相手に電話をしたけれども、つながらない場合がありますね。
電話だとお互いのタイミングが合致しなければならないため、スムーズに連絡が取り合えないことも・・。
そんな場合に便利なのがメール。
ただし、「電話が繋がらなかったから、メールしました。」という内容をメールで上手く伝えるのは、意外と難しいもの。
「折角電話したのにいなかった。だから仕方なくメールした。」という、失礼なニュアンスで伝わってしまってはマズいですよね^^;
電話で不在時のビジネスメールは、どんな内容にすればよいのでしょうか?
そこで今回お伝えするのが・・・
スムーズなやり取りにつながる例文
急ぎの対応でなければ、メールだとお互いの都合のよいタイミングで用件を確認できます。
- メールで伝えることも可能な内容である
- メールを送ることで、次回の電話の際にスムーズに話ができる
- 大まかな内容だけ先にメールをしておこう
このように、電話とメールを上手に併用するとよいですね!
「不在だったので、メールを送りました」という内容を上手に伝えるには、どのような文言を使うのがいいのでしょうか?
社内の方へ送る場合と社外へ送る場合について、それぞれご紹介していきます!
まずは、社内の方へ送る例文から見ていきましょう。
目次
【社内】電話で不在だった場合のメール連絡の例文
電話をしたが、相手が不在だった・・。
日常的に多々あるパターンですね。
まずは、社内の方へ送る場合の例文について見ていきましょう!
〇〇 課長
お疲れ様です。
山田です。
先程お電話をさせていただきましたが、お忙しいようですので、取り急ぎメールにて失礼いたします。
△△プロジェクトの発表資料に関する件です。
商品の仕様の箇所について、記載すべきか否か判断に迷っているため、ご相談させていただきたいと思います。
本件につきまして、改めてお電話させていただきます。
よろしくお願いいたします。
山田 一郎
改めて電話をする場合、もしくはメールで用件を全て伝える場合があると思います。
いずれの場合も、どんな用件なのかを伝えることが大切。
相手が理解しやすいように、要点を端的に述べるようにしましょう!
ちなみに、社外の方に送る場合はどうなのでしょうか?
次の見出しで見ていきましょう。
【社外】電話で不在だった場合のメール連絡の例文
社外の方へ送る場合には、よりビジネスマナーを意識した内容にすることが大切。
件名・宛名・挨拶文などの書き方には、十分注意を払ってくださいね。
以上を踏まえた上で、例文を見ていきましょう。
〇〇株式会社
営業部 〇〇 〇〇 様
平素より大変お世話になっております。
株式会社ビジマナねっとの山田でございます。
打ち合わせの件で、先程お電話をさせていただきましたが、ご不在でしたのでメールにて失礼いたします。
次回の日程の件ですが、来月の半ば頃はいかがでしょうか。
ご都合のよろしい日時について、2〜3の候補日を挙げていただければ幸いです。
お手数をお掛けしますが、よろしくお願い申し上げます。
株式会社ビジマナねっと
営業部 山田 一郎
〒123-4567
東京都目黒区××××1-23 ○○ビル5F
TEL:03-××××-××××
FAX:03-××××-××××
メール:××××××@×××.co.jp
一度電話をしたけれどもつながらず、メールで連絡した旨を伝えましょう。
そして、
- お忙しいようですので
- ご不在でしたので
のように相手の状況を考慮した文言を入れてくださいね!
続いては、こんなフレーズを入れるとNGという内容も頭に入れておきましょう。
あなたがマナー違反にならないよう、NGフレーズも把握してくださいね。
次の見出しでお伝えしていきます。
こんなフレーズはNG!
どんなフレーズが入ると、マナーとしてよくないのでしょうか?
具体的には、次のようなフレーズ。
それが・・・
- 電話に出なかったので
- つながらなかったので
これらのフレーズを入れてみたのが下記の文章です。
先程お電話(ご連絡)をさせていただきましたが、電話に出なかったので(電話がつながらなかったので)、メールにて失礼いたします。
いかがですか?
