に対して、お礼のビジネスメールを送る場合がありますね。
相手に対して、「早く対応してくれてありがとう!」と伝えたい状況です。
その際に、「早い対応をしてくれて、ありがとうございます。」では、なんだかしっくりきませんよね^^;
もう少し適切な表現が望ましいです。
どう伝えれば、ビジネスマナーを踏まえた正しいお礼の仕方になるのでしょうか?
目上・上司・社外など、あらゆる相手に使える敬語表現が次の2つ。
その表現が・・・
- 迅速(じんそく)なご対応
- 早速(さっそく)のご対応
これらの用語によって、相手に失礼な印象を与えることなくお礼を伝えることができます。
あらゆる状況で使用できるので、ぜひ使い方をマスターしていきましょう!
ちなみに、私は過去にどう伝えればいいか分からず、「早々のご対応」という表現を使ってしまいました。
今になってみれば、恥ずかしい限りです…。
なぜ「早々のご対応」という表現が良くないのかについても、お伝えしていきますね。
そんなことにならないよう、早い対応へのお礼メールを送る際の敬語表現についてしっかりと把握しておきましょう!
まずは「迅速なご対応」についてお伝えしていきますね。
目次
- 1 迅速なご対応の意味と使い方
- 1.1 【社内】「迅速なご対応」を表現を使った例文
- 1.2 【社外】「迅速なご対応」を表現を使った例文
- 1.3 「ご迅速なご対応」だとより丁寧? より丁寧にしようと、「ご迅速なご対応」という表現はどうなのかなと思う方もいると思います。 「ご迅速なご対応」はどうなのでしょうか? その答えは、 避けた方が良い ビジネスマナー的にNGではありません。 「ご迅速」は「迅速」を丁寧にした表現(丁寧語)です。 一方、「ご対応」は「対応」という相手の行為に「ご」を付けるので、尊敬語となります。 ビジネスマナー的に誤りではありませんが、逆に回りくどい表現となってしまいます。 僕自身がビジネスメールのやり取りでも、「ご迅速なご対応」という表現を目にしたことはありません(^^;) 敬語を多く重ねると過剰表現になることを頭に入れておきましょう! 敬語の使いすぎには十分注意をして、適切な言葉を意識してくださいね。 「迅速なご対応」という表現の他にも、「早速のご対応」という便利な敬語表現もあります。 次の見出しで「早速のご対応」について見ていきましょう。 早速のご対応の意味と使い方 「早速のご対応」はすみやかな対応を意味します。 こちらの表現も「目上・上司・社外」などあらゆる相手に使えて、とても便利。 では「早速のご対応」はどんな使い方をすればよいのでしょうか? 「社内バージョン」と「社外バージョン」で例文を見ていきましょう。 【社内】「早速のご対応」を使った例文
- 1.4 【社外】「早速のご対応」を使った例文
- 2 迅速なご対応と早速のご対応の使い分けは?
- 3 早々のご対応は相手に失礼?
- 4 まとめ
迅速なご対応の意味と使い方
「迅速なご対応」は素早い対応を意味します。
ビジネスらしい表現で、目にする機会も多いでしょう。
目上・上司・社外など色々な相手に対して、問題なく使うことができます。
どんな風に使えば、よいのでしょうか?
迅速なご対応を使った例文を「社内バージョン」と「社外バージョン」でご紹介しますね!
