こちらから年末の挨拶をしようと思っていた取引先や顧客から、先にメールをもらってしまう場合がありますね。
そんな場合に困るのが返信内容。
返信をする際にすぐ思いつくのが、
- 本年はお世話になりました
- 来年もよろしくお願いいたします
という内容。
ですが、これだと送り先の相手とほとんど同じような内容になりかねません^^;
社外の方からの年末挨拶メールに対する返信は、どのような内容にするのがよいでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
社外の方への返信例文
私は過去に、取引先の社長から年末挨拶メールを受けて、とても恐縮した経験があります…
形式的な返信内容しか思い浮かばず、文面を作成するのに非常に悩んでしまいました。
かといって、返信をしないのはマズいですからね^^;
そこで今回は、ビジネスマナーを踏まえた例文をご紹介していきます!
押さえるべきポイントもピックアップしていますので、是非参考にしてくださいね^^
今回は社外向けの年末挨拶メールに対する返信について、見ていきましょう!
目次
社外の人へ送る年末の挨拶メール返信例文
相手から送られてくる年末挨拶メールには、
- 一年間ありがとうございました
- 来年もよろしくお願いいたします
この2点が含まれているでしょう。
返信時に同じような内容だと、定型文の要素が強く、味気ない文章になってしまいます。
ではどのような文面が良いのか、例文を見ていきましょう!
〇〇株式会社
営業部 課長
〇〇 〇〇 様
平素より大変お世話になっております。
株式会社ビジマナねっとの山田でございます。
ご丁寧に年末のご挨拶をいただきまして、ありがとうございます。
本来であれば、こちらからご挨拶をするべきところ、大変恐縮しております。
こちらこそ今年一年お世話になりまして、誠にありがとうございました。
ご一緒させていただいたBプロジェクトは、私にとって非常に勉強となる素晴らしい経験となりました。
その際に〇〇様が作成された資料の内容には、とても感銘を受けました。
〇〇様に少しでも近付けるよう、来年は来客数1,000人という高い目標で、誠心誠意仕事に取り組んでいきたいと思います。
なお、弊社の年末年始の休業日は、12月29日(木)から1月4日(水)までとなっております。
寒い日が続いておりますので、体調を崩されることのないよう、ご自愛くださいませ。
来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、お願い申し上げます。
それでは良いお年をお迎えくださいませ。
株式会社ビジマナねっと
営業部 山田 一郎
〒123-4567
東京都目黒区××××1-23-234
TEL:03-××××-××××
メール:××××××@×××.co.jp
件名では、挨拶に対する返信であることが相手に分かるようにしましょう。
「Re:」が入った件名になっているかどうかを見てくださいね。
本文では、まず相手から挨拶をしてくれたことへのお礼を述べます。
立場はどうであれ、先に挨拶をしてくれたことに対して、しっかりとお礼をしましょう!
今年一年の感謝と来年もよろしくという旨の内容忘れずに入れてくださいね。
年末の挨拶なので、この2つは伝えるべき内容です。
忘れないようにしましょう^^
例文をご紹介してきましたが、いざ返信しようと思った場合、要点はしっかり押さえておきたいもの。
どんな点を意識すべきなのでしょうか?
そこで、盛り込むべき3つのポイントをお伝えしていきますね!
このポイントを押さえておけば、極端な失敗はないでしょう^^
次の見出しでお伝えしていきます。
年末挨拶の返信メールで盛り込むべき3つのポイント
年末の挨拶の返信メールには、どんなポイントを意識すればよいでしょうか?
それが・・・
- 年末の挨拶メールをくれたお礼を述べる
- 年末年始の休業期間を伝える
- 「良いお年をお迎えください」と伝える
それぞれのポイントを見ていきましょう!
年末の挨拶メールをくれたお礼を述べる
最も大切なことは、先に挨拶のメールをくれたことに対するお礼を述べることです。
年末に忙しいのはお互い様。
取引先との関係性もあるとは思いますが、相手は忙しい中わざわざメールを送るというアクションを起こしてくれています。
このアクションに関するお礼は不可欠。
しっかりと感謝の気持ちを伝えましょうね!
年末年始の休業期間を伝える
年末年始は休業期間が長くなりがちです。
また、会社によって若干の違いがあるので、伝えてあげるのが相手への配慮。
相手が「営業していると思い、連絡をしてしまった」となることを避けることができますよ^^
特にイレギュラーな休業期間(年末年始は営業するが、その後休業期間を設ける場合など)のケースでは、注意が必要です。
仕事に支障を出さないためにも、会社の休業期間を伝えることを忘れないようにしましょうね!
「良いお年をお迎えください」と伝える
相手への気遣いとして、「良いお年をお迎えください」という一文も、盛り込んでおきたい事項。
この言葉には、
- 無事に年が越せますように
- 良い年を迎えることができますように
という意味が含まれます。
「良いお年を」は、年末にしか使用できない文言。
この状況にピッタリということですね^^
今年一年の労をねぎらう意味も含めて、意識的に使ってみましょう!
ここまで3つのポイントをお伝えしてきました。
ただし、このままでは形式的な文章になっているかもしれません。
より相手に好印象を与えるためには、もう一工夫ほしいところ。
どのような工夫があればよいのでしょうか?
次の見出しで応用編としてご紹介していきますね!
【応用】今年のエピソードを盛り込んで相手に好印象を
挨拶の定型文は、だいたい形式的なものですよね。
どんな内容で書けばよいかわからない場合は、どうしても定型文に頼ってしまいがち^^;
私も昔はそうでした・・。
もしかすると、あなたにも当てはまってはいませんか?
定型文通りの文面だと、受け手は次のようなことを考えてしまうかもしれません。
- 全員に同じ内容を送っているのでは…
- いかにもテンプレを使用した内容だな…
万が一「送っておけばいいや」という姿勢が相手に伝われば、お礼や挨拶が台無しになってしまいます(;_;)
そうならないようにするために、とっておきの方法が!
それが・・・
相手とのエピソードを盛り込むこと
例えば、
- 一緒に協力をした思い出
- 成功した(または大変だった)仕事の感想
- 相手と話をして印象に残った内容
など双方で分かち合うことのできる内容だとGOOD!
受け手が「自分のことを考えてきちんと書いてくれた」と思ってくれるでしょう。
定型文からの脱却ができるとともに、温かみのある内容になるため、ぜひ実践してみてくださいね!
先方の印象がアップすることは、間違いありませんよ^^
まとめ
ビジネスで年末の挨拶メールを返信するポイントについて、振り返っておきましょう。
① 年末の挨拶メールをくれたお礼を述べる
② 年末年始の休業期間を伝える
③「良いお年をお迎えください」と伝える
仕事に追われて、つい手を抜いてしまいがちな年末の挨拶のメール。
でも、相手からメールをもらった場合は、返信をしないわけにはいきませんよね。
ポイントを押さえて返信することによって、今後の関係に悪い影響を与えることはないでしょう。
ただし、コレだけでは、相手に好印象を残す段階まではいきません。
それは、どうしても形式的な内容になりがちだから^^;
応用編でご紹介したエピソードを使うこと実践して、定型文からの脱却を図りましょう!
私自身社会人の2年目くらいまでは、ほぼ定型文でした。
おそらく内容に関しては、相手の印象に何も残っていないはず・・。
ただし、今はしっかりエピソードを意識的に入れていますよ^^
そんなことを避けるためにも、ぜひあなただけのエピソードを盛り込んでみましょうね!
⇒ 取引先への年末挨拶メール|例文を使って良好な関係で一年を締めよう