派遣での顔合わせ時には、自己紹介を求められたり、色々と質問を受けるでしょう。
その最後には、次のような逆質問を受ける場合があります。
そう、それが「何か質問はありますか?」もしくは「何か聞きたいことはありますか?」と聞かれること。
今度はあなたが質問をする立場になる逆質問というものですね。
もしもあらかじめ内容を考えてなければ、あたふたしてしまうでしょう^^;
では、派遣の顔合わせでの逆質問は、どんな内容で話せばよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
内定を引き寄せる逆質問の例
どんなことを聞けば高評価につながったり、聞きたいことを聞けるのかをご紹介します。
また、このような逆質問は避けるべきという質問例にも、触れていきますね。
逆質問をするということは、派遣先の担当者があなたのことを試しているとも言えるでしょう。
- どんな考え方をしている人なのかな?
- 応用が利く人なのかな?
などのように考えているとも言えるのです。
つまり、自分たちの会社に来ても大丈夫かどうかを見極めようとしているということ。
そのため、逆質問の内容は非常に大切です!
内定を引き寄せるためにも、きちんとした質問ができるよう準備をしておきましょう。
まずは、前向きな姿勢を見せることができる逆質問の例から紹介します。
目次
頭に入れておくべき顔合わせでの逆質問5例
逆質問によって、前向きな姿勢を示すことが可能です。
つまり、あなたのやる気をアピールするチャンスだということ。
また、仕事の具体的な内容や職場の雰囲気など、気になることに対しての質問もできます。
あらかじめどんな内容で逆質問をするかについて、しっかりと考えておいてくださいね。
ここでは、前向きな姿勢を示す逆質問例と、気になることを聞く逆質問例をご紹介します。
まずは、前向きな姿勢を示す場合から見ていきましょう!
前向きな姿勢を示せる逆質問
求められるスキルを聞きたい
Excelについてですが、VLOOKUP関数までのスキルは必要でしょうか?
はい、必要です。
ただし、マニュアルに沿って習得していただくので、現時点では使いこなせなくても問題はありません。
VLOOKUP関数は使用したことがあるので、安心しました。
ただし、それぞれの会社で用途の違いがあると思いますので、もし採用いただけた場合には、御社での使い方に早く慣れるよう努力したいです。
上記のように、具体的な内容について質問しましょう。
例えば、「どんなスキルが必要でしょうか?」などのような質問では、範囲が広すぎて抽象的過ぎます^^;
特に気になるスキルに絞って質問することをオススメします!
事前に何か勉強しておくことを聞きたい
仕事内容は事務補助と伺っていますが、具体的にどのような知識が必要でしょうか?
プレゼンテーション資料の作成の仕方や、簡単な商品知識が必要です。
承知いたしました。
プレゼンテーションで資料作成ができるよう、事前に勉強しておきます。
上記のような質問することで、求められる知識について探りましょう。
仕事内容によって、労務関係なら労基法や社会保険に関する知識、経理系なら簿記に関する言葉など変わってきます。
業務に関わる用語くらいは事前に知っておくと、スムーズに働き始めることができますよ^^
ここまでは前向きな姿勢を示す質問でしたが、あなたが気になることもあるでしょう。
続いては、気になることを聞く質問例についてご紹介していきます。
気になることを聞く質問例
1日の業務の流れを知りたい
始業時間は9時からと伺っていますが、朝礼や打ち合わせはありますか?
また、一日の業務の流れを大まかに教えていただきたいです。
だいたい8時45分頃に出勤して、メールのチェックから始まる人が多いです。
部署の打ち合わせはそれぞれに任せていますが、今回予定している部署では、週の始めに打ち合わせをしています。
午前中は電話応対を中心に、午後はファイリングなどの作業をしていただくことになります。
ありがとうございます。
自分の業務だけでなく、周囲の方にも合わせて動いていきたいと思います。
業務の流れは気になりますよね。
朝礼や打ち合わせがあるかなどのようにピンポイントに聞けば、ハッキリとした回答がもらいやすいでしょう。
1日の全体的な流れを知りたい場合には、業務の流れについて聞いてくださいね。
上記のように、両方聞いてもいいと思いますよ^^
忙しい曜日や時期を聞きたい
曜日や時期で繁忙期や閑散期はありますか?
