このようなことを考えてはいませんか?
無期雇用派遣になれば、派遣会社との雇用契約が「無期」になるため、多くのメリットがあります。
例えば・・・
- 次の派遣先をすぐに紹介してくれる
- 待機期間でも給料を受け取れる
- 同じ派遣先で長く働くことができる
などですね!
ただし、その時に気になるのが給料(時給)のこと。
時給に換算すると、時給が下がるケースもあるのです。
そのため、給料アップを望むのであれば、交渉をしていきましょう。
無期雇用派遣になる際の時給交渉は、どのようにすればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
給料アップの条件と交渉の仕方
また、交渉するためには、あなたが一定の条件を満たしていないと厳しいでしょう。
そのため、
給料を上げてください。
分かりました。すぐに給料を上げますね。
なんてことには、まずならないので^^;
また、どんな風に交渉をすればよいかも気になるもの。
交渉の仕方の話し方例もご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
まずは時給交渉で給料がアップする条件から見ていきましょう!
目次
時給交渉が実る3つの条件とは?
最初にお伝えしておきますが、給料アップは結構ハードルが高いです。
派遣会社からしてみれば、派遣社員に支払う賃金はなるべく安くしたいもの。
そのため、給料を上げてでもあなたを雇いたいと思われるくらいになることが必要。
このことを踏まえた上で、「どうしても交渉してみたい!」ということであれば、まずはあなたが以下の条件に当てはまっているかをチェックしてくださいね。
その条件が・・・
- 派遣先からの評価が高いこと
- 派遣会社との信頼関係ができていること
- スキルが高いこと
それぞれの条件について、解説していきますね。
派遣先からの評価が高いこと
今まで派遣先でどのように仕事をしてきましたか?
派遣先から、
- あなたがいてくれて本当に助かると言われている
- 信頼して仕事を任されるようになっている
- ぜひ働き続けて欲しいと言われている
などのように、高く評価をされていなければなりません。
他の人と変わらないくらいの評価であれば、時給交渉は止めておきましょう。
派遣会社にすれば、替えがきくなら他の派遣社員に切り替えるだけです。
わざわざ給料を上げようとは思いませんので・・。
派遣先から高い評価を得ているかどうかを振り返ってくださいね。
派遣会社との信頼関係ができていること
派遣先での仕事が評価されていることはもちろん、派遣会社との信頼関係はどうでしょうか?
派遣先でどれほど仕事ができても、次のようなことに該当していれば、給料アップは難しくなるでしょう。
- 注意される・指摘されることが多い
- 扱いにくい人だと思われている
- 提出書類に不備が多い
- 派遣会社の担当者への対応(態度)が悪い
- 不手際で迷惑をかけることが多い
上記の項目に当てはまっていれば、派遣会社から高い信頼を勝ち取れていない可能性が高いです。
そもそも、あなたを雇っているのは派遣会社です。
日頃の派遣会社との関わり方が、給料アップの判断基準に大きく関わってきます。
今までの派遣会社の担当者との関わり方を振り返っておきましょう。
スキルが高いこと
他の人が簡単に真似できないスキルがある場合、貴重な人材として判断されるでしょう。
資格を持っていれば、それも強みです。
スキルが高ければ、あなたの代わりとなる人はそういないもの。
代わりがいないということは、つまりあなたを手放したくないということです。
時給交渉が実る可能性がグッと上がるでしょう!
ただし、いくらスキルが高くても、「派遣先からの評価が高くない」「派遣会社との信頼関係ができていない」のであれば、時給交渉は止めておきましょう。
いくらスキルが高くても、そういう派遣社員は扱い辛いと思われているので・・。
ここまでご紹介した3つの条件を満たしていれば、交渉が成功する可能性は十分あります。
ただし交渉は、言葉を選んで慎重に行うことが大切。
時給交渉はどのように行えばよいのでしょうか?
次の見出しで見ていきましょう!
時給(給料)交渉を行う際の伝え方例文
上記の3つの条件に当てはまっていても、交渉の仕方で印象を悪くすることもあります。
交渉する際は、「私はこれだけできるのだから、給料が上がって当たり前!」などという上から目線は絶対にNG。
これでは、給料が上がるどころか印象が悪くなってしまいます。
検討をしてもらいたいというスタンスで臨みましょうね!
