こんな状況になってはいませんか?
社員の要望をヒアリングしたり、現状を把握する目的などでアンケートを実施する場合がありますね。
アンケート実施メールを送信するにあたり、重要なポイントがあります。
それは回答者が分かってもよいアンケートか否か。
ある程度踏み込んだ内容の場合、アンケート回答者は匿名性がきちんと守られるのかが不安になります。
そのため、回答者が安心して記入できるような記入方法&回収方法を整えることが重要なのです!
そこで、アンケート依頼のメールを社内の方へ送るにあたり、
- メールでの回答
- 匿名性を保つ回答
の2パターンでご紹介していきますね!
まずは、匿名性を重視しない内容での回答パターンから見ていきましょう。
目次
社内アンケートの依頼メール例文【メールでの回答パターン】
まずは、誰が答えたか問題にもならないアンケートの場合です。
このようなアンケートの場合には、メールで返信をしてもらうのが好ましいです。
アンケートの例として「社員旅行」のケースでご紹介しますね。
それでは例文をご紹介します。
各位
お疲れ様です。
総務部の山田です。
毎年恒例の社員旅行について、アンケートのご協力をお願いいたします。
回答は本メールにそのまま返信いただけると幸いです。
回答期日は〇日(水)とさせていただきます。
楽しく有意義な社員旅行を行うことができるよう、プランを検討いたしました。
日程や詳細は皆さんのご意見を取り入れたいと思いますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
—————————————–
1. 時期はいつ頃がいいですか?
①5月頃 ②6月頃 ③7月頃 ④いずれの期間も参加不可
2. 旅程の希望はありますか?
①日帰り ②1泊2日 ③2泊3日
3. 以下のプランで行きたいところはどこですか?
①海の幸と温泉(地名や場所)
②登山と温泉(地名や場所)
③ショッピングと温泉(地名や場所)
④テーマパークで一日遊び放題(地名や場所)
⑤他に案があれば( )
4. 予算はどれくらいが望ましいですか?
①2万円以下 ②2~3万円 ④3~5万円
5. 3の行先で寄ってみたいスポットがあれば、お聞かせください。
( )
6. その他ご意見があれば、お聞かせください。
( )
—————————————–
お忙しい中、ご協力いただきありがとうございました。
総務部 山田 一郎
メールで返信をお願いする社内アンケートの依頼メールのポイントが下記です。
・回答は選択肢を選ぶ形式を多くして、回答しやすい配慮を行う
・メールでの返信は回答者が誰か分かってしまうので、個人的な問題に踏み込むような質問はしない
・「本メールにそのまま返信して」もらうことで、回答メールをソートしやすくなる
では続いて、できるだけ「本音」を引き出したいようなアンケートについてみていきましょう。
社内アンケートの依頼メール例文【匿名性を保つ回答パターン】
誰が答えたのか分からないよう匿名性を保ちたいアンケートもあります。
匿名性を保つアンケートの例として、「働き方に関するアンケート」でご紹介しますね。
匿名性を保つアンケートの場合、メールでの返信依頼は基本的にNG。
誰が送った文章なのか特定されてしまいますので(^^;)
とはいえ、せっかく時間をかけてアンケートを実施するので、できるだけ有効な本音を引き出したいですよね。
そのため、匿名性を保てる投書箱の設置スタイルをオススメします。
それではメールの例文を見ていきましょう。
各位
お疲れ様です。
人事課の鈴木です。
この度、人事課では社員の皆様の「働き方に関する現状調査」をお願いすることになりました。
残業の実態・休暇取得・ハラスメントなど、日々の業務で社員の皆様に負担を強いている事があれば、改善を検討して参ります。
そのためには、まず皆様の率直なご意見を伺いたいと存じます。
お忙しいところ恐縮ですが〇月〇日(木)までにご回答くださいますようお願いいたします。
なお回答につきましては、匿名性を守るために1階受付に投書箱を設置いたします。
アンケートは、
1. 添付ファイルを各自印刷
2. 投書箱横に設置した印刷済のアンケート用紙を持参
どちらかの方法でご記入くださいますようお願いいたします。
さらに投函日での個人を特定することも防ぐために、投書箱は本日から締め切り期日まで開封はいたしません。
今後皆様がよりよい環境で業務を遂行していただくために、忌憚ないご意見を回答いただきたくご協力をお願いいたします。
総務部 鈴木 太郎
投書箱で返信をお願いする社内アンケートの依頼メールのポイントが下記です。
・アンケートを行うことになった経緯を明記する
・匿名性を保つ配慮はしていることをしっかりと明記する
・添付ファイルの印刷が手間に感じる方のために、投書箱の横などにも用意しておくと親切
ここまでメールでの回答パターンと匿名性を保つ回答パターンの2パターンの例文をご紹介してきました。
回答の方法を問わず、アンケート依頼メールの書き方で大事なポイントをお伝えしておきます。
次に紹介する3つのポイントをしっかりと押さえて、アンケートの依頼メールを送るようにしましょう。
アンケート依頼メールの書き方で回答率を上げる3つのポイント
アンケートの依頼メールの書き方で必ず意識すべきポイントは、どういったことなのでしょうか?
