派遣会社での求人で見かける紹介予定派遣は、結構人気が高いです。
紹介予定派遣は派遣社員として数ヶ月勤めてから、正社員になれる可能性がある制度のこと。
正社員を目指せる上、どんな会社か見極めることができるということで、魅力を感じる方が多いのです。
雇用する側からしても、正社員で雇う前に適正人物か見極められるというメリットがあります。
そういうわけで、通常の派遣よりも採用になるまでのハードルが上がります。
つまり、不採用になる可能性が上がるということ。
そんな時に気になるのが、どんな理由で不採用になるのかですね。
紹介予定派遣で不採用になる理由には、どんなものがあるのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
紹介予定派遣で不採用になる理由7選
紹介予定派遣では、顔合わせ(職場見学)ではなく、面接という扱いになります。
そのため、面接時には企業の担当者から志望動機や今後の展望など、多くの質問を受けることになるでしょう。
面接を通り抜けることができなければ、もちろん採用に至ることはありません。
選考を通過するためには、不採用に至る理由を把握しておくことが大切。
やってはいけないことを避けていれば、おのずと採用に近づくわけですから^^
それでは早速、紹介予定派遣で不採用になる理由を見ていきましょう。
目次
紹介予定派遣で不採用になる理由7選
採用面接において、面接官がどんなことを見ているのかをご紹介していきます。
社会人として最低限のマナーと思える簡単なポイントもありますが、実際にあなたに該当する項目がないかをチェックしてみてくださいね!
紹介予定派遣で不採用になる理由には、どんな項目があるのでしょうか?
主な項目が次の7つ。
それが・・・
- 清潔感に欠ける
- 表情や態度に問題がある
- 会話が成り立たない
- スキル不足と判断された
- 応募の理由(志望動機)がハッキリしていない
- 他の応募者の方がよかった
- 待遇面のことばかり気にする
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
清潔感に欠ける
清潔感は紹介予定派遣だけに関わらず、社会人として非常に大切な要素。
- 髪型
- メイク
- 服装
- 靴
- 匂い
などによって不快な印象を与える可能性があります。
シワのないスーツや磨いた靴など、清潔感のある身だしなみを意識してくださいね!
表情や態度に問題がある
表情や態度の問題である可能性もあります。
例えば・・・
- 笑顔がない
- 目線が泳いでいる
- ヘラヘラしている
- 態度がふてぶてしい
- 姿勢が悪い
といったことによって、マイナスの印象を与える可能性があるのです。
ただし、表情や態度は自分ではなかなか気付きにくい項目。
第三者にチェックしてもらうとよいでしょう。
会話が成り立たない
面接時には、当然面接官から何らかしらの質問がされます。
想定していた質問には準備していた内容をスラスラ答えることができても、想定外の質問に答えられないこともあるでしょう。
いわゆる暗記型の回答をしている場合ですね・・。
また、質問に対して質問で返すなど、会話のキャッチボールができない人もいます。
質問には回答形式でしっかり返すことが常識です。
面接官はきちんと会話ができる人物かどうかを必ずチェックします。
つまりコミュニケーション能力が測られるというわけ。
面接官と会話のキャッチボールを行うことをしっかりと意識していきましょう!
スキル不足と判断された
紹介予定派遣で面接に進むということは、派遣先企業が必要とするスキルや職歴は満たしていると判断されています。
ですが、面接時のあなたの回答次第では、「ちょっと違うな…」と思われることもあります。
もちろん、あなたの純粋なスキル不足であれば、仕方がありません。
ですが、回答の仕方でスキル不足と判断されてしまうのは、非常にもったいないこと^^;
面接官は書類だけでは分からないあなたのスキルや職歴を引き出そうとしてきます。
そのため、面接前には自身の仕事に関する棚卸をしっかりと行いましょう。
棚卸をしておくことで、先方の求めるスキルのことを考慮したアピールができるようになりますよ!
応募の理由(志望動機)がハッキリしていない
実は、紹介予定派遣で仕事を探す方に結構多い原因です。
条件に合いそうだと思って応募したり、仕事が紹介されたから応募したという場合が多いもの。
また、正社員になれれば職種は問わないという思いで応募する人もいます。
つまり、仕事内容や職種のことは後回しにしがちということ。
そうすると、いざ面接となった際に、仕事のビジョンや意気込みが明確に説明できなくなる場合が多いです。
紹介予定派遣では、派遣社員のあとに正社員への道が繋がっています。
そのため、企業側もしっかりとした志望動機を求めてきます。
自分本位の志望動機ではなく、あなたが会社にどう貢献できるのかをしっかりと話せるようにしておきましょう!