ただし、単に給料を上げてくださいと伝えるのではなく、この人なら給料を上げてもいいと相手に考えさせる根拠を示しましょう。
根拠となるポイントはこの3点。
- 今までどう貢献してきたかを伝える
- スキルの高さを伝える
- 具体的にいくら上げてほしいのか伝える(無期雇用派遣の場合は基本的に月給制)
では実際どんな内容で話すといいか、例を紹介しますね。
【派遣先で2年働いている場合の例】
〇〇社(派遣先)に派遣されて2年となりました。
今では私が社員の方に仕事を教えることも、多くなっている状況です。
つい最近、社内で働き方改革に関するプロジェクトが立ち上がったのですが、今までの仕事ぶりから私もメンバーに選んでいただくことができました。
さらに、事務の仕事を通して個人情報の取り扱いなどの研修も多く受けたので、働き始めた当初よりも、かなり知識が増えました。
ただ、最初よりも仕事量や責任が増えているので、これから先無期雇用派遣で仕事を行うのであれば、お給料が少し上がると、よりモチベーションも上がると思っています。
業務内容が変わってきていることも加味して、時給換算で〇〇円(※)のアップのご検討をお願いできないでしょうか?
※ 〇〇の金額部分は、適切な金額をご自身で検討ください。
だいたい50円~100円が適切でしょう。
それ以上は、経験上なかなか難しいです・・。
時給交渉をする際には、
- 最初の頃とは立場が変わっていること
- 派遣先から認められて自分なりの役割があること
を話の中に上手く組み込むことをオススメします!
また、最後に給料が上がれば、「モチベーションが上がってさらに頑張れる」という意気込みを伝えてくださいね!
給料が上がることによって、さらに仕事を頑張ることができるでしょう。
上手く交渉をしても、給料アップは簡単なことではありません。
もう少し強気に攻める場合には、効果的なフレーズがあります。
それは、どんなフレーズなのでしょうか?
次の見出しで詳しくお伝えしていきますね。
給料を上げるのに効果的なフレーズがコレ!
仕事の出来と周りからの評価に自信があれば、少し強気に攻めることも可能。
特に、派遣会社があなたに対して無期雇用派遣を提案してきた場合に、使えるフレーズがあります。
そのフレーズが・・・
給料を上げていただけなければ、無期雇用派遣は希望しません
ただし、このフレーズはあなたの評価が高いことが絶対条件。
他の人でもいいと思われている状況であれば、給料アップにならないどころか、マイナスの印象を与えかねません。
つまり、このフレーズを使えるのは、仕事がデキて周りからの評価が高いということ。
万が一、派遣会社側がNOを出した場合、無期雇用派遣の話自体がなくなる可能性もあります。
このフレーズは諸刃の剣でもあることを、頭に入れておいてくださいね。
最初にも述べましたが、そもそも給料をアップすることのハードルは、結構高いです。
交渉したところで、必ず上がるものではないので^^;
評価を下げてしまうリスクもあることを踏まえて、自己分析をしっかりと行ってから、交渉するかどうかを考えてみてくださいね!
まとめ
無期雇用派遣になる場合の時給交渉について、振り返っておきましょう。
① 派遣先からの評価が高いこと
② 派遣会社との信頼関係ができていること
③ スキルが高いこと
給料アップには、これらの3つの条件が必須。
つまり、仕事がデキる人であること・周りから評価されていることが絶対です!
とはいえ、これらの条件が揃っているからといって、交渉が成功するとは限りません。
上手く交渉しても、実現しない可能性があることも頭に入れておいてくださいね。
やはり給料アップはそう簡単ではないので^^;
とはいえ、自信があるのであれば、ぜひ交渉をしてみましょう。
モヤモヤした状態で無期雇用派遣に移行するよりは、ずっといいので。
もしも、給料が上がらなければ嫌だという場合には、下記のフレーズを使うのがオススメ。
それが・・・
給料を上げていただけなければ、無期雇用派遣は希望しません
あなたの代わりがいないと言えるほど評価が高ければ、このフレーズを使うと、給料交渉が成功する可能性がグッと上がります。
ただし、派遣会社側から断られた場合、無期雇用派遣の話が無くなることもあるのでご注意を。
無期雇用派遣に移行する際の交渉を上手に行い、給料アップを実現させていきましょう!