【社内】「迅速なご対応」を表現を使った例文
〇〇部長の迅速なご対応によって、クライアントをお待たせすることなく、イベントを無事に終えることができました。
【例②】
A商品の資料をお送りいただいたおかげで、お客様のご要望に沿うことができました。
迅速なご対応、ありがとうございました。
【例③】
先程はトラブルが発生した際にサポートしていただき、非常に助かりました。
迅速にご対応いただきありがとうございます。
【社外】「迅速なご対応」を表現を使った例文
この度は迅速なご対応をしていただき、感謝申し上げます。
【例②】
急な変更にもかかわらず迅速にご対応いただき、 誠にありがとうございます。
【例③】
先程はトラブルが発生した際にサポートしていただき、非常に助かりました。
迅速にご対応いただきありがとうございます。
社内と社外で使い方は基本的に同じです。
ビジネスメールなので、社外の場合はより丁寧さを意識しましょう。
適切な敬語表現で、相手にお礼メールを書くことができれば、マナーのある人だと認知してもらえます。
早い対応への感謝の気持ちを適切に表してくれたら、メールの受け手側は「これからも協力的に仕事を進めよう!」と思う可能性が高まるでしょう。
迅速なご対応という表現を頭に入れておくと、社会人生活で大いに役立ちますよ!
「ご迅速なご対応」だとより丁寧?
より丁寧にしようと、「ご迅速なご対応」という表現はどうなのかなと思う方もいると思います。
「ご迅速なご対応」はどうなのでしょうか?
その答えは、
避けた方が良い
ビジネスマナー的にNGではありません。
「ご迅速」は「迅速」を丁寧にした表現(丁寧語)です。
一方、「ご対応」は「対応」という相手の行為に「ご」を付けるので、尊敬語となります。
ビジネスマナー的に誤りではありませんが、逆に回りくどい表現となってしまいます。
僕自身がビジネスメールのやり取りでも、「ご迅速なご対応」という表現を目にしたことはありません(^^;)
敬語を多く重ねると過剰表現になることを頭に入れておきましょう!
敬語の使いすぎには十分注意をして、適切な言葉を意識してくださいね。
「迅速なご対応」という表現の他にも、「早速のご対応」という便利な敬語表現もあります。
次の見出しで「早速のご対応」について見ていきましょう。
早速のご対応の意味と使い方
「早速のご対応」はすみやかな対応を意味します。
こちらの表現も「目上・上司・社外」などあらゆる相手に使えて、とても便利。
では「早速のご対応」はどんな使い方をすればよいのでしょうか?
「社内バージョン」と「社外バージョン」で例文を見ていきましょう。
【社内】「早速のご対応」を使った例文
【例①】
稟議書の内容確認に関してですが、早速のご対応ありがとうございました。
【例②】
先方からのクレームで改善要求がありましたが、〇〇さんのおかげで無事に対処することができました。
早速のご対応に感謝申し上げます。
【例③】
見積もりの件について、回答を先方に伝えることができました。
早速のご対応、ありがとうございました。
【社外】「早速のご対応」を使った例文
【例①】
この度は早速のご対応に感謝申し上げます。
【例②】
〇〇様のおかげで、Aの件を無事に解決することができました。
早速のご対応ありがとうございました。
【例③】
早速のご対応により、明日に御社へ訪問することが可能になりました。
お忙しい中ありがとうございました。
「早速のご対応」も「迅速なご対応」と同様、社内でも社外でも使用可能です。
社外だと全体的な表現をより丁寧にすると良いでしょう。
早い対応をしてくれた後に、「早速のご対応」という文言があると、状況にマッチしている印象が強くなりますね。
すぐに対応してくれたことを的確に伝えることができます。
細かな気遣いの積み重ねによって、コミュニケーションスキルが高い社会人として認められる可能性がグッと上がりますよ!
「迅速なご対応」と「早速のご対応」は、どちらを使うのがよいのでしょうか?
次の見出しでお伝えしていきますね。
迅速なご対応と早速のご対応の使い分けは?
「迅速なご対応」と「早速のご対応」で大きな意味の違いはないので、基本的にどちらを使っても構いません。
ではどちらの方が使いやすいのでしょうか?
