製造業企業志望者の就活における工場見学。
企業見学といった多くの人が経験する文章であれば、比較的書きやすいですが、工場見学というピンポイントな枠となると、非常に悩んでしまうもの^^;
どのような内容で送れば、採用につながりやすいでしょうか?
そこで知りたいのが・・
工場見学のお礼メール例文
お礼メールを書き慣れていないことに加え、忙しい就活のスケジュール…
なるべくスムーズに書きたいですよね!
そこで、例文をお伝えしますので、自分の状況に合わせてアレンジするのがスマートなやり方。
私の友人にも就活時に工場見学をした人がいましたが、工場という特殊なケースなので、どう書けばよいか悩んでいたのが凄く印象的でした。
そんな悩みを少しでも軽減できるよう、就活で使う場合の工場見学お礼メールの例文をお伝えしていきますね!
目次
【人事宛】工場見学のお礼メール例文
まずは、人事担当者に対してお礼メールを送る場合です。
人事担当者を経由して工場見学をしている場合が多いので、そういう場合には、お礼メールも人事担当者宛に送るのがマナー。
お礼メールなので、もちろん工場見学をさせてもらったことへの感謝の気持ちは必要ですが、お礼を伝えるのがメインの目的とは言えません。
むしろ、いかに採用につなげるかということがポイントです。
そこで、採用へ前進するための人事担当者にお礼メールを送る場合のポイントについて、下記にまとめました。
- 工場を見学させてもらったことへのお礼
- 入社意欲が高まったこと
- 仕事内容の理解が深まったこと
では、どんなお礼メールを書けばいいのか、例文を見ていきましょう。
◯◯◯◯株式会社
人事部 ◯◯ ◯◯ 様
お世話になっております。
貴社への入社を志望している◯◯大学の山田一郎です。
このたびは貴社◯◯工場見学の機会をいただき、誠にありがとうございました。
工場施設や設備機材を目の当たりにし、現場スタッフの皆様方が情熱を持ってお仕事をされていました。
また、◯◯(採用担当者名)様からの分かりやすいご説明によって、貴社の製造現場ならではの強みを実感することができました。
これまでに頂戴しました貴社資料への理解がより深まったと感じております。
おかげさまで貴社へ入社したいという思いがますます強くなりました。
この度はありがとうございました。
〇〇大学 〇〇学部
山田 一郎
TEL:090-××××-××××
メール:××××××@×××.co.jp
頭に入れておきたいのは、多忙を極める人事担当者にとって、「学生から送られてくるメール1通1通に丁寧に目を通す時間などない」ということ。
つまり、流し読みのようにサラッと読まれる可能性が高いというわけです。
そのため、件名には「工場見学の御礼+自分の学校名+名前」を入れることを意識しておきましょう。
メールの件名によって、人事担当者が何のメールなのかをパット見てわかるようにするためです。
まずは、人事担当者にお礼メールの中身を見てもらうことが大切。
その上で、最低限ビジネスマナー上で失礼のない形式を保ってさえいれば、良い評価につなげることができます。
「工場見学によって会社についての理解が深まった」⇒「入社をしたい気持ちが高まった」という流れで書くようにしましょうね。
工場長宛にお礼メールを書く場合もあります。
次の見出しで、工場長宛に送るお礼メールの例文について見ていきましょう。
【工場長宛】工場見学のお礼メール例文
企業の規模がそれほど大きくない場合や、工場長と名刺交換した場合などには、工場長宛にお礼メールを送る場合もあります。
採用選考にあたり、工場長の意見が採用に反映される可能性があるためです。
そこで、工場長にお礼メールを送る場合のポイントについて、下記にまとめました。
- 工場を見学させてもらったことへのお礼
- 入社したい思いが強くなったこと
- 具体的な内容で見学の感想を盛り込むこと
では、どんなお礼メールを書けばいいのか、例文を見ていきましょう。
◯◯◯◯株式会社
工場長 ◯◯ ◯◯ 様
お世話になっております。
貴社への入社を志望している◯◯大学の山田一郎です。
このたびは貴社◯◯工場見学の機会をいただき、まことにありがとうございました。
工場施設内見学させていただき、現場スタッフの皆様方が情熱を持ってお仕事をされていることがよく分かりました。
「ミスを防ぐための取り組みマニュアル」は、製造ライン担当の皆様方が互いに協力して随時改良していることを知りました。
現場の皆さまが考えることを徹底している環境に、大きな魅力を感じました。
おかげさまで貴社への入社意欲がより一層強くなりました。
本日はお忙しい中ありがとうございました。
〇〇大学 〇〇学部
山田 一郎
TEL:090-××××-××××
メール:××××××@×××.co.jp
工場長宛の場合には、施設内で感じた感想を具体的に書くことを心掛けていきましょう。
理由や感想を入れずに、ただ単に「魅力を感じました」「勉強になりました」という内容では、相手の心に全く響きません。
例文のように、見学を通して感じた具体的な感想をしっかりと盛り込むようにすることが大切。
製造ライン・製品・機械・倉庫・衛生面・人間関係などを見ることができたと思うので、どう感じたかを述べましょう。
特に、その工場独自で取り組んでいるような内容だと、ありきたりな文章にならないので、ぜひ意識してくださいね。
「工場見学によって業務に関する理解が深まった」⇒「入社をしたい気持ちが高まった」という流れで書いていきましょう。
続いて、こんなメールを書くと良くないという例文も紹介していきますね。
次の見出しで見ていきましょう。
工場見学のお礼メールのNG例文
工場見学のお礼メールのNGバージョンもご紹介します。
もしあなたが、次の『ダメな例文』に違和感を感じなかったら危険だと自覚してくださいね!
