派遣社員のままだと、将来的な不安が大きいですよね。
いつ仕事が途切れるか分からないし、いつまで続けられるのかと思ってしまうでしょう。
そのため、正社員になるチャンスがあれば、ぜひとも掴みたいもの。
ですが、乗り越えなければいけないのが履歴書の作成です。
中でも志望動機の内容は、かなり悩んでしまいがちな項目。
派遣社員から正社員になる際の履歴書の書き方において、志望動機部分はどう書けばよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
志望動機を書く際の3つのポイント
職歴や自己PRなどが完璧でも、志望動機が曖昧だと不採用に至る可能性が高くなります。
そのくらい志望動機は非常に大事な項目ということ。
正社員ということは、企業からしてみると長期で雇うわけです。
そのため、適当な人やすぐに辞めそうな人は、採用を控えます。
リスクが高い人はわざわざ雇いたくないですから、当然のことですよね^^;
そうならないためには、相手(会社)側のことを意識するのが大切。
本記事では、派遣社員から正社員を目指す場合の志望動機の書き方について、例文を交えて紹介していきます!
まずは、志望動機で意識すべきポイントから見ていきましょう。
目次
履歴書の志望動機で意識すべき3つのポイント
志望動機は企業側が非常に関心を持っている部分。
履歴書に志望動機を書く際には、どんなことを意識すればよいのでしょうか?
特に注意すべき点が次の3つ。
それが・・・
- 正社員で働きたいと思った理由を盛り込む
- なぜこの会社に入りたいのかを盛り込む
- なぜその職種を志望するのかを盛り込む
それぞれについて見ていきましょう。
正社員で働きたいと思った理由を盛り込む
まず大事になるのは、あなたが正社員になって働きたい理由。
ここが明確でないと、履歴書のその他の項目が完璧でも、あなたの熱意に説得力が生まれません。
そうならないためには、派遣社員のままでは達成できないことを記載するようにしましょう!
例えば、
- 正社員でしかできない仕事をしたい
- より責任感を感じることのできる仕事をしたい
- 派遣社員のままでは、やれることが限られる
などですね。
正社員と派遣社員の違いを具体的に説明したり、正社員にしかない部分に惹かれた旨をPRするとよいでしょう。
向上心が伝わるような内容を意識してくださいね!
なぜこの会社に入りたいのかを盛り込む
相手からすれば、数多くの会社の中から、なぜ自分の会社を選んだのかが非常に気になるところ。
その会社を選んだ理由を明確に答えることで、説得力が生まれます。
さらに、会社のことをリサーチした内容を記載すれば、熱意とやる気をアピールすることができますよ^^
理由付けの際は、その会社の特徴や独自で行っていることに関連させるのがよいでしょう。
そうしなければ、「他のところでもよいのでは?」といった旨の質問が来た時に切り返えせなくなってしまうので…。
差別化した理由が思い浮かばないということもあると思います。
「他の会社にも該当するよなぁ…」という場合です。
その場合には、理由を2つ以上組み合わせると、オリジナルな文章を作りやすいですよ!
志望する会社ならではの理由付けを必ず意識しましょう。
なぜその職種を志望するのかを盛り込む
会社を目指す理由と同様、その職種を志望する理由も重要。
会社のブランドや待遇面で選んだと思われないようにしてくださいね。
自分の体験やスキルと関連させるような内容を作成しましょう。
そうすると、具体的かつ違和感のない志望動機になりますので。
「私には~の経験・スキルがあります」
↓
「そのため、〇〇の職種を志望します」
といったように、論理性を意識してくださいね。
そうすることによって、筋の通った志望動機になりますよ!
ここまで、志望動機を書く際の3つのポイントをご紹介してきました。
ただし、避けるべき項目もあります。
これを入れてしまうと、印象が悪くなりやすいという点も頭に入れておくことが大事。
次の見出しで詳しく見ていきましょう!
志望動機に待遇面を入れるのはNG
誰しも待遇面のことは気にするもの。
働く以上、待遇が良いにこしたことはありませんよね。
ですが、待遇面のことを志望動機に書くのは避けること。
例えば、
- 給料がいいから
- 休みを取りやすい環境だと思ったから
などのような内容ですね。
このようなことを書くと、相手に悪い印象を与えてしまいます。
相手からすれば、仕事よりも待遇面のことが気になっていると思わせてしまうから。
もちろん、本音では待遇面に惹かれることもあるでしょう。
ですが、志望動機に記載することは、止めておく方が無難。
待遇面を書いたことによって選考対象から外れてしまうと、せっかくのチャンスを無駄にしかねません。
志望動機を書く際には、待遇の話は控えること。
どうしても確認したければ、面接時に確認をしてくださいね。
では、実際にはどのように書けばよいのでしょうか?
上記のポイントを踏まえた志望動機の例文をご紹介していきますね。
正社員になるための志望動機の例文
派遣社員から正社員を目指す際の志望動機例をご紹介します。
例文を2つ挙げるので、ぜひ参考にしてくださいませ。
1つ目の例文は、自分のスキルから適性を感じて志望する際の例文です。
今では独自にプログラムを作成できるまでに至りましたが、派遣社員のままでは行える仕事の範囲が限られています。
御社には〇〇分野独自の基盤があり、今までの私の〇〇の経験を活かすことができると考えたため、志望いたします。
派遣社員のままではやれることが限られているために、正社員になりたいという理由を盛り込んでいます。
また、例文のように、自分自身のスキルを紹介してアピールもできると、なおいいですね。
2つ目の例文は、自分の経験に基づいた志望動機です。
前職では昨年の半期中の成績において、社内の営業社員20人中1位を取ることが出来ました。
私はこの経験を通して、さらに高いレベルの数字を追い求めるために、正社員として御社の営業職にチャレンジしたいと考えました。
御社は〇〇業界のリーディングカンパニーであることに加え、成果次第で飛躍的に成長ができることを魅力を感じ、志望しました。
過去の経験(成功談)を交えた志望動機としています。
より高みを目指したいという内容で向上心を示していることも、志望先の会社に好印象を与えるキッカケとなるでしょう。
当然職種によって内容はある程度変わってはきます。
ですが、ご紹介した3つのポイントを踏まえて志望動機を書けば、少なくとも大きく外すことはないはず。
ぜひ意識して志望動機を考えていきましょう!
まとめ
派遣社員から正社員になる際の履歴書について、振り返っておきましょう。
① 正社員になりたいと思った理由
② なぜこの会社に入りたいと思ったのか
③ なぜこの職種に就きたいと思ったのか
派遣社員から正社員を目指すわけなので、面接官はその理由に興味を持っています。
そのため、上記の3つのポイントを踏まえて内容を作成しましょう。
ただし、給料や福利厚生などの待遇がいいから、と言った理由は印象を悪くするのでNGです。
待遇がいいから正社員を志望すると思われてしまうので^^;
志望動機は担当者が間違いなく目を通す部分なので、なるべく思いが伝わる書き方が必要。
作成時には過去の経験やスキルを絡めると、具体性が出て説得力が増します。
担当者の興味を引くことができれば、その後の面接にも有利になりますよ^^
今回紹介した内容を参考に、志望動機を上手に書き、正社員としての採用を勝ち取りましょう!