それは・・・
迅速なご対応
迅速なご対応は、様々な使い方が可能です。
その理由は、「迅速なご対応によって~」「迅速なご対応のおかげで~」の~部分に、その後の結果も書けるから。
例えば次のような使い方ですね。
- 〇〇さんの迅速なご対応によって、問題を解決することができました。
- 迅速なご対応のおかげで、資料を完成させることができました。
それに対し、「早速のご対応」の方では、その後に続く文章に書く言葉が感謝の言葉に限定化されてしまいます。
例えば、下記のような形式ですね。
- 早速のご対応ありがとうございました。
- 早速のご対応に感謝申し上げます。
「早速のご対応によって~」「早速のご対応のおかげで~」という使い方はしません。
つまり、「迅速なご対応」の方が「早速のご対応」よりも応用が利くのです!
私は迷ったら使いやすい「迅速なご対応」を使うようにしていますよ^^
ただし、「迅速なご対応」を何度も使うと、バリエーションが少ない印象を与える可能性があるので、そういう場合は「早速のご対応」も使うようにしています。
ちなみに、「早々(そうそう)のご対応」という表現もありますが、この表現はオススメしません。
どうしてなのか次の見出しでお伝えしていきますね。
早々のご対応は相手に失礼?
「早々のご対応」はすぐの対応を意味します。
「迅速なご対応」もしくは「早速のご対応」と一見同じように思えますが、注意が必要な表現です。
それは、早々は基本的に目下・友人などに使う言葉だから。
目上や社外の方に使うのは失礼にあたります。
わざわざリスクを負って、「早々のご対応」を使う必要はないので、避けるようにしましょうね。
どの表現にするか迷ったら、「迅速なご対応」を使うのがベスト。
最も使いやすく、目上・社外にも無難な表現ですからね。
「早速のご対応」もあらゆる相手に対して使用できるので、使いやすい方で問題はありませんよ^^
ぜひ、「迅速なご対応」もしくは「早速のご対応」を使って、感謝の気持ちを伝えてみてくださいね!
まとめ
早い対応へのお礼メールを送る際の、敬語表現について振り返っておきましょう。
<早い対応へのお礼メールで使える表現>
① 迅速なご対応
② 早々のご対応
「迅速なご対応」「早速のご対応」はどちらも目上・上司・社外とあらゆる人に使える表現です。
どちらも意味に大きな違いはありませんが、使える幅が広いのは「迅速なご対応」ということを頭に入れておきましょう。
ただ単に「対応ありがとうございました」よりも、これらの用語を盛り込むことで、相手が受ける印象が良くなりますよ!
例えば、見積もりの作成を早く対応してもらった状況があるとします。
その場合、
- 見積もり作成の件、ご対応ありがとうございました。
- 見積もり作成の件、迅速なご対応ありがとうございました。
どちらの方が印象が良いでしょうか?
もちろん、後者の方が早く対応してもらったことに対する感謝の気持ちが強いので、印象が良いですよね!
私自身も、相手に早く対応してもらった際のお礼メールには、「迅速なご対応」を入れて、感謝の気持ちを伝えるようにしています。
ぜひ「迅速なご対応」「早速のご対応」の表現をお礼メールの中に盛り込んでいきましょう!
あなたが相手に急なお願いをしていた場合には、下記の記事も参考にしてくださいませ。
⇒ 急なお願い後のお礼メール|ビジネスで使える2フレーズ&活用例文
その答えは、
避けた方が良い
ビジネスマナー的にNGではありません。
ビジネスマナー的に誤りではありませんが、逆に回りくどい表現となってしまいます。
敬語を多く重ねると過剰表現になることを頭に入れておきましょう!
「迅速なご対応」という表現の他にも、「早速のご対応」という便利な敬語表現もあります。
では「早速のご対応」はどんな使い方をすればよいのでしょうか?
