ビジネスマナーや仕事の基礎を学ぶことができる新人研修。
研修が終わったら、感謝の気持ちを伝えるのが社会人としてのマナーです。
いざ講師の方にお礼メールを送ろうとしたものの、どうかけばよいか躓いてしまった…
そんなことはないでしょうか?
そこで知りたいのが・・
新人研修のお礼メール例文
お礼メールをしっかりと書くことで、一目置かれる社員に一歩近づくことができます。
私も新人の頃はどんな内容にすればよいか、かなり悩んだもの^^;
そこで今回は、上司もしくは社内講師・社外講師の場合に分けて、新人研修お礼メールの例文とポイントをお伝えしていきますね!
目次
社内研修の場合に送るお礼メール例文
社内宛の人間に送るからといって、馴れ馴れしい文章で送るのは禁物。
新人とはいえ社会人なので、ビジネスマナーを踏まえてお礼メールを作成していきましょう。
まだ新しい環境に入ったばかりで、お互いのことをよく分かっていない段階かもしれません。
その分、丁寧に感謝の気持ちを伝えることができれば、マナーを守れる新人として覚えてもらえるチャンス!
また、新人研修で学んだことをどのように仕事に活かしたいかを伝えると、研修をした側は嬉しいもの。
どんなお礼メールを書けばいいのか、例文を見ていきましょう。
① 上司パターン
〇〇 課長
お疲れ様です。
山田です。
本日は新人研修にてご指導いただき、ありがとうございました。
ビジネスマナーは、いかに相手のことを考えるかということが分かりました。
明日は先輩の△△さんと同行する機会する機会があるので、早速相手との挨拶で教えていただいたポイントを名刺交換の場で実践します。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。
山田 一郎
上司で役職がある場合には、例文のように名前+役職を付けるようにしましょう。
「〇〇 課長 様」は誤った使い方なので、要注意です。
もしも、役職のある上司に様を使う場合には、「課長 〇〇 様」と表記しましょうね。
② 社内講師パターン
人事部 〇〇 様
お疲れ様です。
山田です。
本日は研修にてご指導いただき、誠にありがとうございました。
過去の事例5つをご紹介いただき、組織について理解を深めることができました。
また、当社が製造してきた機能性の高い製品のことが把握できたため、早速業務に活かしていきたいと思います。
今後とも宜しくお願いいたします。
営業部 山田 一郎
社内講師だと、自分と部署が違う方である場合が結構あります。
その場合、宛名の前に部署名を書くのが一般的なビジネスマナー。
例文では人事部の担当者が講師なので、宛名の前に「人事部」と記載しています。
ぜひこういう細かい点にも注意を払っていきましょう!
ちなみに、社外講師へお礼メールを送る場合は、どのように書いたらよいでしょうか?
次の見出しで社外講師へのお礼メール例文をご紹介していきます。
社外講師へのお礼メール例文
社外講師へお礼メールを送る時には、より丁寧な文章を心がけましょう。
社外講師は色々な会社や組織の新人研修を担当している場合が多いです。
そのため、お礼メールを送るときは、「〇〇社での新人研修のお礼」というように、相手が見てわかりやすい件名にすると、親切さが伝わりますよ!
それでは、社外講師宛の例文を見ていきましょう。
株式会社〇〇
〇〇 〇〇 様
お世話になっております。
ビジマナねっとの山田と申します。
昨日は研修にてご丁寧にご指導いただきまして、誠にありがとうございました。
グループワークで学んだお客様対応の心得によって、身近な方でも相手の気持ちに配慮することができると思いました。
特に言葉遣いに関しては、社会人としての基本的なマナーになるので、正しい言葉遣いしていきます。
「了解しました」という言葉を目上や社外の方に使わないよう、研修で学んだことを本日より早速活かしていきます。
今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。
株式会社ビジマナねっと
営業部 山田 一郎
〒123-4567
東京都目黒区××××1-23 ○○ビル5F
TEL:03-××××-××××
FAX:03-××××-××××
メール:××××××@×××.co.jp
社内用とは言葉遣いが違いますよね。
社外の方には、特に礼儀正しい言葉を使うことが大切です。
また、新人研修の具体的な感想や、今後どう活かしていくかを伝えると、オリジナルな文章の要素が強くなります。
そうすると、社外講師の心に響く文章になりやすいので、ぜひ意識していきましょう。
また、メールの構成も非常に大事。
ビジネスメールには、望ましい構成というのがあります。
お礼メールの構成ポイントについて、次の見出しで見ていきましょう。
お礼メール構成のポイントはこの3段階!
新人研修のお礼メールを書く機会は限られていて、いざ書こうとなった時、内容の組み立て方に迷うのではないでしょうか?
そんな人のために、構成のポイントをご紹介します。
お礼メールの構成はこの3段階がベスト。
それが・・
- お礼を述べる
- 研修を受けた感想を述べる
- 行動・抱負を述べる
各ポイントについて見ていきましょう!
① お礼を述べる
メールの最初はお礼から始めると、読み手の関心を捉えることができます。
ビジネスマナーや必要な知識を学び、社会人としての基礎を教えてもらったことに感謝しましょう。
「研修にてご指導いただき、誠にありがとうございました。」のような文章ですね。
② 内容の感想・学んだことを述べる
研修の内容や学んだことを、具体的に盛り込みましょう。
具体的な内容を盛り込まずに、「勉強になりました」「理解が深まりました」だと相手へのインパクトが全く残りません。
そのため、
- ~の視点について勉強になりました
- ~の件が分かりやすく理解が深まりました
といった具体的な内容にすることが、一目置かれる社員の第一歩。
内容が曖昧だったり、具体的でなければ、メールをパッと見た後にすぐ閉じられてしまうかもしれません。
きちんと目を通してもらうためにも、感想や学んだことは例文通りにせず、自分の状況に応じてカスタマイズしましょうね!
③ 行動・抱負を述べる
新人研修の受講者が学んだことをどう活かしたいと考えているかは、講師にとって気になる事柄です。
研修を受ける前と後で感じた違いを伝えると、講師は非常に嬉しいもの。
相手の気持ちにも配慮できるのが、デキる社員の要素です。
「研修を受講して早速~を実践しました」「研修を受けて~の意識が変わったので、現場で活かしていきます」などの具体的な行動や抱負が入っているといいですね。
特に既に研修の内容を取り入れて既に行動に移した旨があればGOOD!
講師側からも一目置かれる可能性がグッと高まるでしょう。
まとめ
新人研修のお礼メールにおける書き方のポイントについて、振り返っておきましょう。
① お礼を述べる
↓
② 研修を受けた感想を述べる
↓
③ 行動・抱負を述べる
上司・社内講師・社外講師のいずれに送る場合でも、この構成の仕方は変わりません。
研修を受けた感想や行動・抱負を具体的に述べると、「おっ!この子はしっかりしているな!」と相手に思ってもらえる可能性がグッと上がります。
社会人になったばかりの受講生が新人研修をどのように捉えたかについては、講師にとっても非常に気になるところ。
感想を具体的に述べると、お礼の気持ちだけではなく、講師側の役に立つこともできますよ!
周りから一目置かれる社員の大事な要素は、相手の立場になって物事を考えられること。
私も最初の頃のメールは、ありきたりな内容の文章が多かったです^^;
ただし、それだとインパクトが薄いので、具体的な内容を盛り込むことで相手の印象に残りやすくなります。
ぜひ、ポイントを意識したお礼メールを書いて、デキるビジネスパーソンへの第一歩を踏み出しましょう!