仕事に就く前に、募集要項の確認や顔合わせによって、ある程度の仕事内容を把握していたでしょう。
ですが、いざ仕事を始めてみたら食い違いがあったと言うケースがあります。
いわゆるスキルのミスマッチという状態。
そうなれば、次のような悩みが出てくると思います。
例えば、
- 最初に聞いていた話と仕事内容が違う…
- 単に自分のスキル不足なのだろうか…
- この状態が続くようなら、辞めることも考えたい…
のようなことですね。
派遣でミスマッチが生じて辞めたい場合、どうしていけばよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
辞めたい場合の原因と対処法
単にミスマッチと言っても、原因は一つではありません。
主な3つの原因について、それぞれお伝えしていきますね!
ただし、原因を知ったところで、何もしなければ辞めたい状況は変わりません。
そう、行動に移す必要があるということ。
そこで、今後の対処法についても、把握しておきましょう!
まずは、ミスマッチの原因についてお伝えしていきますね。
目次
ミスマッチの原因は主に次の3つ
スキルのミスマッチには、どんな原因があるのでしょうか?
主な原因が以下の3つ。
それが・・・
- 自分のスキル不足の問題
- 募集要項に書いてあった仕事と異なる
- 派遣先と派遣会社の打ち合わせが不十分
それぞれについて見ていきましょう。
自分のスキル不足の問題
スキル不足ということは、あなたの実力が足りていなかったということ。
問題なくできる仕事だと思って就業したものの、苦戦をしていることでしょう。
また、派遣先が求める仕事レベルが高すぎる場合もあります。
そのため、必ずしも悲観的になる必要はありません。
スキル不足の場合には、派遣先が求めるレベルまでスキルを向上させることができるように、努力しましょう!
募集要項に記載されていた仕事と異なる
募集要項と異なる仕事の可能性があります。
例えば・・・
- 仕事量が多い
- やることが多岐に渡る
- 仕事内容が違う
などですね。
特に仕事内容が違う場合には、スキルのミスマッチが起こりやすいと言えます。
電話対応をしなくてもよいと思ってデータ入力の仕事を選んだものの、いざ働いてみたら電話対応も必須だった、などの場合です。
思っていた仕事と完全に同じというのは、現実的になかなか難しいもの。
ですが、あまりに違う場合には、今後のことを考えた方がいいです。
派遣先と派遣会社の打ち合わせが不十分
あなたに仕事の紹介をする前に、派遣会社の営業担当者が派遣先に出向いています。
その際に、仕事内容・仕事量・派遣社員が必要なスキルなどについて確認しているはず。
ただし、この段階で打ち合わせが不十分だと、スキルのミスマッチが起きてしまう可能性があります。
つまり、あなたの知らないところで、スキルのミスマッチが起きているということ。
こればかりは、どうしようもないですね^^;
このように、相手側の問題であったとしても、派遣会社の営業担当者にあからさまなクレームを述べることは控えましょう。
クレームを言ったところで、現状が変わることはそうないはずなので・・。
「今後このような事が起こらないようにしていただけたら…」くらいに留めておくのが無難です。
ここまでミスマッチが起こる3つの原因について、お伝えしてきました。
いずれにせよ、あなた1人ではミスマッチの原因や内容について解決することは、相当難しいもの。
では、ご紹介したようなミスマッチが起きていれば、どうしていけばよいのでしょうか?
次の見出しでお伝えしていきますね。
ミスマッチが生じた場合は早めに相談すること
派遣でミスマッチの原因が分かっても、そのままだと辞めたい状況は何も変わりません。
では、そんな場合にはどうすべきなのでしょうか?
まずやっておくべきなのが・・・
派遣会社の営業担当者に相談すること
派遣会社の営業担当者は、あなたと派遣先を仲介する役割を担っています。
そのため、派遣先に直接言うのではなく、派遣会社に相談した方が状況の改善が見込めるでしょう。
相談する際には、ミスマッチが起きていることを報告し、
- 自分自身の問題なのか
- 仕事内容が想定と異なるのか
を伝えてくださいね。
問題の改善を目指すためには、原因を自己分析しておくことが非常に大切です。
原因が分からなければ、派遣会社の営業担当者自身も手の打ちようがなくなってしまうので・・。
どんなことでミスマッチが起きているのかを伝え、今後どうすべきかを相談しましょう。
そうすれば、辞めたい状況が解消される可能性がありますよ^^
また、相談することによって、そのまま仕事を続ける場合でも辞める場合でも、あなたの身を守ることにつながります。
以上のような理由から、ミスマッチが起きた時は、派遣会社の営業担当社員に相談することを頭に入れておいてくださいね。
環境が改善すれば、おおよその問題が解決する可能性は高いでしょう。
ですが、それが難しい場合もありますね・・。
状況が改善されない場合には、今後どうしていけばよいのでしょうか?