稟議書の内容確認に関してですが、早速のご対応ありがとうございました。
【例②】
先方からのクレームで改善要求がありましたが、〇〇さんのおかげで無事に対処することができました。
早速のご対応に感謝申し上げます。
【例③】
見積もりの件について、回答を先方に伝えることができました。
早速のご対応、ありがとうございました。
この度は早速のご対応に感謝申し上げます。
【例②】
〇〇様のおかげで、Aの件を無事に解決することができました。
早速のご対応ありがとうございました。
【例③】
早速のご対応により、明日に御社へ訪問することが可能になりました。
お忙しい中ありがとうございました。
「早速のご対応」も「迅速なご対応」と同様、社内でも社外でも使用可能です。
早い対応をしてくれた後に、「早速のご対応」という文言があると、状況にマッチしている印象が強くなりますね。
細かな気遣いの積み重ねによって、コミュニケーションスキルが高い社会人として認められる可能性がグッと上がりますよ!
「迅速なご対応」と「早速のご対応」は、どちらを使うのがよいのでしょうか?
迅速なご対応
迅速なご対応は、様々な使い方が可能です。
それに対し、「早速のご対応」の方では、その後に続く文章に書く言葉が感謝の言葉に限定化されてしまいます。
「早速のご対応によって~」「早速のご対応のおかげで~」という使い方はしません。
私は迷ったら使いやすい「迅速なご対応」を使うようにしていますよ^^
ちなみに、「早々(そうそう)のご対応」という表現もありますが、この表現はオススメしません。
それは、早々は基本的に目下・友人などに使う言葉だから。
どの表現にするか迷ったら、「迅速なご対応」を使うのがベスト。
ぜひ、「迅速なご対応」もしくは「早速のご対応」を使って、感謝の気持ちを伝えてみてくださいね!
① 迅速なご対応
② 早々のご対応
「迅速なご対応」「早速のご対応」はどちらも目上・上司・社外とあらゆる人に使える表現です。
ただ単に「対応ありがとうございました」よりも、これらの用語を盛り込むことで、相手が受ける印象が良くなりますよ!
その場合、
私自身も、相手に早く対応してもらった際のお礼メールには、「迅速なご対応」を入れて、感謝の気持ちを伝えるようにしています。
ぜひ「迅速なご対応」「早速のご対応」の表現をお礼メールの中に盛り込んでいきましょう!
⇒ 急なお願い後のお礼メール|ビジネスで使える2フレーズ&活用例文
相手に早く対応してもらった件で、お礼メールを送ろうと思い、こちらのサイトを発見しました。
危うく「早々のご対応」を使用するところでした…
しっかりと「迅速なご対応」を使用して返信しました。
有益な情報ありがとうございました!
山本 様
ブログ管理人のニシです。
コメントをいただきありがとうございます。
山本様のお役に立つことができ嬉しく思います。
また機会がありましたら、当ブログを覗いてみてくださいませ。
ブログ管理人 ニシ
ただ、目上の人に「早々に」を使っても問題がない場合があります。
相手がすでに完了した行為に対して感謝の意を述べるときは使用しても失礼には当たりません。
例えば、取引先の相手が素早い対応をしてくれたときなどに、お礼のメールを送ると思います。
そういった場合は「早い対応をしていただきありがとうございます」などと送りますよね。
「早い対応」の敬語表現は「早々のご対応」「早々に対応していただき」になります。
「早々」自体は敬語ではないですが、堅くフォーマルな表現なので敬語である「ご対応」「対応いただき」と一緒に使用するのに適しています。
とありますが。。。本当でしょうか・・・?
コメントをいただきありがとうございます。
ブログ管理人のニシです。
どちらのサイトの内容のことをおっしゃっていますか?
> ただ、目上の人に「早々に」を使っても問題がない場合があります。
相手がすでに完了した行為に対して感謝の意を述べるときは使用しても失礼には当たりません。
⇒聞いたことがありませんが、基本的なビジネスマナーとして目上の人へ「早々」を使うのは失礼に当たります。
使用する場合には、相手のことも考えて慎重に判断された方がよいと思います。
ところどころ早速がふさわしい箇所に早々があり、訂正が必要かと思います。ご確認よろしくお願いします。
ブログ管理人のニシです。
ご指摘ありがとうございます。
訂正しました!