夏と冬に商戦時期があるので、やはりその時期は忙しいです。
特別忙しい曜日はないですが、毎週水曜はノー残業デーなので、皆が早く帰宅しますよ。
夏と冬の時期は体調を崩したりしないよう、特に気を付けて頑張りたいです。
企業の忙しい時期を知っておけば、プライベートなスケジュールも立てやすいです。
また、早く帰れるかどうかをストレートに聞くのは、印象としてあまり好ましくありません^^;
例文のように、繁忙期と閑散期という言葉を組み合わせると、相手に悪い印象を与えることがないでしょう。
ぜひ意識してみてくださいね^^
マニュアルがあるかどうかを聞きたい
もし採用いただけたら、一日も早く仕事に慣れたいと考えていますが、大まかな業務内容に関するマニュアルはありますか?
ソフトや伝票処理に関するマニュアルは準備していますが、多くの業務は社員に聞きながらになります。
承知いたしました。
マニュアルを元に社員さんに確認をしながら、丁寧な仕事をしたいと思います。
「マニュアルはありますか?」だけでは、「どういう意図で聞いているんだろう?」と思われてしまう可能性があります。
仕事に早く慣れたいというような理由を添えるとよいでしょう^^
もしも、マニュアルがないと言われる場合もあると思います。
そんな場合には、「社員さんに確認・相談をしながら、業務を進めていきます。」などというアピールをするとよいでしょう。
ここまでは、逆質問のOK例を5つご紹介してきました。
ただし、逆質問では何でも聞いていいというわけではありません。
下手な逆質問をすると、マイナスの印象を与えることになります。
次の見出しでは、やめた方がいい逆質問について見ていきましょう。
逆質問でやめた方がよいNG例
逆質問の内容によっては、あなたの評価を下げる可能性があります。
下手な逆質問をしてしまうことで、
- やる気があるのだろうか?
- それ聞いてどうするの?
- 常識がない人だな…
と思われる可能性もあるのです。
どんな逆質問を避けるべきなのでしょうか?
次の3パターンでご紹介していきます。
休みや給料の事についての質問
休みは自由に取ることができますか?
また、残業をすればきちんと残業代が支払われますか?
そもそも給与や待遇は、雇用主である派遣会社に確認すべきこと。
そのため、企業側に質問することは間違いです。
あなたは派遣先の企業ではなく、派遣会社に雇われているということを忘れないようにしましょう。
顔合わせでは、休みや給料に関する質問は控えるようにしましょう!
調べれば分かること
他支店への出張や研修に行くことがあると聞きましたが、全国でいくつの支店がありますか?
こうした情報は、ホームページや会社のパンフレットを見れば分かる情報です。
事前に会社に関する情報の調査が不足していれば、この人はうちの会社に関心がないと判断されても仕方ありません。
どうしてもその場で気になる場合には、顔合わせ後に派遣会社の担当者に聞くか、後で調べましょう。
採用前提で質問をすること
私はすぐにでも働けますが、いつから出勤になりますか?
採用するかどうかはこれから決めることで、「いつから出勤ですか?」というのは見当違いな逆質問。
採用前提で話をするのは控えるようにしましょう。
「採用いただくことができれば、~」というように話をしてくださいね。
そうすれば、前向きなイメージに転換できるので^^
OK例・NG例の逆質問を把握して、希望する職場で働けるよう準備をしておきましょう!
まとめ
派遣の顔合わせでの逆質問にについて、振り返っておきましょう。
前向きな姿勢を示すこと
逆質問はあなたの前向きな姿勢をアピールすることができます。
良い質問ができれば、好印象の獲得につながるので、きちんと準備をしておきましょう!
前向きな姿勢を示す逆質問としては、次のようなものがあります。
- 求められるスキルを聞く
- 事前に勉強しておくことを聞く
といった質問ですね。
具体的な聞き方は、OK例の見出しを再度ご確認くださいませ。
顔合わせでは、あなたを採用して問題ないかのチェックをします。
そのため、やる気がない・常識がないと思われる逆質問はNG。
不採用となる可能性が高くなってしまうので^^;
顔合わせでは適切な逆質問によって、内定をグッと引き寄せましょう!