現在派遣社員として就業しているが、体調不調のために退職をしたい。
でも派遣会社には、どう話せばいいか・・・
そんな悩みをお持ちではありませんか?
体調不良は今後のアナタの社会復帰にも大きく関わることなので、慎重に対応したいもの。
しかも、契約期間内となるとどう対応すればよいのか悩みますよね。
派遣を体調不良で退職する場合には、どのように対応すればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
契約期間内に退職する場合のマナー
体調不良と一言で言っても、症状は様々。
ヘルニアや胃潰瘍などの体調不良から、うつ状態やパニック障害といった精神的な不調まで、症状は幅広いです。
ですが、辞める際の手順やマナーは、病気によってそう変わるわけではありません。
とはいえ、契約期間内の退職なので、マナー違反の対応をしてしまえば、かなり悪い印象がついてしまうことに^^;
そうならないよう、連絡手段や伝え方のマナーをしっかりと押さえておくことが大切。
まずは、退職を伝える手段から見ていきましょう。
体調不良で辞める場合の適切な連絡手段とは?
体調不良で辞める場合には、どんな手段で伝えればよいか迷いますね。
伝える手段としては、直接会って伝える・メール・電話があります。
どの手段が好ましいのでしょうか?
優先順位は・・・
- 直接会って伝える
- 電話
- メール
まず最も避けたいのがメール。
今や連絡ツールとして定着しているメールですが、退職の話をメールで行うのは避けるべきです。
メールで退職の話を伝えるのは、社会人としてモラルに欠ける人物だと見られてしまうでしょう。
退職は伝えにくい事項なので、できればメールで済ませたいというのが本心でしょう。
ですが、派遣会社側からすると、マナーの知らない人だという印象がつく可能性が高いです。
派遣会社からのあなたの評価が下がってしまえば、今後の仕事紹介にも大きな影響が出ます。
もし体調が戻って、また派遣社員として仕事を希望しても、快く取り合ってくれない可能性大です。
では、電話はどうでしょうか?
直接会って退職の旨を伝えるまでに、
- 時間が空いてしまう
- 外出が難しい程に体調が悪い
ということであれば、電話で連絡をすることもアリです。
口頭で話をして伝えることができるので、最低限のモラルは保つことができます。
やはりベストなのは直接会って伝えること。
もしかすると、「体調不良なのに外出なんて…」と思うかもしれません。
ですが、余程の病状でなければ、全く外出ができないということはそうないはず。
大抵の場合、退職するほどの病状だと、医療機関には行くでしょうから^^;
万が一、精神的な病状の場合でも、退職の旨を伝える際には直接伝えに行くのがベストです。
ここまで退職を伝える3つの手段について見てきました。
契約期間内での退職なので、場合によっては診断書を求められる可能性もあります。
やはり診断書はあった方がよいのでしょうか?
次の見出しで見ていきましょう。
診断書があった方がスムーズに辞めやすい
体調不良によって契約期間の途中で退職する場合には、診断書はあった方がよいのでしょうか?
その答えは・・・
あった方がよい
あなたがどれほど症状を詳細に説明しても、診断書一枚の説得力にはかないません!
病名と病状について数行書かれただけの書面ですが、効力はかなり大きいです。
診断書があれば、波風を立てずに辞めることができる場合が多いもの。
退職するのにやむを得ない根拠があるので、派遣会社も無理に引き止めることはできません。
病気の人を無理やり働かせることはできませんからね^^;
逆に診断書がなければ、後味の悪い辞め方になる場合も・・。
やはり本人からの説明だけでは、「仮病じゃないの?」「契約期間満了までは頑張れるのでは…」という疑いを100%払拭することは難しいでしょう。
もちろん、派遣会社の担当者とあなたとの信頼関係にもよりますけどね。
ただし、診断書の提出は義務ではありません。
今後、現在の派遣会社と関わることがないなどの状況であれば、診断書を無理に出す必要はないでしょう。
退職することを伝える際には、体調不良でこれ以上働けない旨をきちんと伝えましょう。
単に「体調が悪いです。診断書が出ています。」だけでは、派遣会社からすると「だから?どうしたいの?」となってしまいます。
ちなみに、退職する旨を伝える際には、どのように話をすればよいのでしょうか?