先程の例文と、かなり印象が違うのがわかりますね・・。
上記のような言い回しは、「電話に出なかった」相手に非があるような印象を与えます。
これだと相手に失礼になるので、気を付けましょう。
確かに出なかったのは事実ですが、相手に気遣いをするのがマナー。
前章で使った「お忙しいようですので」「ご不在でしたので」という文言で、文章を作成してくださいね。
ここまでメールの例文とNGフレーズについて見てきました。
ですが、あなたがメールを送る場合には、例文をそのまま使うわけにはいきませんね^^;
どんなポイントを意識すればよいのでしょうか?
次の見出しで意識すべきポイントを見ておきましょう!
メール連絡において意識すべき3つのポイント
メールを送る際には、どんなことに意識すればよいのでしょうか?
特に大事なのが次の3つのポイント。
それが・・・
- メールでの連絡になったことを伝える
- 相手に非がある伝え方はNG
- 電話で事前に伝言を残すこと
それぞれについて、詳しく見ていきましょう!
メールでの連絡になったことを伝える
メールよりも電話で直接用件を伝えた方が、誤解が生じにくいです。
お互いにコミュニケーションが取れるので。
以上のことを踏まえた上で、メールで連絡しましたという旨を入れましょう。
「先程お電話しましたが、お忙しいようですので(ご不在でしたので)、メールにて失礼いたします。」
などの文言ですね。
相手に非がある伝え方はNG
前章でもお伝えしたように、「電話に出なかった」「つながらなかった」といった、いかにも相手に非があるような文言はNG。
相手が電話に出られなかった状況であったことを考慮しましょう。
あなたも、電話に出られない状況であることがありますよね。
相手のことを気遣いできるのが、デキる社会人のマナーですよ!
電話で事前に伝言を残すこと
個人の携帯電話に連絡した場合は、留守番電話に「メールで連絡する」旨のメッセージを残しておきましょう。
また、会社に電話した場合は、電話の受け手の方に対して「メールでご連絡する旨をお伝えください」と伝言を残します。
どうして伝言を残しておくべきなのでしょうか?
それは、メールを読む前に折り返しの電話がかかってくることを防ぐため。
先に折り返しの電話がかかってくると、メールを送った意味が薄くなってしまいますよね^^;
一言メッセージを残しておくだけで、その後のやり取りがスムーズに運びます。
ぜひ意識しておきましょう!
まとめ
電話で不在時のメールについて、振り返っておきましょう。
① メールでの連絡になったことを伝える
② 相手に非がある伝え方はNG
③ 電話で事前に伝言を残すこと
相手に電話がつながらず、メールで連絡をする場合には、相手への気遣いを忘れないこと。
「電話に出なかったので」「つながらなかったので」など、相手に非があるような文言で記載するのは、やめましょう。
あなたが忙しい中時間を作って電話をしたとしても、相手も似たような状況かもしれません。
そのため、「お忙しいようですので」「ご不在でしたので」といった文言を使いましょう!
言い回し一つで、印象が変わりますので^^
また、メールを送る前に伝言を残すことも大切。
個人の携帯電話の場合は留守番電話に、会社の場合は電話を受けてくれた人に伝言をしておきましょう。
そうすることによって、相手がメールを読む前に、折り返しの電話がかかってくることを防ぐことができますよ^^
3つのポイントを頭に入れて、スムーズなやり取りで対応していきましょう!
⇒ ビジネスで用いる留守電メッセージ|例文3パターンを活用して丁寧な対応を
大変参考になりました。後輩の新人教育でどのように伝えたらよいかちょっと悩んでいた部分がありまして、こちらのブログの内容を参考にさせていただきます。
一点、例文の内容がビジネスメールにしては砕けた文章だったなぁというところが気になりましたが、新人教育ですので親しみやすいなぁと思った次第です。
てぐのん さん
コメントをいただきありがとうございます。
ブログ管理人のニシです。
本記事の内容を参考にしていただけるとのことで、私自身も嬉しく思います。
例文は使いやすいように適宜カスタマイズしていただけると幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
現在、入社前のマナー研修で電話対応を勉強しています。
不在時のときの方法が分からなくて、このサイトにたどり着きました。
不在時にメールを送るときは、事前に相手に向けて伝言を残すことが必要と知り勉強になりました。
ふじ さん
コメントをいただきありがとうございます。
ブログ管理人のニシです。
社会人になる前に勉強されているようで、ふじさんはとても意識が高いですね。
事前に相手に向けて伝言を残すことによって、相手に丁寧な人である印象を与えることもできるので、ぜひ試してみてくださいませ。