契約期間の終わりが近くなれば、更新に関する話が出てきますね。
もしもあなたが、
- これ以上は継続したくない…
- 別の派遣先で働きたい…
- 正社員を目指したい…
などのように考えている状況であれば、契約更新を断るでしょう。
ですが、派遣会社の担当者に更新しない旨を伝えたにも関わらず、引き止められる場合があります。
派遣を更新しないのに引き止められる場合には、どう対応すればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
引き止めを断る場合の対処法
「なぜそこまで引き止めるの?」と不思議に思えるほど、引き止められることがあります。
しつこく説得されたり、辞める話を交わされたり…
更新しないことを伝えたにも関わらず、引き止められるのは困ったもの。
できれば、担当者とは揉めずに引き止めを断りたいですよね。
そのため、あなたが辞める方向で穏便に話を進める場合の断り方をお伝えしますね。
断る際の理由3つを例文付きでご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいませ^^
目次
引き止めを断る場合に使える3つの理由
退職の理由と意思を伝えたのに、こんな言い方で引き止められたことはありませんか?
例えば・・・
- せっかくここまで頑張ってたんだから、辞めるのはもったいないですよ
- 仕事に慣れてきたでしょうから、もう少し続ければスキルアップできますよ
- 派遣先があなたを頼りにしているのに、ここで辞めるのはもったいないですよ
などですね。
あなたがしっかり考え抜いて出した「辞める」という意思なら、これくらいの言葉で揺らいではいけません!
これらの言葉をかけられたら、さらに返す言葉を考えておきましょうね。
そんな場合に効果的な断る理由例が次の3つ。
それが・・・
- 精神的に負担が大きい
- 体力的に負担が大きい
- 他の案件の仕事をしたい
それぞれについてお伝えしていきますね!
精神的に負担が大きい
精神的にストレスを感じている場合には、次のように伝えてみましょう。
現在の派遣先では精神的な負担が大きく、無理をしている状況です。
どこの会社でも自分の思い通りにいかないことは、十分理解しています。
ですが、このまま継続すると体調を崩して、ご迷惑をお掛けすることになると思います。
そのため、契約の更新は希望しません。
現在、精神的に負荷がかかっている旨を伝えましょう。
これ以上続けると体調を崩す恐れがあると伝えることによって、引き止めをシャットアウトしてくださいね。
体力的に負担が大きい
体力的に負担が大きい場合には、次のように伝えてみましょう。
店頭での立ち仕事が長く、残業があることで体力的に厳しい状況です。
これ以上継続すると体調を崩してしまい、ご迷惑をお掛けすることになると思います。
そのため、契約の更新は希望しません。
現在、体力的に無理をしている旨を伝えてくださいね。
これ以上続けると迷惑をかける可能性が高いことを伝えて、引き止めをシャットアウトしましょう。
他の案件の仕事をしたい
他の案件の仕事をしたい場合には、次のように伝えてみましょう。
現在の派遣先でお世話になる前は、営業の仕事に携わっていました。
今の仕事は営業補助であるため、営業担当者から頼まれる資料の作成や伝票整理が主な仕事です。
最近は、もっと自分から商品やサービスを提案できるような仕事がしたい、という気持ちが強くなってきました。
今後営業に関わる仕事をしたいと考えているので、契約更新は希望しません。
他の案件の仕事をしたい旨をしっかりと伝えましょう。
今のあなたの気持ちと希望がマッチしていないことを話に盛り込むことが大切。
派遣会社の担当者が、それ以上踏み込んで来れないようにしてくださいね。
ここまで断り方の3つの理由例をご紹介してきました。
引き止めがしつこい場合でも、あなたの意思をはっきりと伝えましょう。
大事なのが、「それを言われたら引き止められないな」と担当者に思わせること。
そのためには、
- 体調を崩してしまう
- 他の仕事がしたい
- スキルアップをしたい
などのように、あなたの今後に関わるような理由であれば、相手も引き下がるしかないでしょう。
ちなみに、更新しないと伝えているのに、どうしてしつこく引き止めるんだろうと考えたことはありますか?