◯◯ 株式会社
人事部 ◯◯ ◯◯ 部長 様
お世話になっております。
貴社への入社を志望している山田です。
このたびは貴社◯◯工場見学の機会をいただき、まことにありがとうございました。
工場を見学させていただいたことが大変勉強になりました。
貴社へ入社したいという気持ちが一層強くなりました。
この度はありがとうございました。
〇〇大学 〇〇学部
山田 一郎
TEL:090-××××-××××
メール:××××××@×××.co.jp
ダメな点は主に3つあります。
それぞれについて、見ていきましょう。
ダメな点①
宛名で「名前 ⇒ 役職 ⇒ 様」となっているのが、まず最初のダメな点。
役職を入れる場合には、「役職 ⇒ 名前 ⇒ 様」の順にしましょう。
もしも「例文 太郎 部長」に送る場合だと、「部長 例文 太郎 様」のような使い方ですね。
最初からつまづくと、イメージが非常に悪いので、ビジネスマナーを踏まえた宛名で書くようにしましょう。
ダメな点②
「貴社への入社を志望している山田です。」という部分が、二点目のダメな点。
これだと、どこの山田さんか分からない上、名字だけというのは、就活のお礼メールでは失礼です。
きちんと学校名を入れ、名前をフルネームで書くようにしましょう。
例えば、「〇〇大学の山田一郎です。」のような使い方ですね。
ダメな点③
「工場を見学させていただいたことによって、大変勉強になりました。」という部分が、三点目のダメな点。
何が勉強になったかが全く述べられておらず、相手の心に響かない文章となってしまいます。
最初にご紹介した例文のように、具体的な内容を盛り込むようにしましょう。
自分が工場見学をして、感じたことや思ったことの内容を入れることが大切。
感想や豊富が具体的な内容だと、採用担当者の印象に残る可能性がグッと上がりますよ!
ぜひこれらの要素に当てはまってないかを確認してくださいね!
せっかくお礼メールを書いたのに、マイナスな評価をもらっては凄くもったいないです^^;
加えて多くの人が強く意識していないポイントがあります。
それが、工場見学のお礼メールを送る時間帯。
基本的には、見学当日もしくは翌日中に送るのが望ましいです。
では、うっかり送りそびれていた場合や忘れてしまっていた場合、遅れてお礼を言うのは、かえって失礼になるのでしょうか?
お礼メールが遅れた場合でも出す方がよい
社会人の人間関係においては、「感謝を伝えるべき相手には、仮にタイミングを逸した場合でもお礼を言う」のが鉄則。
もちろん、遅くなって問題ないという意味ではありません。
伝えるべきお礼を伝えないままにするのは、ビジネスマナーとしてよくないからです。
ただし、お礼が遅くなった場合でも、「遅れてしまって申し訳ありません」といちいち断りを入れてお礼を言うのも考えもの^^;
返信を求められているわけではないので、遅れた場合でも、遅れたことには触れずに書いても問題ないですよ。
何らかの事情で遅れてしまった場合は仕方がありませんが、早めの行動を心掛けることが大切。
日にちが経ってからメールを書くと、見学時の内容の記憶も薄れてしまうので、当日もしくは翌日には送れるよう、早めの準備をしていきましょう!
まとめ
工場見学のお礼メールのポイントについて、振り返っておきましょう。
① 工場を見学させてもらったことへのお礼を述べる
② 工場見学によって、入社意欲が高まったことを述べる
③ 感想は具体的な内容を述べる
お礼メールは人事部(課)宛に送るケースが多いですが、工場長宛に送るケースもあります。
両方とも上記の3つのポイントを踏まえることが大切。
人事部(課)の場合には、仕事内容の理解が深まったことを中心に、工場長宛の場合には、仕事内容に関する具体的な感想を中心に盛り込むとよいでしょう。
製造ライン・製品・機械・倉庫・衛生面・人間関係など様々な点が見学できたと思うので、どう感じたかを述べると相手の印象に残りやすいです。
少しでも採用に近づけるよう、しっかりとしたお礼メールを書くようにしましょうね!