次の見出しで見ていきましょう。
契約期間内に退職を伝える問答例
退職を伝える方法は直接会って伝えるのがベスト、電話がベターとお伝えしました。
ですが、その際に困ってしまうのが伝え方。
どう話をすればよいのか困ってしまう場合が多いものです。
そこで、直接会って伝える場合と電話で伝える場合の2パターンで伝え方例をご紹介しますね!
まずは直接会って伝える場合です。
直接会って伝える場合の例
〇〇(病名や病状)のため、これ以上の就業は困難な状況です。
医師からは仕事を休職するよう勧められています。(診断書がある場合は提示する。)
契約期間内で大変申し訳ありませんが、退職をさせていただきたいと思っております。
ご理解くださいますようお願いいたします。
単に体調不良で退職したいというだけでは不十分です。
退職したいというよりは、これ以上働くことが困難である旨をしっかりと伝えてくださいね。
上記のように、体調不良⇒これ以上働くことができない⇒退職したいという流れで、伝えて話を組み立てていきましょう!
続いては電話で伝える場合の例です。
電話で伝える場合の例
お世話になっております。
本日は大事なお話があって、電話いたしました。
お世話になっております。
改まってどうされましたか?
実は1ヶ月ほど前から体調不良が続いており、先週末病院に行ってきました。
医師からは△△と診断を受け、3ヶ月の通院と自宅療養を指示されました。
体調が悪いのは分かりましたが、なんとか契約満了まで勤めることはできませんか?
派遣先には私から説明をして、急な休みや早退等への理解をしてもらえるよう、働きかけてみますから。
そうおっしゃっていただけるのはありがたいのですが、医師から仕事はすぐにでも辞めて療養しなければ、症状が悪化すると言われています。
私としても、これ以上酷くなる前にしっかりと治して、社会復帰したいと考えています。
契約途中でご迷惑おかけして申し訳ありませんが、退職をさせていただきたいと考えております。
いくら体調が悪いと言われても、急すぎて困りますね…
ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありません。
派遣先への説明も必要と思いますので、診断書を取っています。
体調が少し回復しましたら、お届けにお伺いしてもよろしいでしょうか?
診断書まで出ているのであれば、仕方ないですね。
派遣先には私から連絡を入れて、状況を伝えておきます。
今後のことについて、派遣先の担当者と相談した後、〇〇さん(あなた)へご連絡いたします。
お手数をお掛けして、大変申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。
上記のような流れで、これ以上働くのは困難であることを伝えましょう。
入院したなどの特段の事情を除いては、仕事をいきなり「今日で辞めます」というのは非常識です。
そのため、無理な話でなければ、相手側からの話に対してなるべく譲歩することをオススメします。
体調が悪くなり始めた・病院に行こうと考えているという時点で、一度派遣会社の担当者に相談しておきましょう。
そうすると、体調不良の布石を打っておけるので、あなたの身を守ることにもつながりますよ。
体調不良で派遣の契約期間内で辞めざるを得ない状況でも、臨機応変に対応していきましょう!
まとめ
派遣を体調不良で退職する場合について、振り返っておきましょう。
◎ 連絡手段:直接会って伝えるもしくは電話
◎ 診断書:あった方が退職がスムーズ
契約期間満了での退職であれば、そのまま体調不良であることを理由にして辞めやすいでしょう。
ただし、契約期間内だと、マナーを踏まえることが特に大事!
退職をする際の連絡手段は、直接会って伝えるのがベストです。
それが難しければ、電話で伝えましょう。
メールはモラルを疑われることになる可能性が高いので、控えるべきです。
可能であれば、医療機関を受診して診断書を取得しましょう。
というのは、あなたがどれほど病状を説明しても、どうしても説得力に欠ける部分があるから。
診断書で就業困難な旨の表記があれば、客観的な病気の証明になり、波風が立たずに辞めることができる可能性がグッと上がります。
マナーを踏まえた対応によって、契約期間内の退職でも、上手な対応をしていきましょう!