このような悩みを抱えてはいないでしょうか?
正社員になると雇用安定の面で非常に魅力的。
ですが、しかし実際に派遣先で働いてみると、「この職場では続けられそうにない…」と感じることもあるはず。
そうなれば、正社員になるのを断りたいと思いますよね。
派遣社員から正社員になるのを断る場合には、どんな対応をすればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
正社員になるのを断る際のマナー
正社員にならないと伝えれば、もちろんそこで辞めることはできるでしょう。
ただし、マナー違反をしてしまうと、後味の悪い辞め方になってしまうもの・・。
そんなことにならないよう、マナーを踏まえた対応が大切。
正社員を断る旨を伝える際の理由とタイミングをしっかりと押さえておきましょう。
伝え方の問答例もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいませ。
まずは、正社員登用を断る際の理由から見ていきましょう!
目次
正社員登用を断る場合の理由5例
正社員になるのを断る際には、理由を聞かれるでしょう。
その時に、全く理由を伝えなかったり、あやふやな理由を伝えるのは、マナーとしてよくありません。
ではどんな理由で断ればよいのでしょうか?
使いやすく引き止められにくい理由が次の5つ。
それが・・・
- 仕事内容が想像以上にハード
- 仕事内容が説明と違う
- 待遇面がよくない
- 人間関係がよくない
- 拘束時間が長い
それぞれについてお伝えしていきますね。
仕事内容が想像以上にハード
実際働いて見ると、派遣会社から仕事の紹介を受けた時の説明よりも、ハードだということがあります。
例えば、未経験でもOKだからと聞いていたのに、実際は専門的な知識が必要な場合などです。
派遣で勤めた後は正社員として考えての就業なので、派遣先もそのつもりで色々と仕事を振ってくることも多いもの。
ただし、仕事内容の責任の重さや就労時間など個々にハードと感じるポイントは違います。
あなたが、
- 私には荷が重い
- 残業続きで、身体がもたない
- 就労時間が長すぎて、家庭とのバランスが取れない
など何かしらの負担を感じるようであれば、正社員として働くことはためらいますよね。
仕事内容が想像以上にハードということを理由にして、正社員を断ることをオススメします。
仕事内容が説明と違う
就業前に説明された仕事内容と違う
という場合もあります。
例えば、補助業務と聞いていたのに責任のある仕事を任されたり、事務と聞いていたのに接客まで任されるなどです。
これでは正社員として働くことをためらうでしょう。
正社員として働けば、わだかまりを感じたまま働き続けなければならないので・・。
もしあなたが想定していた仕事内容と大きな違いがあるのであれば、このことを理由にして正社員を断りましょう。
待遇面がよくない
正社員になる時の待遇の説明を受けて、「どうも割に合わない…」ということがあるでしょう。
正社員になれば、ボーナスが支給されるなど今より良くなる点は多々あると思います。
ただし、時給換算すると手取りの収入が今よりも低くなることも・・。
さらに、正社員だと仕事への責任や負担が増えるので、より割に合わなくなるはずです。
現在の状況と、正社員になった時に想定される状況での待遇面を比較してみましょう。
ただし、単に「手取りが減る」というだけの視野で見るのではなく、総合的に判断してくださいね。
その上で、待遇面がよくないということであれば、待遇面を理由に正社員を断りましょう!
人間関係がよくない
どこに勤めたとしても、多少なりとも人間関係に悩みは出てくるもの。
ですが、そんな中でも、
- 苦にならない
- 我慢できる
- 耐えられない程悪い
など程度はありますよね。
今の派遣先はどうでしょうか?
もし今の段階で人間関係に大きな問題を感じているようなら、無理に正社員になる必要はありません。
その後も大変な状況が続くわけなので・・。
人間関係に大きな問題がある場合には、正社員を断りましょう。
拘束時間が長い
仕事の拘束時間が長くて負担に感じることもあるでしょう。
拘束時間が長いのは、単純に勤務時間だけの問題ではない可能性もあります。
例えば、勤務時間は短いが、勤務と勤務の間に長い休憩(中抜け)があり、実質拘束されている時間が長い場合など。
旅行業界などに多いパターンです。
他には出張が多く、移動中は仕事と見なされないケースもあります。
仕事をしていなくても、仕事のために時間を取られる事が多いようでは、かなり負担になるでしょう。
正社員になるとさらに拘束時間が長くなる可能性が高いです。
正社員になるのを断りましょう。
ここまで正社員登用を断る際の5つの理由について、お伝えしてきました。
いずれにしても、あなたが何を問題と感じているかをしっかりと整理しておきましょう。
理由の次には、どんな伝え方で断ればよいのか気になるはず^^;
次の見出しでは、具体的な伝え方例についてお伝えしていきますね!
正社員になるのを断る際の伝え方例
断る理由を頭に思い描くだけでは、相手に伝わりません。
正社員登用を断るには、どう伝えればよいのでしょうか?
そこで、伝え方の問答例をご紹介したいと思います!
「仕事内容が想像以上にハード」という理由を使ってお伝えしますね。
〇〇社(派遣先)で2ヶ月仕事をさせていただいて、職場にはだいぶ慣れました。
しかし、指示された仕事をこなすだけで精一杯な状態です。
私にとって体力的な負担が大きく、正社員として勤めるとご迷惑をお掛けすることになると思います。
申し訳ありませんが、正社員は辞退させていただきたいです。
これから経験を積んでいけば、解消されませんか?
せっかく正社員になれるチャンスなのに、もったいないと思いますよ。
これ以上続けると、体調を崩す恐れがあります。
正社員のお話は大変ありがたいのですが、今回は辞退をさせてください。
正社員を断る際のポイントが次の3つ。
それが・・・
- 断る理由はあくまでも自分自身にあること
- 会社や社員のことを悪く言わないこと
- 正社員の話を断ることへのお詫びを伝えること
これらを意識すると、角が立ちにくいです。
少しでも印象が悪くなることを避けるような伝え方を心掛けましょう!
まとめ
派遣から正社員になるのを断る場合について、振り返っておきましょう。
① 仕事内容が想像以上にハード
② 仕事内容が説明と違う
③ 待遇面がよくない
④ 人間関係がよくない
⑤ 拘束時間が長い
正社員になるのを断る際には、ただ断るわけにはいかないでしょう。
まず理由を聞かれると思っておいてくださいね。
派遣会社と派遣先の両方が気にすることなので。
そのため、理由はしっかり考えておきましょう。
ただし、自分勝手な理由はNG。
自分勝手な理由にならないよう、次の3つのことを意識してくださいね。
- 断る理由はあくまでも自分自身にあること
- 会社や社員のことを悪く言わないこと
- 正社員の話を断ることへのお詫びを伝えること
派遣から正社員雇用の提案を断る場合には、マナーを踏まえた丁寧な対応を心掛けていきましょう!