
理由を伝えないからといって、罰則や不利益はありません。
評判が悪くなって他の派遣に雇ってもらえなくなったり、新しい仕事を斡旋してもらえなくなったりというような心配は不要。
そもそも、あなたは派遣先の企業で雇われているわけではありませんよね。
あくまで、派遣社員の雇用主は派遣会社。
基本的に派遣会社に更新しない旨を伝えれば、問題はありません。
ただし、逆はダメですよ^^;
つまり、派遣先には理由を伝えるけれども、派遣会社には伝えないという場合。
マナー違反になるので、注意してくださいね!
働いている派遣先に、理由を伝えるかどうかは個人の判断によります。
もし今後、派遣先の人と関わる機会があると思えば、理由を話した方がよいかもしれません。
しかし、もう会うことも関わることもないと判断した場合には、理由を話さなくても問題ないでしょう。
あなたの意思で理由を伝えるかどうか、考えてみてくださいね!
まとめ
派遣先から派遣契約を更新しない理由を聞かれた場合について、振り返っておきましょう。
答えなくてもOK
⇒ ただし答えた方が印象は良い
理由を聞かれたけれども答えたくない場合には、「契約期間が終わりますので」のように言うのがオススメ。
元々契約で働く期間が決められているのが、派遣社員ですからね。
あなたが理由を話しても問題ないと思っている場合には、以下のような理由がオススメ。
- スキルアップしたい
- 他の職場にチャレンジしたい
- 正社員を目指したい(決まった)
これらは引き止められにくい理由なので、ぜひ活用してくださいね!
派遣先に理由を伝えなくても、問題はありません。
あくまで個人の気持ちによるものなので、理由を伝えるかどうかはあなた次第です。
理由を話さないとモヤモヤした感じが残るようなら、上記のような理由を使って話した方がよいかもしれませんね。
派遣先から理由を聞かれてもあたふたせず、答えるか答えないかを決めて対応していきましょう!