異動の内示を受け、現部署での仕事の引継ぎで忙しくなったときに忘れがちなのが、異動先への挨拶。
「え!?着任してからでいいのでは…」とつい思いがちです。
ですが、顔を合わせての挨拶は着任後にするとしても、メールで先に挨拶を入れておくと、印象がグッと良くなりますよ!
「次に来る人はどんな人?」と少なからず新部署の方々も気になっているでしょう。
そんな時に、メールで略歴や簡単な自己紹介をすると、受け入れてもらいやすい雰囲気になります!
でもそこで気になるのが、メールの文面。
社内の方に対する異動着任の挨拶メールは、どんな内容にすればよいのでしょうか?
今回お伝えするのが、これからお世話になる方たちと距離を縮める例文!
ここで注意したいのが、挨拶をする対象によって、内容が少し変わる点。
そこで、
- 新たな上司に送る例文
- 同じ部署になる方に送る例文
この2つのパターンでお伝えしていきます。
また、今までお世話になった方々への例文もお伝えしていきますね。
万全な体制で新たな部署へ異動をしましょう!
私は異動する方から事前にメールを受け取ると、初対面でも少し親近感が湧きます^^
そういう丁寧な対応をする方は、新しい部署でも馴染みやすい印象があります。
ぜひあなたも意識してメールを送ってくださいね!
まずは、新たな上司へ送る挨拶メールから見ていきましょう。
新たな上司へ送る場合の着任挨拶メール例文
これから新たにお世話になる上司には、事前に挨拶をしておきましょう。
今まで社内で顔を合わせたことがある上司であれば、少し安心感がありますね。
上司宛なので、ビジネスマナーを踏まえた内容にすることが大切。
メールで挨拶をすることによって、異動してからのやり取りがしやすくなるよう意識をしていきましょう。
それでは、例文をご紹介しますね。
販売促進部
〇〇 課長
突然のご連絡、失礼いたします。
このたび、4月1日付で販売促進部への異動を命ぜられました、営業部の山田と申します。
入社以来、営業部で3年〇〇関連の販売に従事しておりました。
何かとお手間をお掛けすると思いますが、一刻も早く販売促進部に貢献できるよう努力して参ります。
〇〇課長の下で、商品販促のスキルを習得したいと思っておりますので、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
本来ならば直接お伺いしてご挨拶すべきところですが、メールにてご挨拶申し上げます。
着任いたしましたら、改めてご挨拶させてください。
よろしくお願いいたします。
営業部
山田 一郎
課長・部長クラスになると、あなた自身は面識がなくても、横のつながりで評判や情報が回っているという事も多々あります。
まずは現部署・氏名・今までやってきた仕事などについて述べましょう。
この情報で「あ、君か」とピンと来る上司もいるはず。
さらに、異動先の上司の下で、スキルアップしたいことや抱負を述べてくださいね。
そうすることによって、「やる気があるな!」と良い印象を与えることができますよ^^
ちなみに、これから同じ部署になる方々へはどんな内容で送ればよいのでしょうか?
次の見出しで見ていきましょう。
同じ部署へ送る場合の着任挨拶メール例文
今後一緒に仕事をすることになる新部署の方々にも、着任の挨拶メールを送りましょう。
メール本文の書き始めで、まず困ってしまいがちなのが宛名。
複数の相手を宛先にする際に使える便利な敬称があります。
それが、「各位」を使うこと!
各位とは皆様、皆様方という意味です。
「位」という文字がすでに品格と尊敬を表していますので、そのまま使用します。
各位であれば先輩・後輩・上司などあらゆる方に使えるので、ビジネスでは多用される言葉です。
以上を踏まえて、例文を見ていきましょう。
マーケティング部
各位
お疲れ様です。
このたび、4月1日付でマーケティングへの異動を命ぜられました、企画開発部の山田と申します。
入社以来、企画開発部で5年〇〇商品の企画を担当しておりました。
社内の会議でマーケティング部のプロジェクトに関して、何度か拝聴しております。
以前から関心をもっていた分野なので、マーケティング部の一員として〇〇に挑戦していきたいと思います。
一早く戦力として皆さんに貢献できるよう、誠心誠意努めて参ります。
メールにて恐縮ですが、取り急ぎ着任のご挨拶を申し上げます。
これからよろしくお願いいたします。
企画開発部
山田 一郎
同じ部署の方々に対して、自己紹介とともに、今まで携わった仕事について触れましょう。
どの部署で働いていたかを伝えると、異動先の部署での話のネタとなる場合があるので、ぜひ盛り込んでくださいね。
また、新しい部署のことについて触れるようにしましょう。
あなたが知っている範囲で業務内容に触れ、自身もそこで頑張りたいという前向きな姿勢を示せるとGOODです!
前向きな抱負を述べることが大切なので、ぜひ意識しておいてくださいね。
ここまで上司と同じ部署の方々への挨拶メールをご紹介してきました。
今までお世話になった方へも、挨拶メールを送ることが大事。
異動する旨、今までお世話になったお礼を述べましょう。
次の見出しで例文をお伝えしていきますね。
今までお世話になった方へ送る挨拶メール例文
今いる部署やその他関係者
に対しても、しっかりと挨拶をしましょう。
一人一人送ることができればベストですが、さすがにそこまでの余裕はないかもしれません。
そんな場合には、宛先に複数人を入れて一斉に送ることをオススメします!
それでは、例文を見ていきましょう。
各位
お疲れ様です。
山田です。
このたび、4月1日付で営業部から品質保証部へ異動することになりました。
今まで皆様には様々な面で大変お世話になり、ありがとうございました。
品質保証部に異動しても、皆様からご指導いただいたことを活かしていきたいです。
本来であれば、お一人お一人にご挨拶すべきですが、メールでの挨拶となりましたことをお許しください。
同じ社内なので、今後何らかのお仕事で関わることもあると思います。
引き続きよろしくお願いいたします。
山田 一郎
今までお世話になった方へメールを送る際に、外せないのが次の2つ。
それが・・・
- 異動することになった旨
- 今までお世話になったお礼
この2つは確実に盛り込みましょう!
転職や退職というわけではないので、今後も何らかしらのつながりがあることが多いです。
そのため、今後のことも考慮して「引き続きよろしくお願いいたします。」と一言入れておきましょう。
ぜひ意識してみてくださいね^^
まとめ
社内の方に対する異動着任の挨拶メールについて、振り返っておきましょう。
前向きな言葉で抱負を述べること
異動後の部署にスムーズに溶け込んでいくためにも、着任の挨拶メールを送ることは非常に大切。
上司とこれからお世話になる方々に対して、自己紹介とこれからお世話になる旨を述べてくださいね。
それに加えてぜひ盛り込んでほしい内容が、抱負を述べること。
例えば・・・
- スキルアップしたい
- チャレンジしたい
- スキルを習得したい
などの言葉を用いて、前向きな内容で伝えてくださいね^^
さらに、今いる部署の方々に対して、異動の旨と今までお世話になったお礼を述べましょう。
去り際まで完璧な状態にしてくださいね。
挨拶先が色々とあって大変だとは思いますが、デキる社会人として、ぜひ実践していきましょう!