他の応募者の方がよかった
紹介予定派遣となると、複数人の応募者がいることが多いもの。
紹介予定派遣では、少しでも正社員として貢献してくれそうな人を採用したいと考えます。
つまり、ライバルが多い場合が多いということ。
そうすると、
- スキルが高い
- コミュニケーション能力が高い
- 面接での印象がよいとか
- やる気がある
- ビジョンがしっかりしている
などで比較をされることになります。
複数人での競争となるわけなので、当然不合格となる人が出てくるわけです。
待遇面のことばかり気にする
面接の最後によくある「何か質問はありませんか?」と聞かれたときに、給料・休み・残業などを詳しく聞きすぎることもNG。
もちろん最近は、ライフワークバランスが重視される風潮があるので、気になって当然です。
しかし、仕事の話以上に待遇面ばかり気にする人は、残念ながら「やる気はあるのか?」とみられてしまいがち。
そのため、気になる気持ちをグッと抑えて、なるべく控えた方が無難です。
待遇面について気になる場合には、事前に派遣会社の担当者に確認しておくのがデキる社会人だと言えるでしょう。
ここまで紹介予定派遣で不採用になる7つの理由について、お伝えしてきました。
あなたに当てはまる項目はあったでしょうか?
もしかすると、あなた自身では気付けていない・意識したことがないという場合もあると思います。
次の見出しでは、どうすれば欠点や短所を自覚出来るのかを見ていきましょう。
どこが悪いのかを把握することが大切
ご自身の過去の面接経験の中で、「この点は良くなかった…」と思い出した点はありましたか?
「振り返ってもわからない・・・」ということであれば、派遣会社の担当者に相談してみるとよいでしょう。
派遣会社の担当者は多くの派遣社員を見てきているので、あなたのどこが悪いのかをチェックしてくるはず。
さらには、アドバイスをもらえることも多いですよ!
でも、そこで悩みがちなのが相談の仕方。
どんな風に相談すればよいか、例をご紹介しますね。
第一印象について聞いてみる
初対面の方からたまに暗いと言われることがあります。
初めて会う方に対してはすぐ緊張してしまうので、なかなか笑えないのは自覚していますが…
私と初めてお会いした時に、暗いという印象はありましたか?
話の中に、
- 周りから指摘されたことがある
- 自分自身で何となく感じる
という内容を入れて聞くと、相手が答えやすくなるでしょう。
ぜひ意識して聞いてみてくださいね。
会話が面接官とかみ合っているか気になる
面接で聞かれたことにきちんと答えることができているか、毎回不安に感じます。
〇〇さん(派遣会社の担当者)は私と話していて、会話が噛み合わないと思うことはありますか?
今後の面接の参考にしたいので、教えていただきたいです。
相手は人の悪い点を指摘しようとするのは、なかなか気が引けるもの^^;
ですが、悩んでいるから意見が聞きたいと求めれば、相手は答えやすくなります。
意見を求めるような聞き方を意識しましょう!
志望動機を明確にしておく
面接時に志望動機をしっかりと話すことができるよう、A社(派遣先)のことを色々と調べてみました。
私は~な部分が非常に魅力的だと考えていますが、〇〇さん(派遣会社の担当者)の視点では、どんな部分が魅力的な会社だと思いますか?
通常の派遣の仕事であれば、志望動機はさほど重要視はされません。
しかし、紹介予定派遣では志望動機はしっかりと準備しておきたいもの。
志望動機を考えるには、その会社がどんな会社か知っておくことが大事です。
まずは、自分で可能な限り調べて、派遣会社の担当者からも情報を得るとよいでしょう。
待遇面のことが気になる
待遇面に関しては、あなたが気になることをストレートに聞きましょう。
例えば、
- 残業について
- 給料について
- 休みのことについて
などです。
ただし、意識したいことがあります。
それは、面接が行われる前に派遣会社の担当者へ確認すること。
派遣会社の担当者が分かる範囲で教えてくれるでしょう。
気になっていること・疑問に感じていることを事前に聞いて、モヤモヤを解消しておいてくださいね!
まとめ
紹介予定派遣で不採用になる理由について、振り返っておきましょう。
① 清潔感に欠ける
② 表情や態度に問題がある
③ 会話が成り立たない
④ スキル不足と判断された
⑤ 応募の理由(志望動機)がハッキリしていない
⑥ 他の応募者の方がよかった
⑦ 待遇面のことばかり気にする
紹介予定派遣では、通常の派遣の顔合わせ(職場見学)よりも採用のハードルが上がります。
顔合わせではなく、面接という名称ですしね^^;
企業側は将来的に正社員として雇うことを考えています。
派遣先企業側は、問題がない人物か、企業に貢献してくれそうな人物かをしっかりと見極めたいのです。
そのため、不採用になる確率はどうしても上がるというわけ。
上記の不採用になる理由の項目で当てはまるものがあれば、あなたの受け答えや考え方を一度振り返ってみましょう。
不採用に至ってしまう原因を解消し、紹介予定派遣での採用を目指しましょう!