ファイルにパスワードをかけて、メール本文に添付することがありますね。
ですが、メール本文にパスワードが書いてあっては、リスク管理上好ましいとは言えません^^;
そのため、機密性の高いファイルを添付する際には、パスワードを別送することが望ましいです。
つまり、メールを2通(添付ファイルのメール+パスワードのメール)送る必要が生じます。
ただし、そこで困ってしまうのがメールの文面。
メールとパスワードを別送する際には、どのような内容にすればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
- ファイル添付をする際の例文(1通目)
- パスワードを伝える際の例文(2通目)
私が新入社員の頃のエピソードを少しお話しますね!
取引先の担当者へ、機密性の高いファイルを添付してメールを送った時のことです。
その際に、本文にパスワードも書いて送ってしまいました・・。
そうすると、Ccに入れた先輩から「メールとパスワードは別々に送るのがマナーだよ!」と言われたんですね。
「相手への配慮が不足していたなぁ…」と、今となってはいい思い出です^^;
私のようなことにならないよう、ビジネスマナーを踏まえた例文の書き方とポイントについて、しっかりと押さえておきましょう!
それでは次の見出しで、例文についてお伝えしますね!
目次
ファイル添付して送る際の例文(1通目)
機密性の高いファイルをメールに添付して送る、という状況があるでしょう。
まず、本文中にはファイルを添付している旨を伝えることが大切。
また、ファイルの内容についても、簡単に触れておくようにしましょう。
- 〇〇の見積
- 〇〇の説明資料
などのような文言ですね。
必要な情報を明記し、相手に失礼がないよう配慮してメールを作成しましょう。
それでは例文をお伝えしていきます。
株式会社〇〇
〇〇 〇〇 様
いつもお世話になっております。
株式会社ビジマナねっとの山田でございます。
先日お問い合わせをいただきました××プロジェクトの参加者名簿の件ですが、添付ファイルにて送付いたします。
ファイルのパスワードは、後ほど別メールにてお知らせいたします。
よろしくお願い申し上げます。
株式会社ビジマナねっと
営業部 山田 一郎
〒123-4567
東京都目黒区××××1-23-234
TEL:03-××××-××××
メール:××××××@×××.co.jp
件名にも配慮をすると、相手に親切です。
【資料添付】・【添付資料あり】などのように、添付ファイルがある旨を明記すると、より見落としが少なくなるでしょう。
さらに、例文の件名のように、商品名など内容にも触れておくと、何に関するメールかがパッと見て分かりやすくなりますよ!
また、添付ファイルのパスワードを別送する旨を伝えましょう。
といった文言を記載してくださいね。
基本的な添付ファイルのメール内容は、これでOKでしょう^^
続いてはパスワードの情報を伝える必要があります。
どのような文面にすればよいのでしょうか?
次の見出しで例文をご紹介していきますね。
パスワードを伝える際の例文(2通目)
重要な資料であったり、個人情報が含まれるファイルの場合は、パスワードを設定して送りますね。
情報漏洩を引き起こせば、賠償責任など重大な問題と発展する可能性があるので^^;
先程のメールでは、添付ファイルと共にパスワードをかけている旨を伝えました。
では、パスワードをお知らせするメールは、どのような文面にすればよいのでしょうか?
そこで、パスワードをお知らせする例文をご紹介します。
株式会社〇〇
〇〇 〇〇 様
お世話になっております。
株式会社ビジマナねっとの山田でございます。
先程ご連絡をした××プロジェクトの参加者名簿のファイルについて、パスワードをご案内いたします。
パスワード:ABCDEFG
よろしくお願い申し上げます。
株式会社ビジマナねっと
営業部 山田 一郎
〒123-4567
東京都目黒区××××1-23-234
TEL:03-××××-××××
メール:××××××@×××.co.jp
このようにパスワード付きのメールを分けて送ることで、情報漏洩のリスクを下げることができます。
あなたが機密情報入りのファイルを送る場合には、ぜひ頭に入れておいてくださいね!
ここまでファイル添付時の基本的な例文(1通目)と、パスワードを知らせる例文(2通目)についてお伝えしてきました。
ちなみに、パスワードを設定した添付ファイルを送る上で意識すべきことがあります。
頭に入っていないと、相手に迷惑をかける可能性も(;_;)
相手に迷惑をかけないよう、次の見出しの内容もしっかりと踏まえてくださいね!