次の見出しで1つ目の対処法について、見ていきましょう。
次の契約を更新しない
まず1つ目の対処法は、次の契約を更新しないという方法。
契約満了まで何とか頑張るパターンです。
もし契約期間内で辞めると、デメリットが多いもの。
そのため、契約期間を満了して終える方法が一番スムーズです。
現在の契約期間を満了するわけですから、ルール上何も問題はありません。
派遣会社の担当者から、特に契約を更新してほしいと話が来なければ、期間になればそこで終了です。
ですが、もしかすると、契約を更新してほしいと話をされるかもしれません。
その場合には、契約を更新しない旨をきちんと伝えましょう。
理由としては、「契約期間が満了するので、更新を希望しません」という内容でOKです。
もし細かく聞かれた場合には、本当の理由を話しても問題ありません。
ただし、次の仕事も同じ派遣会社を利用する場合には、ある程度理由を話しておいた方が次につながると思います。
次回の派遣先でも辞めたい状況になったら、悲惨ですからね・・。
そのため、
- 次は~な条件の派遣先がいい
- 次は~な派遣先は避けたい
といったことを頭に入れておくことをオススメします!
それでも、契約期間満了まで我慢が出来ないという場合もあるでしょう。
このような場合には、どうすればよいのでしょうか?
続いては2つ目の対処法について、見ていきましょう。
契約の途中で辞める
問題のある手段ではありますが、ミスマッチで耐えられないという場合にはやむを得ません。
契約期間の満了を待たずして辞める場合には、派遣会社と派遣先の両方に迷惑がかかります。
万が一、問題のある派遣社員と認識されてしまえば、派遣会社から今後新しい仕事の紹介を受けられなくなる可能性もあります。
また、派遣先からは厳しく叱責されることもあるでしょう。
そのため、契約期間の途中で辞めることはオススメしません。
ですが、デメリットや今後のリスクも承知の上で、「どうしても辞めたい」という場合もあると思います。
その場合には、辞める理由をきちんと派遣会社の営業担当者に伝えてくださいね。
理由を伝える際には、
- 私の力不足で〜
- 私が至らないばかりに〜
という言い回しをすると、波風が立ちにくいですよ。
へりくだった言い方をすることによって謙虚さを交えることができ、マイナスの印象を与えにくいです。
ぜひ意識して活用してみてくださいね!
もしかすると、ミスマッチという直接的な理由を伝えにくい場合もあるかもしれません。
そんな場合には、他の理由で伝えてもよいでしょう。
⇒ 派遣会社に辞める旨を伝える電話|理由と言い方を押さえて穏便退職【例文あり】
契約の途中で辞める場合には、より丁寧な言い回しを心掛けていきましょう!
まとめ
派遣でミスマッチが起きて辞めたい場合について、振り返っておきましょう。
① 自分のスキル不足の問題
② 募集要項に書いてあった仕事と異なる
③ 派遣先と派遣会社の打ち合わせが不十分
どの原因に当てはまっているのかをしっかりと認識しておきましょう。
原因を認識できていなければ、今後の対策ができないので・・。
ただし、③のように完全に相手側の問題である可能性もあります。
派遣先と派遣会社間の問題の場合です。
このような場合には、改善が非常に困難であることを頭に入れておきましょう。
もしも、ミスマッチが起きて辞めたい状況の場合には、派遣会社の営業担当者に相談しましょう。
それでも環境が改善されない場合の主な対処法は以下の2つ。
それが・・・
- 次の契約を更新しない
- 契約の途中で辞める
可能であれば、契約期間を満了して次の契約を更新しない方法を取りましょう。
ただし、これ以上働くのは無理だから「すぐに辞めたい」という場合もあると思います。
その場合には、派遣会社と派遣先の両方に迷惑を掛けることを肝に銘じておきましょう。
派遣のミスマッチが起きてしまった場合でも、あなたがやるべきこと・やれることをしっかりと行ってくださいね!