それが、
- 分かりやすい件名にする
- アンケートの目的を述べる
- 期限がいつまでかを伝える
それぞれについてお伝えしていきますね。
① 分かりやすい件名にする
件名を見ただけでメールの主な内容が分かるようにする
ことは、必ず意識しましょう。
そのため、例文の件名にも「アンケート返信(記入)のお願い」と入れています。
重要度の高いアンケートによっては、重要度「高」を設定して送るとなお良いです。
② アンケートの目的を述べる
アンケートに協力してもらうためには、なぜアンケートに答えてもらうのかの目的を明記することが必須。
目的が曖昧なアンケートでは、協力を得られにくいだけでなく、「何を答えればよいか分からない」と判断されてしまう可能性もあります。
このアンケートで知りたい事、さらにこのアンケートで集まった答えで「何を検討するのか」を伝えることが重要です。
③ 期限がいつまでかを伝える
期限を設けずにアンケートをすると、回答率が明らかに悪くなります。
そうならないよう、回答期限を件名と本文中に明記しましょう。
また、締め切り前には、リマインドメールをすると駆け込みの回答が集まりやすいです。
アンケートの存在を忘れてしまう人も結構いますからね(^^;)
リマインドがあれば、それだけ「意見をたくさん集めたい」という意思表示にもなります。
リマインドで気を付ける際には、気をつけるべきこともあります。
既に回答してもらっている方も含まれる場合には、「既にご回答いただいた方にもお送りしていますので、ご容赦ください。」などと一言添えると、マナーとしてもGOODです。
まとめ
社内向けのアンケート依頼メールについて、振り返っておきましょう。
① 分かりやすい件名にする
② アンケートの目的を述べる
③ 期限がいつまでかを伝える
アンケートを行うからには、可能な限り回答率を上げたいですよね。
そのためには、上記の3つのポイントは必ず意識しましょう!
また、単に社内向けのアンケート依頼メールといっても、内容によって配慮すべきポイントが変わってきます。
誰が書いたアンケートが分かってもよいか否かで、アンケートの回収方法を区別してくださいね。
今回の例文と、過去に実施されたアンケートの例も参考にして、会社の風土にあったアンケートを実施していきましょう!
正直社内アンケートは返答に困ります。どのように返信したら良いのか、はたまた、どのような形式であれば良いのかという点をすごく悩んでいたから解決できました。なんかスッキリしました。角が立たないようなやり方があること自体知らなかったです。
コメントをいただきありがとうございます。
ブログ管理人のニシです。
社内アンケートは形式に悩む場合が多いと思うので、参考になれば幸いです。
状況に合わせて今回の記事の内容をご活用くださいませ。
ブログ管理人 ニシ
私はアンケートを社内で取る機会はないのですが、仕事で記録を書くのに、誰が見てもわかるように書かなければいけないので、人に何かを伝える時に大事なことに通じるものがあるのではないかと思い記事を見させていただきました。
簡潔に伝えたいことをまとめれるように参考にしたいと思いました。
コメントをいただきありがとうございます。
ブログ管理人のニシです。
アンケートは複数人にお願いする事項なので、なるべく分かりやすく伝えることが大事です。
参考にしていただければ幸いです。
ブログ管理人 ニシ
アンケートひとつとっても、書き方やひと工夫で返答をたくさんもらえるか、もらえないか、変わってくるんですね。とても勉強になりました。
社内アンケートは、アンケートをとる方も、答える方も、色々悩むことが多いと思うので、今後に生かしたいと思います。
コメントをいただきありがとうございます。
ブログ管理人のニシです。
一概にアンケートと言っても、状況次第で対応を変えることが必須です。
ぜひ参考になる部分を取り入れてみていただけると、僕自身も嬉しく思います。
シンプルなポイントと初めてでもわかりやすい解説。
ポイントは何かがわかりやすくなぜそうなのかも納得できる内容で難しく解釈することもなくすんなり入ってきました。初めてアンケート回答する私でも解説にあるポイントを順を追って押さえて回答すればまず失敗することはなさそうと思えました。
シンプルなポイントと初めてでもわかりやすい解説。ありがとうございます。
コメントをいただきありがとうございます。
ブログ管理人のニシです。
社内でアンケートを行うことがあった際には、本内容をぜひ意識してみてくださいね。
ブログ管理人 ニシ