メールとファイルを別送する場合に意識すべきこと
メールとファイルを別送する場合には、どんなことを意識すべきなのでしょうか?
それは・・・
- メールとファイルを別送する意味を理解しておく
- ファイルサイズに注意する
それぞれについて見ていきましょう!
① メールとファイルを別送する意味を理解しておく
機密性が高いファイルを添付する場合には、パスワードを設定して送ることが大切。
そして、先ほど紹介した例文のように、メールを分けて2通送るようにしましょうね。
ですが、なぜわざわざ別メールで送るのでしょうか?
別メールで送るという行為の目的は、重要ファイルの漏洩を防ぐということ。
もし機密情報が入った添付ファイルを誤送信した場合でも、パスワードのメールを後から送れば、ファイルの中身を見られることはありません。
しかし、もしもパスワードを設定せずに、送る相手を間違えて送信してしまった場合・・・
第三者に機密情報が渡ってしまうことに(;_;)
さすがにメールを2通連続で、相手を間違えて送ることは、そうないでしょう。
つまり、添付ファイルにパスワードを設定するのは、人為的なミスを防いでセキュリティ情報を守る役割があるのです!
② ファイルサイズに注意する
添付ファイルサイズにも、注意をすることが大切です。
「サイズって何か関係あるの?」と思ったあなたは注意!
ファイルサイズが大きいことによって、相手に迷惑が掛かる可能性があります。
具体的には・・・
- 相手がメールを受信するのに時間がかかる
- メール自体が届かない場合がある
受信する側にこのような弊害があるのです。
どこまでのサイズがよいかの目安としては、3MB(メガバイト)以下の容量にすること。
一般的なWordやExcelファイルであれば、問題はないでしょう。
ただし、画像が多いPowerPointやPDFのファイルは、この容量を超える可能性があるので要注意です。
容量が膨大であれば、ファイルを圧縮する、もしくはファイル転送サービスを使うという手があります。
もしもこのような場合には、あなたの会社の推奨サービスについて、周囲の先輩や上司に相談することがオススメ。
会社の先輩や上司も、同じことで悩んだことがあるはずなので、よい解決策を提示してくれるでしょう^^
以上の2点に気を付けて、メールとパスワードを別送で送るようにしましょうね!
まとめ
メールとファイルを別送する際のポイントについて、振り返っておきましょう。
重要ファイルの漏洩リスクを抑える
最近はセキュリティ対策として、パスワード付きのファイルを添付するケースが増えてきているのが現状。
その理由としては、人為的なミスを防いでセキュリティ情報を守るためです。
以上のことから、
- 1通目:パスワード付きのファイルを添付したメール
- 2通目:パスワードを伝えるメール
と分けて送るようにしてくださいね。
あなたなりに例文をアレンジして、ビジネスマナーを意識した対応をしていきましょう!
1通目と2通目を分けて送る例文が、とても為になりました。
パスワード付きの添付ファイルを送ることが今後も出てくると思うので、参考にさせていただきます。
分かりやすい解説と例文ありがとうございました!
たきの さん
コメントをいただきありがとうございます。
ブログ管理人のニシです。
機密性の高いファイルを送信する際には、ぜひ参考にしてくださいませ。
使いやすいようにアレンジしてご活用いただければ幸いです。
2通に分けて送信するのは良いけれど、送信相手を(例えば相手からの返信とかで)指定している場合には、2通の排他独立性が保てているとは思えず、同一メールに記載するのとの違いが明確になりません。逆に相手先をそれぞれ手入力するのは誤送信リスクが大きいと思われます。暗号化文書とキーワードを別にというなら、送信手段を別なものにしないと効果がないのではないでしょうか?
コメントをいただきありがとうございます。
ブログ管理人のニシです。
本記事では、人為的なミスを防ぐ意味でメールを2通に分けて送信する方法をご紹介しております。
あるぢゃさんのおっしゃる通り、送信手段を別にする方が効果的です。
ビジネスチャットやSNSなどを使用できる環境であれば、より排他独立性が保てると思います。
ブログ管理人 ニシ