それは、派遣会社側での事情が関連している可能性があります。
次の見出しで詳しくお伝えしていきますね!
引き止めがしつこいのはどうして?
派遣会社の担当者があなたをしつこく引き止めることがあります。
それはどうしてなのでしょうか?
考えられる主な理由が・・・
派遣会社の都合によるもの
派遣会社は派遣社員が働いてくれるからこそ、利益が生まれます。
そこで、「じゃあ、他の人を派遣すればいいのでは…」と思うかもしれません。
ですが、実は契約更新が大きなポイントになるのです。
仕事がデキる派遣社員がいれば、派遣会社には次のようなメリットがあります。
- 契約更新によって派遣会社にマージンが入る
- 派遣先との関係を良好にできる
- 次の派遣社員探しをしなくて済む
そのまま契約更新をすれば、新たな人を探すことなく、次の契約を結ぶことができます。
その上、派遣先との関係性にもよい影響が出やすいですからね。
つまり、派遣会社側とすれば、契約更新はオイシイことが多いというわけ。
もし仮に、あなたが辞めたら、派遣会社は後任を探さなければなりません。
タイミングよく条件に合う派遣社員がいればいいですが、見つからないこともあります。
そうなれば、誰も派遣できない状態が続いてしまうことに…。
派遣するスタッフがいないというのは、派遣契約そのものが成り立ちません。
つまり、次の派遣社員探しは結構死活問題ということ。
後任のあてが全くない状況であれば、何としてもあなたに続けてほしいと必死になって引き止めるでしょう。
あなたに続けてもらうことができれば、問題が解決するわけですからね。
このように引き止める理由は、派遣会社の都合による可能性が高いです。
ですが、中には引き止めの理由が派遣会社の都合だけはない場合もあります。
それはどういうことなのでしょうか?
次の見出しで見ていきましょう。
派遣先からの評価が高いから引き止められているかも
引き止めがしつこいのは、派遣会社の都合だけではない可能性もあります。
例えば派遣先から、
- 〇〇さんでないと困る
- 〇〇さんにぜひ続けて欲しい
のように言われている場合ですね。
このような場合は、あなたに対する評価が高いということ。
もしも評価が悪ければ、引き止めずに他の派遣社員を探すでしょう。
仕事ぶりを評価されての引き止めであれば、嬉しく思う反面、より断りづらい状況になると思います。
そんな時は、更新しないと判断した理由を再確認して、自分の気持ちを貫きましょう!
とはいえ、引き止められる程の評価を受けたことによって、自信を持って先を考えることもできるはず。
現在の仕事であなた自身は我慢をしたり、無理をしたりしながら続けてきて、100%の力を発揮できていなかったかもしれません。
ですが、そんな中での仕事でも評価されたということは、自信になるでしょう。
何が評価されたのかについては、自分でも振り返っておくことが大切。
その部分を活かしていけば、次の仕事でも活躍できる可能性が高くなります。
引き止められるということは、自分のことを認めてもらえた証という視点も持ち、今後に活かしていきましょう!
まとめ
派遣で更新しないのに引き止められる場合の断り方について、振り返っておきましょう。
① 精神的に負担が大きい
② 体力的に負担が大きい
③ 他の案件の仕事をしたい
引き止めを断る場合には、理由付けが非常に大切。
派遣会社の担当者から「説得すれば更新してくれるかな」と思われてしまえば、しつこく引き止められる可能性があるでしょう^^;
そのため、「これだと引き止められないな…」と派遣会社の担当者に思わせるようにしてくださいね。
ご紹介した3つの理由は、引き止めをシャットアウトしやすいものです。
これ以上踏み込ませなくするのに有効なので、ぜひ活用してくださいね^^
ただし、引き止められるのは、悪いことばかりではありません。
あなたへの評価が一定以上あるという証明でもあります。
ダメな人に対して契約更新はしないですからね。
仕事ぶりを認めてもらえた証という視点も持ち、次の職場でも活躍していきましょう!